実は街は植物で溢れている。彼らは色、カタチ、ニオイなどで「ここにいるよぉ」と静かなるメッセージを出している。そこには時として胸を打つドラマがあったりもする。そんなやもすると見過ごしてしまいそうな愛すべき彼らにあまり肩肘張らずにゆる~いカンジでスポットライトを当てる。日々の「あれ何だろう?」という好奇心に素直に向き合うブログ。
2011年8月16日火曜日
南国にて 3
南の島には甥・姪も一緒に来ているのだけど、これが結構大変なんである。
何が大変かというと 「宿題」 だ。
「宿題をやったら泳ぎにつれていく」 「宿題が終わらなければ夕飯につれていかない」
といったオッサンとなった今となっては懐かしい攻防が繰り広げられている。
花咲ジジイも小学生のころ、母から 「宿題をやったら市営プールに連れて行ってやる」 と言われていたのだが、宿題をやらなくてもどうぜ時間になったら連れて行ってくれるんだろう、とタカを括っていた。
すると母は宿題が終わっていない僕を置いて、従兄弟、妹を連れてプールに出掛けてしまった。
「そんな!まさか!!」
途方に暮れて泣きながら宿題をやったら、見かねた祖母がタクシーで市民プールまで一行を追いかけてくれた・・・ なんて酸っぱい思い出が甥っ子、姪っ子たちを見ていて蘇ってきた。
すすんで宿題をやる小学生なんていやしないのだ。
で、一体どんなことをやっているのかな? と興味をもって姪っ子(小5)の宿題をみてみた。
「植物について」 というものであるが、その中味を見て驚愕してしまった。
離弁花、合弁花などかなり専門的な用語が並んでいるし、言葉こそでてこないが 「子房下位」「子房上位」といった概念もでている。
すげー、こんなことを小学生で学んじゃうのか!?!
花咲ジジイは仕事として、植物の基本的な構造などを人々に教える立場にあるのだが、この宿題で網羅されている内容を理解していたらば、教えることなんてほとんどないと思う。
逆にこの宿題をパラパラとめくっていて 「なるほどねー」 などとと勉強になってしまったりする。
小学生も大変だなぁ。
などと同情してしまう南国の空の下でありました。
2011年8月15日月曜日
南の島にて 2
・・・というわけで、南の島におります。
さすがに南の島と申しましょうか、陽射しがスゴイです。
最近は年齢のせいもあってか、あまり「肌を焼きたい」といった願望はなく、むしろ焼きたくないというか自然と日影を探している自分がいます。
今日はほんの数十分だけ、陽射しの下で肌をさらしただけなのに、赤くなってヒリヒリしてしまう始末。
そんな刺すような陽射しの下でも元気にしている植物たちが沢山いるのをみると、自然の力、自然への適応力っていうのはスゴイなと思います。
ヤシ、ハイビスカス、ブーゲンビリア、バナナなどなど、日本では温室の中でみる植物たちがのびのびとしているのを見かけます。
温室では温度と湿度は管理できても、この陽射しまでは再現するのはなかなか難しいので、やはり温室ではなく、こういった本来あるべき場所で育つほうが彼らにとってはシアワセであることは間違いがないとつくづく思うなぁ。

2011年8月14日日曜日
南国にて
・・・というわけで、花咲ジジイの夏休みということで、とある南の国にやってきました。
正直申し上げまして、この地に執着があってきたというわけではありませんで、諸事情などがあって気がついたらこうなっていたというわけであります。
折角行くのなら湿度が低くて避暑的な場所が良かったとも思うのですが、当地はかなり蒸し暑く、東京とあまり変わらない暑さであります。
それでも植生に目をやれば明らかに南国の植生ということで、かなり目新しくてつぶさに見てみたいという気持ちに駆られる。
とりあえず到着したばかりなので、明日以降散歩などしながら様子を見てみようと思う。
さて、一体どこへ来たのでしょうか?
2011年8月13日土曜日
おたくのゴーヤはどうしてますか?
