関東地方は梅雨も明けていないというのに連日なんとも暑い。
晴れていれば直射日光が文字通り射すように痛いし、曇っていたとしてもムンムンと蒸し暑い。
どう転んでも暑いのだ。
さらに今年は原発の一件から省エネが叫ばれており、迂闊に冷房のスイッチをいれるのは憚れる。
なんとか涼しく、なんとか節約して・・・なんていうエコ意識が高まっている。
で、エコっていったいなんだろう?
巷ではよく耳にするし、外来語に弱いご老人であっても、言葉にまだ疎い幼稚園児でも聞いたことくらいはあると思われる普及率の大変高い言葉である。
一応 「エコ」 とついているだけで安心するというか、何か良いことをしているような気になるわけだ。
そこで見かけたのがとある駐車場の看板。
コインパーキングから、エコ。
ええっ、なんで?どうしして??どうやって???
と思っちゃったのだけど
「このパーキングの収益金の一部は植林事業に充てられています。」
ナルホド。
すると車をとめた人が 「なにやら良いことしているのね」 と思えるという仕組みなのだろう。
車をとめる → 木が増える って書いてあるし。
さらにいくと、今度はビルの建築現場にでた。
そこにも看板が出ていた。
「グリーン電力」を利用しています。
当工事ではグリーン電力認証システムを用いて、空気中の二酸化炭素を増やさない自然エネルギーにより発電された「グリーン電力」を利用しています。
看板のバックには木のシルエットの絵が描いてある。
環境やエコといったことを考えるときに、もっぱら主役は植物たちであることが多い。
われわれも植物の絵や写真を見せられるとなぜか納得してしまう。
しかし植物たちには口がないので、実際のところ彼らがどう思っているか尋ねるわけにもいかない。
いろんな施策のなかには、良いものもあるだろうし、そうでないものもあるだろう。
環境とかエコについて、こういう暑い夏こそ深く考えてみる良い機会ではないかと思う。
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