森の脇道を歩いていて下を見ていたら緑色の木の実を見つけた。
はて、なんだろう??
パッと見、ウメの実のようにも見える。
しかし今はウメの実にしては遅すぎる。
良く見てみれば、形もタマゴ型で違うし、実の先に昆虫の触角のようなふたつの突起も見える。
これは クルミ であります。
しかも オニグルミ Juglans ailanthifolia というちょっとコワイ名前が付いている。
そうかぁクルミかぁ・・・・
となれば、お菓子などに含まれるあのクルミがこの実の中に入っているんだろうな、と確かめたくなるのは人情というもの。
早速力任せに実を半分に割ってみた。
すると中から現れたのは、あのクルミそのものでありました。
当たり前か・・・。
これがリスやネズミなど小動物の食糧になるんだね。
頭上を見上げると、クルミが沢山なっているのが分かる。
葉っぱは奇数羽状複葉といって、小さな葉(小葉)が集まってひとつの葉になっている。
そして小葉が奇数ついているのが特徴である。
どうして奇数と分かるのか?
答えは簡単。 複葉の先に1枚だけ付いている。
これが1枚なので奇数になるのだ。
えっ?何言っているか良く分からないですって。
単葉、複葉の概念を理解している人には問題ないと思うけど、そうでない場合には確かにちょっと不親切な説明になってしまっているかもしれない。
下の写真を見ると、基本的に軸から対になって小葉がでている(偶数)けど、一番先っちょの葉だけ1枚でしょ。
だから全体を見ると奇数の葉が付いているという訳。
うーん、言葉で説明するのはなかなか難しい。
写真をじっくり見て考えてみてください。
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