そんな訳で蓼科方面の高原に出掛けたときのこと。
曇天ということもあったと思うけど気温はやや低めで、連日の猛暑にウンザリしていた僕には天国に思えた。
加えて都会とは異なる植栽群。
いやがおうにもテンションはあがる。
耳を澄ませば小鳥たちのさえずりも聴こえるが、相変わらず何の鳥なんだかはサッパリ分からなかった。
沢に水が流れる涼しげな音が聞こえてきたので身を乗り出して下を覗き込んだ。
いっぱいの緑が目に飛び込んできたが、その中のひとつに目が留まって 「おっ!」 とうなってしまった。
それはこの前書いたホップであった。
学名は Humulus lupulus と書いてフムルス・ルプルスと発音するカワイイつる性の植物である。
野生のホップかぁ・・・ となんか嬉しくなって写真を撮ってみた。
こんなものが野生に育っているだなんて、つくづく日本って国はスゲエなぁ、と感心せずにはいられない。
早速ブログで書こうと思ったのだけど、一応ちょっと調べてみることにした。
すると意外なことが判明した。
日本で野生のホップが育っているのは北海道のみで、それ以外はホップに似ているカラハナソウ Humulus lupulus var.cordifolius である、ということだった。
そんな!
何の疑いもなくアレはホップに見えたぞ。
カラハナソウとは葉の感じがことなるように見えたし。
まぁ、どちらも Humulus lupulus でありカラハナソウは変種ってことなわけだから、似ていてもおかしくないし、区別することに躍起になるのも労力の無駄かもしれない。
あっ、こんなところにホップ見っけ!!
それで良いじゃないか。
そう今更ながら花咲ブログはそんなゆるいブログなのである。

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