
この前、森に出掛けたときのこと。
斜面を歩きやすいように板を渡してそれを杭で留めてある階段があった。
その階段を登りながら足元を見て気付いたことがあった。
その杭に使われている木から葉っぱが出ていたのだ。
葉を見ればそれがすぐにイチョウであると分かる。
杭に使われているということは、長さがせいぜい90センチくらいだろうか。
ぶつ切りに寸断された木の棒である。
そんな木の棒から新たな命が芽生えているという不思議。
そういえば、鶴岡八幡宮のご神木であるイチョウが倒れた後、ひとつは切り株から生えてきた「ひこばえ」を選抜して新たに育て、さらにもうひとつは倒れた木を植えて根がつくのを待って育てるのだ、なんてことを聞いた記憶がある。
前者は分かりやすいが、後者は大掛かりな挿し木のようなもので、果たしてそんなやり方がうまくいくのだろうか、といぶかしく思ったものだ。
でもこうやって、単なる木の棒と化したイチョウからも立派に芽吹きが認められることをみると、あながち無謀な再生計画でもなさそうである。


さらにちょっと歩いていたらば、今度は柵の柱としてイチョウが使われていて、そのイチョウからも芽が吹いていた。
なんたる生命力!
人間を含めて哺乳類では、足がもげたといって足が生えてくることはないし、もげた足から人間が増えることもない。
しかし、植物の世界ではこうやって僅かな痕跡から本来の姿を取り戻そうとする 再生の力=生命力 がふつふつと湧き上がっていることが分かる。
すごいなぁ、植物ってやつらは。

2 件のコメント:
挿し芽って言うには太すぎますなww
予期せぬ生命力ですね。増やしたいやつはなかなか根付かなかったりするんだが..
増やしたいときには増えない、その気がないときに増える・・・・
いわば人生の摂理に通じるところがありますね。
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