2010年12月13日月曜日

日本一長いけやき並木
     

早いもので12月も半ばである。

良いお年を なんてちょっと気の早い挨拶も聞かれるようになった。

もう秋ではなく、初冬というか冬本番。

落葉樹でもまだ粘っている葉っぱもあるが、多くは葉をすっかり落としている。

ケヤキなんかもその代表で、表参道であるとか、六本木ケヤキ坂のケヤキは有名だ。

そんな有名ケヤキが多い中 「日本一のケヤキ」 なるものを見つけた。

その名も 日本一長いけやき並木 というもの。

これは関越所沢ICを降りてすぐの国道463号沿いにある街路樹である。

いったい何キロあるのか分からないけど、所沢市内の看板を見ていたらば

日本一長いけやき並木 と堂々と謳っていた。
    


こういう 日本一・・・ って全国各地にあるのでどうも眉唾っぽいのだけど、確かにこの並木は長い。
   
一度通る機会があったら見てみてくれい。
  
   



2010年12月12日日曜日

絶滅危惧種


昨日のタイワンホトトギスは日本の絶滅危惧種であった。

今日ご紹介するブラジルマツ Araucaria angustifolia は世界の絶滅危惧種に指定されている。
3で有名な世界のナントカのようであるが、重みがチト違う。

絶滅危惧IA類(CR) というカテゴリーは昨日のタイワンホトトギスと同じだ。

本国ブラジルでは木材として使われているのだそうだが、伐採されすぎて絶滅の危機に瀕しているのだそうだ。
樹高は60メートル近くなるらしくかなりの巨木である。


で、それがこの写真のどこかに写っているのだが、分かるだろうか?
何やら ウォーリーをさがせ のようだけど、探してみて欲しい。

周囲のツツジやケヤキに紛れて良く分からないかもしれないが、そんな珍しい木が実在するのだ。
正解は黄色い枠の中。


目を凝らしてみるとどうにかこうにかである。

でも近くで見ればその葉のつきかたや、枝振りにかなり特徴が認められる。
学名 Araucaria は以前に花咲ブログでご紹介したチリマツ Araucaria araucana と同じ属名であるが、チリマツとブラジルマツはかなり似ている。

チリとブラジル、南米珍樹木比べ といったところか。





2010年12月11日土曜日

ホトトギスいろいろ
      

ホトトギスをご存知か? 鳥ではないぞ、花のほう。
   
花咲ブログでも以前取り上げたことがある気がする。
   
花の方ね、ああアレね と頭に思い浮かぶ方も多いと思うが、果たして皆が同じホトトギスをイメージできているのだろうか?
   
というのは、ホトトギスには結構バリエーションがあって、日本にも20種類近くの種があるのだという。
   
一番ポピュラーなのが Tricyrtis hirta という種であるらしい。
   
それに対して新宿御苑で見かけたホトトギスは Tricyrtis formosana という種で、和名をタイワンホトトギスというらしい。
特筆すべきは 絶滅危惧種IA類(CR) といって、生物多様性情報システムによる分類では
ごく近い将来における絶滅の危険性が極めて高い種 に指定されているという点である。
   
台湾・・・ というのにどうして日本の絶滅危惧種なのか不思議だが、それは恐らくこのタイワンホトトギスが日本では唯一、沖縄の限られた島にのみ自生しているからなのだと思う。
   
そんな珍しい絶滅危惧種が、ごくごくフツーに植えられてるというあたり、新宿御苑はスゴイなぁと思ってしまう。
  
  



2010年12月10日金曜日

花咲ジジイ、花咲サラダを食らう
    

やれ紅葉だ、やれ種だ、実だ、とかなり突っ走ってきたのでこの辺で一服しよう。
   
回転寿司が好きで、ひとりで回転寿司と生ビールというのが至福の時だったりする。
数年前までは満腹中枢が壊れているのではないかというくらい良く食べたのだが、あまりに不経済なので作戦を変更することにした。
   