今日もムッとするほどの暑さ。
座ってブログを書いていると、お尻、太モモといった椅子に接触している部分にじわ~んと汗をかいている。
これがなんとも不快なんである。
首のあたりもそうだ。
行水ってわけでもないが、頻繁にシャワーを浴びる。
汗が流せて気持ち良い。
しかしお湯にしていないのに、シャワーヘッドから出てくるのは 「ぬるま湯」 だったりするあたりが猛暑のスゴサである。
・・・とまぁ、ダラダラと「暑い」ということについて書いていてもキリがないのでこの辺で植物の話題へ移ろう。
今年は節電の影響もあって緑のカーテンが大流行である。
園芸店なんかでは苗が品切れなんて話を聞いたし、確かに町をあるけばゴーヤ、フウセンカズラ、アサガオなどのつる性の植物をよく見かける。
なかでもゴーヤは食べられるということもあって人気があるようだ。
でも 「ウチのゴーヤはうまく育たないんです」「実がならないんです」「葉が黄色くなってしまいます」などなどトラブルも多いのではないだろうか。
そこで独断で幾つか考えられることを書いてみよう。
- 葉が黄色くなってしまう場合は栄養不足というよりも病気に掛かっているケースが多いと思われる。
- 葉ばかり育って実がならない場合は肥料をやりすぎていませんか?肥料も葉の生育に関する肥料と実の収穫に関する肥料と微妙に違うのでそのあたりも要チェック。
- 育ちが悪い場合、プランターで育ている人は一鉢に何株入れてますか?隣の株とは30センチくらいの間隔は欲しいところ。
- 実がならない場合、受粉がなされていない場合がある。特にマンションの上階に住んでいる方。受粉を担う虫(ハチなど)たちはマンションの上の方まで上がって来れない。なので受粉がなされなくて、実ができない。
- そういう場合は 「人工授粉」 です。 花粉の付いたオシベをむしりとって、メシベになすりつけるのだ。この場合花粉がより活発である午前中が狙い目であります。
- 水は朝の涼しいうちに、最近の天気であればたっぷりと。できれば日の沈んだ夕方にもあげておきたい。朝と夕方どちらの水遣りが大切かといえば朝なので、早起きして頑張ろう。
という、ゴーヤに関する花咲ジジイよりのヒントでした。
残暑お見舞い申し上げます
息苦しいほどの暑さですがお元気でしょうか。
お盆休みという方も多いことと思います。
花咲ジジイも明日からちょっとだけ出掛ける予定です。
どこへ行くかはあえて申しませんが、ブログの更新は死守しようと思っていますのでお楽しみに。
出掛けるのは良いが、やることは沢山あるので今日はまさに勝負の一日であります。
そんななか 「スバラシキ英国園芸ノススメ」 を更新しましたのでよろしければ覗いてみてください。
火照ったカラダを冷やす効果があるとか、ないとか・・・・
2011年8月12日金曜日
パブサイン
ところは英国。
英国にはパブサインというものがある。
これは何かというと、パブの看板である。
当たり前すぎる説明で申し訳ないが、そういうことである。
面白いのは、このパブサインがとてもユニークで楽しいものがたくさんあるということ。
気の利いた名前あり、古典的名前あり・・・ 名前がユニークな場合と、看板のデザインがユニークなものがある。
パブサインだけの写真集があるくらいだから、そのあたりに興味を持っている輩も多いものと思われる。
今日の写真のパブはとある郊外の一軒家のようなスタイルのパブだ。
その名も GREEN MAN。
こういうとき 「訳すとどんな意味でしょうか?」 という質問が一番困る。
適当な日本語が思い当たらない場合もあるし、単に面倒くさいときもある。
でも良いじゃないか、グリーンマンで。
何やら木の切り株から緑色の大男が出現しているのが分かる。
なんだ、このグリーンマンは?と想像しながら一杯やるのも良いし、グリーンマンって何ですか?とパブの人に聞いてみると案外親切に教えてくれるかもしれない。
こうやってブログを書いていて、そのいずれもやらなかったことを密かに後悔している。
実はカメラ片手に散歩していて、そのパブの前を通り過ぎただけのことだったのだ。
でもこのパブサイン、植物好きの好奇心をかきたてるなぁ。
2011年8月11日木曜日
新型生物誕生?
