実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年10月7日金曜日
ツリバナ
秋晴れの今日、いかがお過ごしでしたでしょうか。
僕は終日外出せずにシコシコと仕事をしていた。
新聞を取りにいったり、気分転換に10分程度は外に出たが基本的にはこもっていた。
遠くへ行く仕事が急にキャンセルになったので、ここぞとばかりに気合を入れて机に向かった。
外出したとき、気持ちの良いこと!
空は高く、湿度は低く、気温は寒くもなく暑くもなく。
まさに、天高く馬肥ゆる秋といった風情である。
明日から3連休の方も多いと思うが、お知らせしておりますように、明日は表参道で「秋から冬にかけて植物の愉しみ」について、そして明後日は「実践、楽しく身につく園芸英語」がスタートする。
ふたつとも、これまでにやったことがない新たな内容、構成なので、正直ちょっと緊張している。
ふたつとも字が違うけど「愉しみ」「楽しく」という言葉が入っている。
たのしんでもらわねば・・・・、と肩に力が入る。
さて、気分転換に外へ出たときのこと。
ちょっと変わった赤い実がなっていた。
サクランボのような感じでぶら下がっていて、実の外側がパカっと5つに割れて中の真っ赤なタネが見え隠れしている。
これはツリバナ Euonynus oxyphyllus というニシキギ科の植物である。
パカッと割れる前の実にはちゃんと5つに割れるようにクッキリと線が入っている。
じっと見ているとバスケットボールのように思えなくもない。
ゴーヤのタネ同様、赤い色で鳥を誘って食べてもらって、どこかで糞に紛れて排泄された場所で新たに根を張ろうという作戦だ。
皆、いろいろ考えてるなぁ。
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