名付けて カミカミ・10皿作戦 である。
要するに、よく食べるってのはろくに噛まずに飲み込むように次から次へと寿司を口に運ぶからだってことに気付いた。
なので、寿司を味わうように30回以上咀嚼してから次の寿司に手を付けるようにしたらば、少しづつ慣れていって、最近は10皿くらいでまずまず満足できるようになった。
   
えっ?!年齢のせいで食欲が落ちてるんじゃぁないか ですって。
うーむ、それもある。
  
話が植物とはまったく関係がない方向へ逸れてしまった。
   
この前、とある回転寿司にいったらば 花咲サラダ という札が目に入った。
   
なんだろう?  
   
とっても気になった。
仮にも花咲ジジイを名乗っているからには捨て置くことはできまい。
  
スミマセン、花咲サラダください~
   
といって出てきたのがこれだった。
    

花咲ガニをマヨネーズで和えてある軍艦 モノであった。
   
これで105円なのでホンモノの花咲ガニなのかは不明だが、まぁまぁのお味でありました。
  
花咲ジジイ、花咲サラダを食らう ってことで。
どうぞ良い週末を。
  
  

2010年12月9日木曜日

ユリノキの近況
    

アオギリの実を探しに四ツ谷駅にいったときのこと。
   
アオギリの実の 完全形 はないものか、とズッと地面に目を凝らしていた。
   
ないもんだなぁ、なかなか と苦戦している脇にはたくさんの落ち葉が積もるように落ちていた。
    
そんなとき、コンクリートの地面にたくさん細い葉っぱが散らばっていた・・・・。
   
それは細い葉っぱではなくて、この前ご紹介したユリノキの実であった。
   
雨に濡れて大量に地面にへばりついていたが、それらは確かにユリノキの実だ。
その脇に、茶色くて丸い でん六豆 のようなものが落ちているが、それらがアオギリの種である。
   
昨日ご紹介したアオギリは心皮に種がついて、それごとプロペラのようにクルクルと旋回して地面に着地する。
着地すると、種は心皮から離れて発芽のときを待つ。
   
そんな種たちがゴロゴロ転がっていたのである。
   
地面を見て へー と、ひとしきり感心したところで上を見上げれば、スッカリ落葉した丸坊主のユリノキが青空に枝を伸ばしていた。
    

青空に伸びた枝には、実がまだ頑張ってしがみついていた。
  
公園でない場所でも色んなものが見つかるものである。
奥深いぞ、東京。
   
   


2010年12月8日水曜日

アオギリを求めて・・・


今朝はちょっと早起きして自転車で出掛けた。
行先はJR四ッ谷駅。   

何のためかと言えば、アオギリ Firmiana simplex の実を採取するためだ。

実はこの前、用事があって電車で出掛けたときに四谷駅で乗り換えた。
乗り換えるときに、駅から外を何気なく見ていたらばアオギリにたわわに実が残っていたのを見つけた。

思わず おおっ と声をあげてしまった。
 

パッと見ただけでは、枯葉と間違えてしまいかねない地味なやつであり、それなりの意識をして見ていないとなかなか気付かないかもしれない。
    
10月30日にアオギリの実について書いた。

葉のような形をした心皮に種がついていて、全体がプロペラのようにクルクルと回って飛び散るのだが、そのときの写真の心皮には残念ながら種がついていなかった。
   
心皮と種は大変もろくジョイントされているようで、地面に落ちているものにはほとんど種が付いているものはなかったようだった。
   
でもこれだけ実が木についてれば、幾つかは種付きの心皮も手に入るのではないかと考えたのである。
   

現地について、改めて問題のアオギリの木を見たが残念ながら手の届くところには実がなっていなかった。

しかたなく下をキョロキョロと見回してみると、昨晩の雨に濡れた種付きの実を幾つか見つけることができた。 


さっそくタッパーに入れ採取する。

なんかとっても嬉しい気分になって、爽快にペダルをこいで家路についた。
   
えっ?アオギリの実をどうするのかですって?

