2010年10月19日火曜日

胸が痛いぞ、ドングリ
    

ここ連日のニュースで ×××市、○○○小学校に熊が出没し、地元猟友会が射殺 なんてのを幾つかみた。
   
ニュースの解説者はしたり顔で
「最近熊が人里に近づくのは、この夏の異常気象で熊たちのエサとなるドングリが不作であるということが理由として考えられます」
なんて言っている。
   
それはそうには違いないだろうが、何も射殺することはないのではないかと当事者でない花咲ジジイは無責任に思ってしまう。
殺された熊は兄弟熊だったり親子熊だったりするので、ニュースをみていてなんともやりきれない気持ちになる。
   
熊たちが欲するというドングリたち・・・。
日比谷公園に結構沢山落ちていたぞ。
山に無くて、こんな都会にあるってのも皮肉なものである。
   
こういうニュースを聞くと、ただドングリを拾って悦に入るのではなくて、その背後にある物語にも目を向けたくなってしまう。
   
そもそもドングリ不足を招いたという異常気象は人間たちが引き起こしていることなのだから。
   
日比谷公園で拾ったドングリの一部。
上から アベマキコナラマテバシイ
熊たちよ、すまん。
  
  


6 件のコメント:

Tawfiq さんのコメント...

仰る通り、気候変動問題は産業革命以降の人間の営みに起因すると云われています。先進国を中心とした文明社会が惹き起したのに、最初に被害を受けるのは発展途上国の人々や、何の関係もない動植物たちという矛盾。
何だかおかしいですよね。

匿名 さんのコメント...

カシワの木のどんぐりがほしいという人がいて近場の緑地公園と緑化センターの2箇所に聞いたらやっぱり今年はどんぐりが少ないって言っていました。
これからはどんぐりも松茸のように貴重になるのかしら???

ぴーさん さんのコメント...

いやー、熊ってこわいってww
うちの大学にもよく出ていましたが、運動場に小熊が転げ落ちてきた時は、みんなダッシュで逃げましたよww
まあ、自然いっぱいの学校だったんで、猟友会とかは出動しなかったですけどね..

花咲ジジイ さんのコメント...

皆様 コメント有難うございます。

たかがドングリでも、踏み込んで考えると色んなことがあるものですね。

花咲ジジイとしては、数あるドングリを見分ける(同定もしくは識別)できるようになりたいなぁと思います。
そのテの本を読むと、本当に種類も多くて難しそうですが、見分けられるようになればもっと楽しいのではと。

今、ひとつのドングリに関する企画を思いつきました。
近々花咲ブログで発表しますのでお楽しみに。

彬 さんのコメント...

ナラ枯れのニュースを見ていて、人間が壊してしまった生態系、温暖化現象であれば、手を入れて元に戻していく責任があると痛切に感じました。
熊は人間を襲いたくて降りてきているのではないのに…
気の毒です。
ある団体がどんぐりや栗を集めて山に持っていくとニュースで話していましたが、何か行動を起こさないとどんどん悪化しそうでなりません。

ワイメアエ さんのコメント...

熊のニュース、多いですね。人を襲うので射殺して一件落着では、ますます自然を歪めていくと思います。人間の知恵と力をもっと良い方に使って、熊と気楽に長~く共生していきたいですね。