昨日、複葉について書いた。
そうしたら今日のお弁当にナンテンの葉っぱ が添えられていて、なんとも不思議な運命を感じてしまった。
ただ、お弁当に入っていたナンテンの葉は複葉全体ではなくて、先っちょがちょん切れた半端な形をしていた。
おそらくこれを調理した方はナンテンの葉たるやなんたるかなんてことは気にかけちゃいないのだろうなぁ。
もし気にかけていたらこんなヘンテコな切り方はしないはずである。
昨日の複葉の解説は分かりにくかったことと思う。
自分で書いていて、自分の頭で理解できていることを文章にすることのジレンマを感じずにはいられなかった。
こうなるともうちょっと色々なタイプの複葉を見てもらうと理解が深まるのではないかと思うのだが、どうだろう。
これはサンショウの葉。
そう、ウナギの蒲焼には欠かせない香辛料のもとである。
途中で一枚、小葉が落ちてしまっているが、先頭の一枚以外はキレイにペアとなっているのがわかるだろう。
これらは全て小葉であって、小葉が集まって一枚のサンショウの葉となっている のである。
次の例はこれ。
これは ヤブカラシ Cayratia japonica というものでブドウの仲間である。
よく見るとひとつのユニットに5枚の葉がついている。
これら5枚の葉が小葉であり、5枚集まったものが複葉となっているのだ。
小葉ひとつひとつが葉っぱのようであるが、5枚集まったものがひとつの葉っぱなのである。
因みに5枚の小葉の集まった様子があたかも鳥の足跡のような形をしているので、鳥足状複葉というようである。
そんな訳で、複葉という概念がなんとなくお分かりいただけたでしょうか?
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