2011年10月8日土曜日

のびのびと・・・


今日も晴天、気持ちの良い一日だった。

3連休ということでお出掛けの方も多いのではないだろうか。

僕は今日と明日は仕事があるので、せめて連休最終日の月曜日くらいはどこかへ出掛けようかと思っている。

近場の山を歩くか、自転車で荒川もしくは多摩川を走るか、御徒町から上野までぶらぶらしながら昼から一杯やるか。

スポーツの秋ってこともあって、近所の幼稚園では朝から運動会で盛り上がっていた。
子供たちの歓声や、運動会でしか聞かないような音楽がなんとも心地よかった。

ああ、懐かしいなぁ、とか、ああ、秋なんだなぁ・・・という気持ちが、ちょっと薄れてきたキンモクセイの香りとともに胸のどこかに押寄せてきた。

子供はやっぱりのびのびしているのが良いよね、なんて思っていたら、植物たちものびのびしているのが良いのではないか、とやや「こじつけ」のようだが思った次第だ。

写真は都内で撮ったものだが、もともと大きな施設があった場所で、建物があらかた壊されて広大な空地となっている。

そのなかにポツン、ポツンと木がはえている。

それぞれの木は樹高20メートルくらいはありそうな大きなものだ。
ビルの谷間にあればその大きさが目に付くが、これだけ広い場所だと木の大きさはそれほど感じない。

一番上の写真で黄色い矢印でしるした木はユリノキだ。


都内では外苑東通りの一部にユリノキが街路樹として列植されている。

街路樹なので道路標識を隠してはいけないし、道路の見通しを妨げてはいけないので定期的に剪定が施されている。
なので街路樹の木というのは、その本来の姿をしていない。

外苑前のイチョウ並木を見て、イチョウはパラソルチョコレートのような円錐形をしていると思ったら大間違いである。

でも大木の本来の姿は、その大きさゆえなかなか見ることができない。

植物園なんかでも、場合によってはスペースの都合でかなり剪定されているケースがある。

そんな訳で、なんてことのない一本の大きなユリノキではあるが、僕はとても価値があると思ってシャッターを切った。

見れば見るほど美しい樹形だなぁとほれぼれしてしまう。

やっぱり木も出来ることならのびのび育ちたいと思っているだろうなぁ。

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