花瓶一斉避難
花を一輪活けるだけで心華やぐという 小さなシアワセ運動 を提唱したのは2週間くらい前だったろうか。
そしてあの地震から一週間が経った。
あの日、ほうほうのてい で家に戻ったときに幸いに家の中の被害はあまり大きくなかった。
でも棚に置いた花はビアグラスごと床に落ちていて ああ、グラスも割れてしまったのだろう と思った。
しかし奇跡的にそのビアグラスは割れておらず、直ちに拾い上げて水を入れて花を救った。
その後も余震が頻発したので棚の上などには置いておけず、グラスや花瓶が滑り落ちない安全な場所に置こうと思って部屋中を眺め回した。
眺め回した結果、花瓶などを置くのに一番安全だと思われたのはキッチンのシンクの中だった。
これならいくら揺れても床に転げ落ちる心配はない。
心配はないが、花を愛でるとか鑑賞するという感覚とはちょっと違う気がする。
でもこの余震が続くご時勢、いたしかたあるまい。
可愛い子犬を檻のなかに閉じ込めておくような感覚と似ている。
ウーム と腕を組んでうなってしまった。
そこで在宅時には然る場所に置いて、外出するときにシンクに入れていくことにした。
そんな訳で外から戻るとシンクにある花瓶の水をついでに入替えて棚に置いて、外出するときにはまたシンクに戻すという生活が続いている。
さてこの前、自転車のことで相談にうかがった あしびなさん から、
震災後のこういうしんどいムードを花の写真で盛り上げませんか
というご提案を頂戴して、あしびなさんのHPにて花咲ジジイの撮った写真を掲載していただく運びとなった。
手始めに何点かの写真を選んでみた。
これまでのストックの中からということなので、必ずしも季節的にドンピシャであるとは限らない。
でも花を一輪活けるのもなかなか難しいというばあいは、せめて写真でも見て心和ませていただければと思う次第であります。
よろしければご覧になってみて下さい。
日本一親身になってくれる自転車屋さんあしびな。
自転車をどこで買おうかなと迷っている方がいらっしゃれば一度覗いてみると良いと思います。
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