仕事です、仕事。
   

2010年12月7日火曜日

クリスマス近し
     
今日の話題について写真をどうしようかと、本当に悩んだ。
悩んだ結果がこれである。
     
植物とは関係がないが、時節がらクリスマスが近いですね・・・・ と。
写真はオーストリア、ウィーンのクリスマス・マーケットでの1枚。
   
オーストリアとか、ドイツではこの時期クリスマス・マーケットといって、クリスマスの飾り付け用の品や、クリスマスプレゼントの品、さらにはクリスマス料理の食材などを売っている市場が花盛りである。
   
・・・という写真と、今日の話題は全く関連がない。
スマナイ。
だって、今日の話題に合った写真が手元にないんだからしょうがない。
   
今日の話題は、今朝の日本経済新聞から。
      
世界最大の花の香りは・・・ 腐った野菜と同じ成分
   
という記事だが、ご覧になっただろうか?
   
記事によれば
今年、小石川植物園で開花したショクダイオオコンニャクの強烈なにおいの成分を東大の教授がつきとめた。
というもので、それは
腐った野菜などから出る臭い成分と同じ硫黄化合物だった
という話。
このニオイにひかれて、コガネムシの仲間のシデムシなどが集まると考えられている。
とあった。
       
花粉を媒介する虫をひきつけるために花はニオイや色、そして蜜などで誘うわけで、そのシデムシが好むニオイであれば、われわれ人間にとってそのニオイが魅力的かどうかなんてショクダイオオコンニャクには知ったことではない。
     
そういえば、ショクダイオオコンニャクが開花したといってテレビ番組でもかなり取り上げられたが
「このビニール袋にその独特のニオイを採取してきたんです。×××さん、どうぞこれを嗅いでみてください」
「ウワっ、臭~い!!」
なんてやりとりがあったなぁ、などと思い出す。
      
そうなんだ、花がすべて良い香りとは限らないのだ。
   
そういえば、もうひとつの大きな花であるラフレシア Rafflesia は、ハエに花粉の媒介を委ねているため、ハエにとって魅力的であるニオイ、すなわち腐った肉のようなニオイがするのだという。
      
なんか嗅ぎたくはないなぁ。
    
腐った肉のようなニオイ、腐った野菜のニオイ、とあまり爽やかではない花のニオイの話をしたので、せめて写真くらいはちょっと爽やかめのものをと思った。
     
そうして選んだのが植物と関係のない、それでもチトは季節感のある今日の1枚だったわけである。
  
   

   

2010年12月6日月曜日

ユリノキの実

これは何でしょう? と思わず問題にしたくなるくらいステキな形をしている。
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これはユリノキ Liriodendron tulipifera の実である。
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歩いていて完全な姿をした実を拾った。
おおっ と感激してそーっと家に持ち帰った。
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そーっと、いうのは別に誰かにナイショにしているわけではなくて、もろくて壊れやすいのでそーっと運んだのだ。
そーっと運んだつもりではあったけど、家に帰ればご覧のように中の実がボロボロと崩れてこぼれだしてきた。
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この手のひらにある、チューリップのようなかたまりがユリノキの実で、それらはヘラのような小さな実が集まってこの形になっている。
小さな実がたくさん集まって出来ている実なので、これを集合果といっている。
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ひとつひとつの実はヘラのような形をしていて、このヘラ状の部分が風をキャッチして遠くへ飛ぶという、いわゆる翼果である。
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翼果には、他にカエデやボダイジュなどがあるが、植物の実に翼がついているなんて、神様はスゴイことを考えたものである。
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このヘラ状の実は、集合果の中心に芯があって、その芯のまわりに らせん状に付いているというのも特徴である。
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このらせん状というのが、キモで、モクレン科の花の大きな特徴であり、それはかなり原始的な植物であることを示しているといわれている。
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ユリノキの別名をチューリップツリー、もしくはチューリップの木というが、それは花の姿がチューリップのようであるからといわれているが、こうやってみると実もチューリップっぽいところが何とも面白い。
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因みにユリノキの黄葉も素晴らしく、花咲ジジイのイチオシのユリノキ・スポットは赤坂御用地から乃木坂あたりの外苑東通り沿い である。
もしお近くを通る機会があれば是非ご覧あれ。
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2010年12月5日日曜日

