実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年7月30日土曜日
サンショウとミカンの意外な関係
涼しいのは良いのだけど、天候がこう不安定なのはチト困る。
そう、明日は花咲ジジイが子供たちと植物を観察するイベント開催日なのである。
両手を合わせて念じるしかあるまい。
さて、ついこの前に土用丑の日ってことでウナギを食べた方も多いことだろう。
最近はウナギの稚魚がとれないとかなんとかいって、エラく高くなっていると聞く。
うな重、うな丼を食べるとして欠かせないのはもちろんタレだと思うが、タレ並に重要なのがサンショではなかろうか。
そりゃサンショなんかウナギを食べるのに要らないもんね、って人もいるだろう。
個人的には欠くことのできない必須アイティムである。
あのピリッとした辛さとさ爽やかな風味はたまらない。
サンショは他にも麻婆豆腐なんかでも欠かせないだろう。
サンショ Zanthoxylum pipieritum は案外身近なところに雑草のように生えているものだ。
この前、八王子の森にいったときもあちこちに元気に育っていたのをみた。
ピリッとした辛さと、爽やかな風味・・・・
実はサンショはミカン科の植物なのである。
言われてみれば、あの爽やかな風味はどことなく柑橘系の雰囲気が確かにある。
写真は京都に行ったときによった気の利いたうどん屋さんで撮ったもの。
ちょとしたコースになっていて、前菜のなかに 「筍と京とうふの揚出し」 というものがあった。
その揚出しとうふの上にはサンショの葉がちょこんとのっていた。
〆にでたうどんの上ににもサンショの葉が。
いいねぇ、こういうのは。
でもね、できればうどんの上にのったサンショの葉を出してもらいたいなぁ。
サンショは奇数羽状複葉といって、小さいな葉(小葉)が対でついていて、先端の一枚があることで全体の小葉の数が奇数になるのがなんともサンショらしいとおもうのだ。
揚出しとうふの上のサンショのように途中でブツっと切られたサンショはちょっと残念な気がしてしまうのは僕だけだろうか?
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2 件のコメント:
こんにちは!植物図鑑のイベントお疲れ様でした。私の住んでる所の小学校は、全校生徒56人。先日は、桜島のある錦江湾の海1、5キロの遠泳で全員が泳ぎ切りました!田舎の子供たちは逞しいです。
匿名さん
コメント有難うございます。
錦江湾、小学生で1.5キロすごいですね。
もうそんな季節なんだ、なんて思いました。
夏休みですから当たり前か。
花咲ジジイの通っていた高校もかなり変わっていて千葉の館山で4キロ泳がないと卒業できないというものでした。
東京地方は最近涼しくてホッとしているのですが、子供たちはやっぱり暑いほうがいいのかな。
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