去年の今頃だったろうか、ある友達(女性)から電話があった。
「チョコレートコスモスって知ってる?子供が、チョコレートの香りがするからチョコレートコスモスって言うんだって教わってきたんだけど・・・」
正直に告白する。
僕はそのときチョコレートコスモスを詳しく知らなかった。
名前は聞いたことがあったし、見たこともあった。
それ以上でもそれ以下でもなかったのだ。
そこへもってきて、ニオイのことを尋ねられたのでちょっと面食らったのだ。
正直に告白する。
僕はチョコレートコスモスの名の由来は、花びらの色がチョコレートを連想させる濃い赤だからだと思っていた。
英語でもチョコレートカラーといえば、概ねこういう色を指すのだと思う。
ニオイのことなんてこれっぽっちも知らなかった僕は、
「チョコレートのような色をしているからチョコレートコスモスなんじゃないかなぁ」
といけしゃーしゃーと答えたのであった。
なんと恥ずかしい。
ついこの前、とある花屋さんでそのチョコレートコスモスが置いてあったので、思わず鼻を近づけてクンクンと香りを嗅いでみた。
すると、なんということでしょう
本当にチョコレートっぽい香りがしたのだ。
へー、っという感嘆の気持ちと、昨年知らずに知ったかぶりをして答えた自責の念がこみ上げてきた。
しかし、なんでまたチョコレートなのか?
不思議じゃぁないか。
花がなんで香りを放つかといえば、花粉を媒介する虫たちをひきつけるためだ。
チョコレートに特に反応する虫っていうのがいるってことか?
自分の無知を反省するとともに、自然界に存在するチョコレート臭の不思議について深く考えてしまう一件でありました。
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