つぼみ2
     

数日前に これは何のつぼみでしょう? という問題を投げかけたのだが、その後何か思いつきましたでしょうか。
   
今日そのつぼみを見てみたらば、花はまだ咲いていないながらも僅かなら進展があった。  
    

うろこのようなものが僅かにオレンジ色を帯びてきているのが分かる。
   
花となる部分の下のほうから先に咲くのではないかと思われる。
   
ちょっと専門的だが、こうやって花の下のほうから上に向かって順に花が咲く、あるいは花の外側から内側に向かって順に花が咲くことを 無限花序 indefinite inflorescence という。
    
この逆に上から下へ、中心から外側へ咲くものを 有限花序 definite inflorescence という。
   
さて無限花序のこの花はいったい何の花でしょうか?
   
正解発表も間近だと思われる。
  
  



2010年12月4日土曜日

クヌギ燃ゆ
     

秋空の美しい晴天が続いている。
   
しかし花咲ジジイの鼻水はとまらない・・・
   
昨日ご覧いただいたトチノキとはまたちょっと風合いの異なる 黄葉 が今日のクヌギ Quercus acutissima である。
   
落葉樹が落葉するのは葉の柄(葉柄)と枝の境に 離層 というものができて葉が落ちるのだが、このクヌギはどういう訳か離層が出来ないために一旦黄葉しても茶色い葉っぱがいつまでも未練たらしく枝についているという現象がおきるのだ。
   
そういえば・・・ と心当たりのある方も多いのではないだろうか。
   
花咲ジジイとしては、クヌギと言えばなんといってもカブトムシである。
子供の頃に胸躍らせたカブトムシやクワガタは、どんな本にでも 「クヌギの樹液が好物です」「カブトムシを捕まえるには早起きしてクヌギの木を見てみましょう」 などと書いてあった。
   
カブトムシ、クワガタは鮮明にイメージが沸くものの、当時の花咲ジジイにはクヌギとは一体どういう木なのかがサッパリ分からなかったし、一体どこへいけばそのクヌギの木とやらにお目に掛かれるのかが分からなかった。
   
クヌギ=カブトムシ とパブロフの犬的に刷り込まれたものの困惑した幼少期をしばらく過ごして、植物に目覚めたオトナになって ああっこれかぁ などと理解できた。
誰かこういうことをちゃんと教えてくれる大人が身近にいたならなぁ などと思ってしまう。
  
  


2010年12月3日金曜日

トチノキ Aesculus turbinata
      

今日の天気はなんだ?
大雨、そして季節はずれの陽気。
   
何かが狂っているとしか思えない。
   
翻って、英国では大寒波が猛威をふるい大雪に見舞われて都市機能が麻痺しているという。
   
かたや夏の陽気、かたや大寒波。
この先、地球はどうなるのだろう?
   
こうなると身体がついていかなくなってくる。
健康だけがとりえの花咲ジジイであるが、昨日から鼻がむずむずして鼻水が止まらなくなった。
加えて頭もボーっとするし、目もしょぼしょぼする。
  
そんなわけで今日はこんな体調なのでちょっと短めに。
  
今日の写真は トチノキ である。
秋の日差しに黄金色に輝いていた。
  
単葉と複葉という話をしたと思うが、このトチノキの葉は幾つかの小葉からなる複葉である。
天狗のうちわ のような形をしているが、これは見方によっては手のひら のような形なので 掌状複葉 という。
  
このトチノキについてまだまだ語りたいことはあるのだけど、今日は鼻水が止まらないのでこの辺にてご勘弁を。
 
どうぞ良い週末を!
  