昨日の夜NHK19:30~20:45「ちょっと変だぞ日本の自然 新型生物誕生」という番組をやっていたが観た方はいるだろうか。
外来種が及ぼす影響という視点から新たに生まれてきた植物を含めた生き物を紹介した番組で、なかなか興味深い一方でかなり怖い内容だった。
日本の天然記念物のオオサンショウウオと中国の大きなサンショウウオの間にできた交雑サンショウウオなんかは獰猛で気性も荒いらしく、その様子を見ていたら背筋がゾッとした。
他にもイネの樹液を吸う害虫は風にのってベトナムから中国を経由して日本に入ってきて日本の稲作の脅威になっているという。
風にのってやってくるなんて黄砂みたいなもので止めることはできない。
そんな中、花咲ブログでもこの前書いたイラクサの話題も出ていた。
奈良には鹿が沢山いる。
彼らは草食で色んな草を食べる。
イラクサも鹿の格好の食糧となっていたが、奈良公園のイラクサを鹿たちは食べないのだそうだ。
なんでか?
イラクサはそもそも毒をもったトゲがあって、これに刺されるとビリッと痺れたような鋭い痛みがある。
シカたちは当初この程度の刺激は意に介さずどんどんイラクサを食べていた。
するとイラクサたちの中から、毒をもったトゲの数が多いものが出現するようになって奈良公園のイラクサは通常のイラクサに比べるとトゲの数が比較にならないくらいに多いものばかりになったのだそうだ。
これにはさすがの鹿たちも 「たまらん」 ということで鹿たちは奈良公園に自生するイラクサには手を出さなくなったらしい。
イラクサたちも食べられまいとして必死なのだ。
トゲの鎧をまとったイラクサは通常のイラクサとは遺伝子の違いもあることからこれを 進化 と呼んでいるとのこと。
そうなるとこれに対抗すべく鹿たちも毒に負けない舌を持ったら・・・
こうやって自然界では身を守るため、子孫を残すためにさまざまな工夫をし、互いに進化を遂げているのだ。
庭においても、嫌いな害虫がいて殺虫剤を使えば、そのうちその殺虫剤に耐える害虫がでてくる。
取り除きたい雑草があって除草剤を使えば、そのうちその除草剤に耐える雑草がでてくる。
まさに全てが関連しあう因果な世界である。
安易に外来種を持ち込んだり、そのへんに遺棄・放置したりするとやがて取り返しのつかないことになるという怖い事実を改めて突きつけられた番組だった。
2011年8月10日水曜日
今だ!! アオギリの実
8月3日、ちょうど一週間前の花咲ブログにて気になる実として、アオギリの実がプックリと膨らんでいたと書いた。
一番上の写真がそれ。
これが秋になると2番目の写真のように舟の形をした心皮という部分に乗っかってタネが飛んでいくのだけど、今なっている実が一体どうしたら舟のような形になるのかスゴク知りたかった。
なんとしてもこの目でそれを確かめたかった。
で、「しばらく目が離せないゾ」と書いたわけである。
その瞬間は案外早くやってきた。
アオギリの前を通ったらば、なにやら様子が違うのに気付いた。
薄緑色をしていた実の色がやや赤味を帯びていて、さらに実が開いているように見えた。
おおっ、ひょっとして!?
とコーフンして近づくと、やはり実が開いていた。
下の写真の黄色い丸で囲ったのは、まだ開いていない実。
緑色の丸で囲ったのは開く直前で、実(心皮部分)がグイグイっと伸びている様子。
そう、実が出来たてのころの心皮の大きさと、熟して開く心皮の大きさは随分違うのだ。
心皮が開いてタネを乗せて飛ぶための舟にたるサイズに成長するようだと想像される。
しかもその成長はかなり短期間に起きるようだ。
なぜなら黄色の丸で囲ったようなサイズの実は沢山ついていて、同様に緑の丸で囲った開く直前に大きくなった実も沢山ついているし、既に開いたものも沢山ついている。
つまりこのアオギリの木にある実全体が 「期は熟した。今だ!」 と動きを活発化させているわけで、小さな実も1~2日で大きくなって開くのではないかと思う。
だいたい一週間前に見た実はすべて小さくて硬かったんだから。
成長がイッキに進んだことがハッキリと分かる。
この様子を見て 「ああ、こうやってアオギリの実はできるのか」 とようやく腑に落ちた。
若い頃の実は、例えるならインゲンマメのようなカンジなんだなぁとこの目で見て良く理解できた。
開いた心皮を見ると、すでに立派な舟の形をしている。
ただ、まだ肉厚で重たいため飛行には適していない。
タネもグリーンピースのようで、まだ熟していないのだろう。
ひとつの心皮にひとつのタネしかついていないものもあれば、6個くらいついているものもあって、かなり個体差があるというのも興味深い。
これから夏を越えて秋が深まるまでドンドン栄養を蓄え成長し、紅葉のころには余分な水分をなくし2番目の写真のように身軽になるわけだ。
一度心皮が開いたら、あとはよく見かけるアオギリの実ってかんじで感動が少ないかもしれないが、この変態の様子を目撃するなら今しかない。
しかも一年で一回限りだ。
ある意味サクラのお花見よりも価値があるかも。
近くにアオギリのある方は急いで見に行こう!!

