かのアルファブロガーであるアレックスさん にランの話を約束したので、これも丁度良い機会だなと思ってランの小話を3つほど書くことにした。
小話というのには訳がある。
世の中にはラン・マニアの方が多く存在する。
それらの方々の知識や経験は本当にスゴイ。
ちょっとランを「かじった」程度では太刀打ちできるものではない。
そこで小話程度に軽くランについて触れてみようという訳。
でもそこはやはり花咲ジジイ的なスタンスで独自の視点で書いてみようと思う。
ランは原種だけで750属35,000種もある、植物界最大のグループなのである・・・なんてウンチクは他に譲っておいて。
さて、これは花咲ジジイが英国にいたときに、さるランのプロフェッショナルの方から手ほどきを受けたときに教えてもらったことで、そのときは スゲー と感動したことである。
この場合は例としてコチョウランを取り上げよう。
コチョウランの花は上ガク、下ガク、花弁、唇弁という構造に分かれるが、この唇弁の中心部に注目していただきたい。
この中心部の突き出た部分をつまようじでそーっとめくり上げてみよう。
その部分はキャップ(蓋)のようになっていて、パカッと外れる。
因みにこのキャップのことを英語では pollen cap という。
そうすると、キャップの下からオレンジ色の小さな粒がふたつ見えるだろう。
これが、ランの花粉なのである。
通常ランはハチやハエなどの虫に花粉の媒介を委ねるが、ランの中心部にある模様や色、そして匂いに誘われて虫たちがやってくると、このキャップが自然と外れて花粉がむき出しになる。
この2粒の花粉は結構ベタベタしていて、虫たちのカラダにひっついて他のランへと旅をするという仕掛けである。
もし今コチョウランがお近くにあったら試していただきたい。
これを教えてもらってしばらくは、ランを見掛けるとムショーにこの花粉のキャップをはずしたくてはずしたくてムラムラしたものである。
えっ、それにしてもキタナイ手だなぁ ですって?
先週は庭仕事にせっせと汗を流していたので仕方あるまい。
それでは明日のランの小話その2をお楽しみに。
1 件のコメント:
すみません!
花が白いので今日の花咲ジジイさんの手はやけに汚く写っているなと思って見てしまいました。
ランを見たらすぐにやってみますね。
それから数日ブログを見ていなかったら、チャドクガに攻撃されてしまったとのこと、お大事になさってください。
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