イタドリの恐ろしさについて書いたのは6月7日だったか。
その旺盛な繁殖力は確かに脅威である。
しかし日本ではイタドリの天敵であるイタドリマダラキジラミのお陰でまずまず均衡が保たれているというのはこの前書いたとおりである。
でもイタドリってそんなに見掛けるかしら・・・?
そう思った方は案外スルドイかもしれない。
僕自身、目をつぶってイタドリが都内のどこに生えているかつらつらと思い出すに、そう幾つも思い出せない。
これは都電荒川線の線路脇。
そうそう、こういう線路脇なんかで良く見掛けるんだよね。
今日は用事があって小田急線に乗った。
成城学園前駅で降りたかった。
僕が小田急線沿線に住んでいた昔は各停、準急、急行などロマンスカー以外は何でも成城学園前駅には停車した。
なので、なんの迷いもなく新宿から発車寸前の電車に飛び乗った。
下北沢で停まって、次は成城学園前のはず。
車窓から千歳船橋近辺を通過するのが見えたので降車する準備をするために席を立った。
成城学園前駅が近づいてくる・・・・・
そして車両はスピードを一切緩めることなく成城学園前駅を通過した。
!!!!なんだー!!!??
どうやら僕の知らないうちに成城学園前駅を通過するダイヤができたらしい。
困った。
じゃぁ、次の登戸で降りてUターンするしかあるまい。
やれやれ・・・
そう思っていたらば登戸も通過。
いったい何が起きているのだ?
電車の運転手が心臓発作でも起こしたのか?
イヤ、どうやら快速急行とかいう電車に乗っているらしい。
しかも新百合ヶ丘まで停まらないらしい。
幸いに時間に余裕をもって家を出たので遅刻はせずにすみそうだ。
しかし、お昼は「椿」というとんかつやさんで・・・と思っていた目論見が見事に破綻した。
あっ、話が随分逸れてしまった。
実はまったく停まる気配のない小田急線快速急行の車窓から外の景色を焦りつつ眺めていたのだけど、イタドリは目に入らなかった。
その代わりに圧倒的に目に付いたのはクズだった。
そうなんだよねー、クズもなかなかの問題児なんだよねー。
間違った電車に乗って焦っても、楽しみにしていたとんかつを逸しても、こうやって植物観察する姿勢は常に失わない。
我ながらなかなか見上げた花咲根性である。
2 件のコメント:
JIJI様
新宿の次が新百合ヶ丘だなんて...
忙しい時代になったのですね
ところで"椿"
若い頃、
あの肉厚ジューシーさくさくのために
ちょっと節約したりして
イソイソトお店に向かったことなど思い出してしまいました
懐かしいなあ~
あっ!
イタドリやクズの根性のお話でしたね
植物ではありませんが
"椿"の名に免じて、お許しください
匿名さん
コメント有難うございます。
お察しの通り「とんかつ」好きです。
色んな場所で食べていますが、この椿はなかなかのものと思っています。
土日はライスなどは別注文になって高くなりますが、平日ランチであれば比較的お手ごろ価格で美味しいとんかつが頂けるので、僕はもっぱら平日ランチ派です。
コメント欄なら植物の話題からも堂々と逸れることができますね(??)
コメントを投稿