2011年8月9日火曜日
例えばこんなカワイイ花
一昨日 タイタンビカス という大きな花について書いたときに
「個人的には小さくてカワイイ花が好きだ」
と柄にもなく宣言してしまった。
例えばどんな花かというと、この Bellis perennis のような花だ。
Bellis perennis は学名であって、英語名をデージー(daisy)といい、和名をヒナギクという。
ああ、デージーね と思われた方も多いと思う。
デージーは割と良く耳にする英単語である。
昔「ドライビング ミスデージー」という映画があったが、女性の名前としても良く使われている。
和名でいうとヒナギクということで、花屋さんや園芸店などで見掛けるヒナギクというのは今日お伝えしたいと思っているものとはやや趣きが異なる。
花びらが平べったいか、クルリと丸まって管のようになっているかの違いによるものと思う。
園芸ヒナギクは、赤系統の色が多くて、花がボテっとしている。
野に咲くデージーは白くて花がスッキリしている。
ちなみに白い野生のデージーは日本のこの暑さには耐えられないらしく見掛けたことはないなぁ。
何やらデージーを持上げているようだが、芝生管理をするうえでは雑草の筆頭に上げられる厄介者でもある。
でもこんなにカワイイ花が勝手に咲いてくれるんだから、それはそれで良いんじゃない? と思ってしまうのは僕だけだろうか?

2011年8月8日月曜日
用心棒
今朝のサンケイ新聞に面白い記事が載っていた。
”人の目”ひいて泥棒撃退 ガーデニングで防犯
という記事。
内容を要約すると
「鮮やかな花を往来から見えるところに沢山飾ることで、多くの人の目がその家に向くようになり、それが防犯にも役立つ」
というようなもの。
人気がない家屋は確かに狙われやすい。
いわば 「衆人環視作戦」 といったところだろう。
しかしこれには欠点があって、ドロボウがその家屋を外から下見していても、周りの人たちは「花を見ているのね。心優しい人。」なんていって、かえってドロボウの仕事がしやすくなる、なんてことはないだろうか。
さらに記事では別の防犯について触れている。
「葉や茎にトゲがある植物は防犯効果がある」
当たり前といえば当たり前で、かなり古典的な作戦であるが効果はあると思う。
たしか今年京都に行ったときに建仁寺の入り口脇で見掛けた カラタチ のトゲトゲ生垣について書いたことがあるが、まさにそのことだ。
今日の写真のヒイラギも葉っぱの縁がトゲトゲになっていて、相手はひるむに違いない。
記事の最後ではこんなことも。
「住宅の窓の前に植え込みがあると防犯効果がある。その場合は植え込みの高さではなくて、奥行きが重要で1メートルを超えると効果が高い。」
暑いといえば緑のカーテンだといって、我々を太陽光線から守ってくれて、物騒だといえば障害となって我々を空き巣から守ってくれる。
なんて植物たちって有難いんだ!!
改めて感謝。
2011年8月7日日曜日
タイタンビカス
最近の天気は本当に狂っている。
つい数週間前に台風6号のあおりで中央高速道、甲州街道が通行止めになってエラいめにあったが、以来ゲリラ豪雨というかバケツをひっくり返したかのような大雨が降る。
自分の部屋の窓ガラスが汚かったので、無理な姿勢をして窓の外側をスクレーパーでキレイにしたばかりなのに数回の豪雨と埃でまたもとの木阿弥である。
今日も幸いに自宅にいたので濡れることはなかったが視界数メートルというような雨が降った。
植物たちは潤って嬉しいと思っているかな。
でもコトには程度ってものがある。
程度といえば、このまえ程度を著しく超えた珍しい花を見掛けた。
柵の中の白い花がそうだ。
他の何かと比較して写真を撮ることができなかったので、サイズがピンとこないかもしれないが、この花がバカでかい。
直径はそうだな、30センチくらいあるんではないだろうか。
ちょっとした扇風機くらいの大きさがある。
わっ、デカっ!!
