葉っぱ
一言で葉っぱといっても色んなタイプがある。
何で葉っぱを見分けるかと言えば、葉の大きさ、形、縁の形状、葉柄の長さ、托葉の大きさやその有無、葉脈などなど、それはそれは沢山のポイントがある。
そんな葉っぱの特徴のひとつに 単葉 と 複葉 というものがある。
話はちょっと逸れるが、単葉・複葉を英語で何というか?
テニスではシングル、ダブルスなんて言うから、single leaf と double leaf じゃないの? と思った方はなかなかスルドイ。
スルドイがちょっと惜しい。
実は単葉のことを simple leaf と言い、複葉のことを compound leaf と言う。
覚えておいて得もなさそうだが、損もなさそうであるので一応ご紹介しておこう。
さて、今日の写真は何の葉っぱかお分かりだろうか?
ナンテン Nandina domesitica であるが、この葉っぱを良く見て欲しい。
一番先端に付いている葉っぱを見ると、葉っぱは三枚 と言ってしまいそうになるがそれはちょっと違う。
この三枚の葉っぱはそれぞれ小葉といって、小葉が集まってひとつの集合した葉になるのである。
それを複葉といって、複葉を構成する一つ一つの葉を小葉という。
さらにこのナンテンの場合、この先端に見られる三枚の小葉で一つの単位かといえばそうではなくてひとつの枝から出ている幾つかの小葉をひっくるめて一つの葉とみなすというフクザツなことになっている。
そしてそのフクザツな構成からなるナンテンのような葉(複葉)のタイプを奇数羽状複葉といっている。
なんだか頭が痛くなっちゃったでしょ。
気の利いた和食屋さんなんかで、このナンテンの葉が添え物として出てくることがあると思うが、そのときはスグに料理に飛びつかないでジックリと葉っぱを観察してもらいたい。
1 件のコメント:
おせちにちょんと乗せたりするので、写真がナンテンだということは分かりました♪
でもこんなに複雑な数え方をするとは!
植物の構造、しくみって、本当に不思議ですね。
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