とちょっとのけぞるくらいデカい。
色は他に濃いワインレッドのような色もある。
これはどうやらタイタンビカスというものらしく、アメリカフヨウ Hibiscus moscheutos とモミジアオイ Hibisucus coccineus の交配種であるという。
アメリカフヨウもモミジアオイも学名が Hibiscus ハイビスカスであることからも分かるようにハイビスカスの仲間でありハイビスカスにとてもよく似ている。
オシベが沢山ついていて、メシベの先っちょが5つに割れているあたりは皆同じ特徴である。
花ってのは小さくてカワイイのが個人的には好きだなぁ。
大きい花ってショクダイオオコンニャクにしてもラフレシアにしても、なんとなくキワモノという感じがしてしまって親しみがわきづらい。
大きいことは良いことだ・・・ とは一概に言えないのが花の世界である。
2011年8月6日土曜日
生態調和農学機構
昨日は夏の花ということでサルスベリにちょっと触れて、ついでに長く咲く花ということでアベリアについて書いた。
夏は春よりも咲いている花が少ないですって???
それは花咲ジジイの個人的な印象であって別に正確に統計をとっているわけではないので間違っていたらゴメン。
夏の花はそれでも結構あるなぁ。
キョウチクトウ、ムクゲ、タチアオイ、ノウゼンカズラ・・・・
幾らでもありそうだ。
もっとも古典的、代表的な夏の花といえばヒマワリかもしれない。
今日はちょっと用事があって自転車で繰り出したのだが、ちょうど通りかかった
東京大学大学院農学生命科学研究科附属 生態調和農学機構
という舌を噛みそうな名前の機関の前でUターンをした。
敷地の中が緑にあふれていたので気になったのだ。
生憎、門は閉ざされていて入ることはできなかった。
門越しに黄色い花が沢山見えた。
あれはヒマワリではないか!?
何とか中に入って間近に見れないかと思ったが 【立ち入り禁止】 の表示があったので近づくことはできなかった。
よって門越しにパチリと一枚写真を撮った。
ちょうど門の脇に掲示板があったので見ているとナント、来る8月9日~26日に「ひまわり迷路」として一般公開されるようなのである。
詳しくは生態調和農学機構のHPを参照いただきたいが、これはなんとか都合をつけて見に行きたいものである。
沢山のヒマワリに囲まれて圧倒されてみたいということもあるが、普段なかなか立ち入れない生態調和農学機構ってどんな場所でどんなことをしているのか知る良い機会のような気がするからだ。
お近くの方、是非出かけてみてはいかがでしょう。
花咲ジジイは全然近くはないが、なんとか都合をつけて出掛けてみるつもりである。
2011年8月5日金曜日
でずっぱりのアベリア
夏本番。
最近はほんの少し暑さも和らいでいるので植物たちもホッとしているに違いない。
暑さのためってわけでもないが、今元気に花を咲かせているものは案外限られているのではないだろうか。
花といえばやはり春に咲くものが多いという気がする。
夏の花で花の咲いている期間が長くて有名なのはサルスベリである。
別名、百日紅ともいって百日花が咲き続けるくらい長いこと咲いているといわれている。
100日ってことは一年の27%くらいの期間花が咲いていることになる。
これはかなり長い。
しかし花の咲く期間の長さを誇るサルスベリに意外な刺客がいた。
それはアベリアである。
かなり地味な刺客である。
アベリア Abelia x grandiflora はスイカズラ科の常緑低木で、花は6~11月のあいだ咲いているといわれているが、いやいやそんなもんではないはず。
やつらはヘタをすれば年中咲いているような気がする。
花も小さめであまり目だ立たないが、道路わきの植え込み、マンションの植え込みなど、さまざまな場面で多用されている。
ツツジなどと双璧といえなくもないくらい頻繁に見掛ける。
頻繁に見掛けるが、かなり地味なために気付かれにくいのだと思う。
花が咲いている期間が長い花はなーんだ?
そういう質問をぶつけたとして、誰か明快に答えてくれないものか。
アベリアはトップにはならないまでも、かなり上位に食い込むと思うんだけどなぁ。
2011年8月4日木曜日
動かぬ証拠
植物たちは自分たちのテリトリーを広げるために色んな工夫をしている。
折角できたタネは自分よりも遠くへやることでテリトリーを広げることができる。
さもないと、狭く限られた場所で同族同士が光、水、養分、スペースなどを奪い合うことになる。
それは彼らにとって本意ではない。
他の植物たちとの生存競争に勝ち抜かなくてはならないのだから。
自分たちの意思で自ら移動してタネを遠くへやることは植物たちにはできない。
そこで、他の動物の身体にくっついたり(例:ヒッツキムシ)、風に飛ばされたり(例:タンポポ)、水に流されたり(例:ココナツヤシ)などなどアノ手コノ手を使っている。
最も代表的なのは、鳥や小動物たちに実を食べてもらって、彼らが移動した先でフンをすることで消化されなかったタネが見事移動するというもの。
彼らに美味しそうと思ってもらえるように赤い色をしていたり、実際美味しかったりする。
なので、なんでこんなところにこんなものが??
という場合、タネが旅をしてきたという理由によるのだ。
・・・・とここまでの話はこれまでもしてきたし、皆知っていることだと思う。
この前八王子の森に出掛けたときに何かのフンを見つけた。
それは鳥なのか、タヌキなどの小動物なのかは分からなかった。
でも見てみるとフンのなかには消化されなかったタネが満載だったのだ。
白っぽくて割と大きな3つのタネが特に目につくが、これは何のタネだと思いますか?
自分でもプッとやるので分かる人もいると思うがこれはサクラのタネだと思う。
サクランボのタネってこんなでしょ。
ナントカ錦といって、高価なものだけがサクランボではない。
我々にとっては渋すぎたりして食用に適していないサクランボも動物たちにとっては美味しいエサなのだ。
で、このように立派なフンをしていく。
これが温度や水分などの諸条件が揃うと、じきに発芽するのだろう。
そして新たなテリトリー拡大に成功するというわけだ。
理屈で知っていても実際にこうやって動物のフンを見ないとにわかには信じ難いかもしれない。
でもひとたび見れば、そのインパクトの強さに一生忘れない知識となることだろう。
2011年8月3日水曜日
気になる実
気になる木の実がある。
それはアオギリである。
アオギリは雑草のような繁殖力で空き地やアスファルトの隅など、色んなところで見掛けるので珍しくはない。
タネは舟のかたちをした心皮(しんぴ)という部分の端にちょこんとのっかっている。
これが樹の上からクルクルと見事な旋回をして落ちてくる。
これによってタネは風にのってなるべく遠くにいこうとしているのだ。
タネの位置、タネの重さなどが絶妙であるがゆえ、パーフェクトな旋回が可能なのである。
こんなに小さくて茶色い、何の変哲もないものが、人間が作ろうと思っても簡単にはできないデザインと性能を発揮するなんて。
自然は本当にスゴイ。
で、秋に見掛けるあの舟の形をした心皮とタネは春のあいだ、そして夏の間はどういう姿をしているのか気になって仕方がなかった。
そこで、この前は春の姿、すなわち花がどんな花なのかをご紹介した。
それから僅か1ヶ月くらいだろうか。
アオギリには見事な若い実がついていた。
さすがアオギリ。
心皮とタネの姿も変わっているが、実の姿もなかなかキテレツである。
薄い緑色をしていて、太った実にはちょっとした細かい毛があってベルベットのようである。
触るとけっこう硬い。
甲殻類の足のようなカンジだ。
でもこの実の姿を見ていて、果たしてこれがどうやってあの舟の姿になるのかいまひとつイメージが沸かない。
しばしアオギリを追う日々が続きそうである。
2011年8月2日火曜日
花咲かホルモン
「花咲じいさん」夢じゃない
植物の花を咲かせるホルモン「フロリゲン」(花咲かホルモン)が開花のために作用するメカニズムを、奈良先端科学技術大学院大の島本功教授や大阪大の児嶋次郎准教授らのグループが初めて解明し、1日付の英科学誌ネイチャー電子版に発表した。
葉で作られた「花咲かホルモン」を茎の先端で受取る受容体も発見。受容体を介し、花を作る遺伝子が活発に働くようになっていた。
グループはすでに、花咲かホルモンの合成を促進して年中咲く秋ギクを作っている。今回、イネで花かホルモンと受容体の結合強度を変え、開花を浜得たり遅くしたりすることにも成功した。
昔話「花咲かじいさん」のように、好きなときに花を咲かせる技術の実用化に近づく成果で、作物増産などに役立つと期待される。
イネのほか、花の出来方を調節し収穫量が増えたとの研究報告があるトマトなどで応用が考えられるとしている。(8月1日産経新聞)
新聞を開いてまず 「花咲かじいさん」夢じゃない というタイトルが目に飛び込んできてハッとなった。 「花咲」という単語に最近はエラく敏感なのである。
記事は上記のとおり。
花咲かホルモンによって花の開花を自在に促すことができるというまさに夢のような話。
でも、「ちょっと待てよ」と、あえてここは留まりたい。
そんなホルモンの力で開花させて収穫を増やすという発想はいかがなものだろうか?
通常は実を結んで収穫までに十分な気温や太陽光があって味わいが豊かになるはず。
この場合花は開くだろうが、肝心の実のお味は果たしてどのようにして担保するのだろうか。
季節感だってありゃしない。
夏だからスイカ、秋だから栗御飯、などと季節と食べ物はリンクしていて、それで我々日本人は季節を身体(舌)で感じていたのではないか?
これぞ日本人の誇るべき感覚のはずだ。
それがいつでも咲いちゃうなんてことになれば、季節感もへったくれもなくなってしまうではないか。
まぁ、ハウス栽培や海外からの輸入などによって季節感などというものはとっくになくなってしまっていたかもしれないけど。
花が咲く時期が変わると、それに関わる自然にも当然影響がでるだろう。
端的にいえば、虫たちである。
特定の花には特定の虫たちが主に花粉の媒介役として存在する。
花の開花する季節の気候とその虫の活動もリンクしているはずで、花が咲く時期が変わると全ての歯車が狂うことになると思う。
だってその虫を捕食している鳥や、動物にも影響があるはずでしょ。
いわゆる食物連鎖の輪の中にいるものが全て影響を被るということではないかと思う。
食糧自給率を上げよう、農地の有効活用をしよう、生産性を上げよう、などなど全てごもっともだと思う。
でも全て人間のご都合を優先していくといつかしっぺ返しを食うと思うなぁ。
あっ、今回の研究成果を悪く言っているんではないですよ。
これはこれで開花のメカニズムに迫った素晴らしい研究なんだけど、問題はそれをどのように利用していくかなんだと思うんだ。
今日の写真はホルモンってだけで、本文とは関係がありません・・・。
せっかく良いこと言ったのに台無しかな。
2011年8月1日月曜日
究極のエコカー
巷に流れる車のTVコマーシャルなどを見ていると
「エコカー減税対象車」「燃費節約でエコ」
など、エコという言葉がもれなくついてくる。
車でエコというと、排ガスが少ない、燃費が良い、リサイクル可能材で出来ている・・・といったあたりがエコたる所以なのだと思われる。
ロンドンで見掛けた車はそれらのエコ概念をブチ破る、コロンブスの卵的なエコカーであった。
なんと壁面・屋上緑化カー!
ドアなど側面が壁面であり、ルーフのあたりが屋上であるといえる。
それら全てが緑に覆われているのだ。
なんと斬新な!
車両サイズもコンパクトで、燃費などもエコなんだと勝手に想像してしまう。
・・・・なーんてね。
これはイギリス人のユーモアセンスと申しましょうか、人工芝で車を覆っただけのもので本物の芝ではない。
丁度チェルシーフラワーショウの開催期間中で、会場の周辺をキャンペーン、宣伝を兼ねてウロウロしているようだった。
夏の車中温度は駐車していると高温になったりするが、こういうことが本物の芝でできると幾らかは温度が下がるのだろうか?
だって緑のカーテンの基本的な発想はそこでしょ。
なーんてくだらないことを考えてシャッターを切った。
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