  

2010年12月2日木曜日

毎日小学生新聞
    

花咲ジジイが子供たちと日比谷公園でドングリ拾い をしたことが 
毎日新聞小学生新聞(11月29日) で紹介されました。
   
小学生新聞らしく、ほのぼのとしたナイスな雰囲気である。
   
切り抜き部分をクリックすると拡大されて記事が読めるはずなので、是非ご一読を。
(よく読めないというお声をいただき改善したつもりなのですが・・・・)
   
記事がうまく読めない方は、上記の 「毎日小学生新聞(11月29日)」 の部分にリンクをはってあるので、ネット版をご覧ください。
   
ドングリ拾いは楽しい!
子供たちとの交流はさらに楽しい!!
  
   


2010年12月1日水曜日

つぼみ
 

これも近所を散歩していたときのこと。

ある植物からシュルシュルシュル~っと花柄が出て、その先端につぼみ ができていた。

そうかぁ、今頃から咲くんだっけなぁ、これは。
そう思いながらパチリとやった。

つぼみを湛えたその植物の全体を見ればそれが何なのかスグに分かってしまうので、ここはつぼみだけをアップでお見せすることにした。

さて、何のつぼみでしょうか?

かなり独特な模様で、何やらウロコっぽい。

花が咲くまでの間、しばし何のつぼみかを考えてもらって、花が咲いたらばその花の様子をもって正解発表としようと思う。

こうやって見ると、たかがつぼみであるがなかなか神秘的な姿をしているものである。


2010年11月30日火曜日

天までのびよ
    
日比谷公園、新宿御苑ネタからやっと離れてきた感じだが、どうだろう。
   
近所では黄葉/紅葉もすすみ、早いものはスッカリ丸坊主になっている落葉樹もある。
そんな中青々として元気なやつを見掛けた。
大きな葉っぱとその形、ツルでしがみついて上へ伸びる様子などからウリ科の何かであることはスグに分かった。
が、ウリ科の何かが良く分からなかった。
とりあえず元気にある様子を写真に撮って家で調べてみた。
それは ハヤトウリ Sechium edule であることが分かった。
ハヤトウリ・・・ しばらく考えて丁度去年の今頃書いたことがあると思い出した。
   
ハヤトウリの漬物を食べて美味しかった と書いたのだが、それと近所で元気に育っているものが頭の中で繋がらなかった。
へぇー、こんな植物なんだ と素直に驚く。
    
まず、もう12月なのに青々としてまだ花すら咲かせている。
実もまだ小さくて、まだまだ大きくなる余地がある。
   
どうもこのハヤトウリは短日植物といって、日が短くならないと雌花をつけないらしく、今が結実の真っ盛りの時期らしいのだ。
もう店じまいをして冬支度をしている植物も多いというのに、なかなか逞しいやつである。
    
   
上へ上へとツルを頼りに伸びている様は上昇志向を表すかのようで 縁起が良いのでは!? などと勝手に想像してしまう。
頼りのツルというのも、よくよく考えるとスゴイ。
   
クルクルと芸術的に巻きつくのは誰かが教えてくれた訳ではない。
一説によれば、彼らは触覚をもっていて、ツルが何かに触れるとそれが我が身を支えるに足るものかを判断して、イケる と思ったら巻きつくなんてことを聞いたことがある。
  
見た目もスゴイし、機能もスゴイ。




2010年11月29日月曜日

渋い床屋さん
     


もうお気づきの方もいらっしゃると思うが、花咲ジジイは写真が結構好きである。
さらに自転車にのってあちこちに出没したり、はたまた徒歩でいろんなことろを徘徊したりするのも好きだ。

そして、出掛けた先で植物に関して面白い発見があるとパチリとやって花咲ブログでご紹介しているという訳だ。

しかし、パチリとやるのは植物だけとは限らない。

なんか良いじゃぁない 

という被写体を見つけてはパチリとやる。

それが植物に関係があればシメたもので花咲ブログにてご報告するのだが、植物に関係がないと、それは個人でひっそりとたのしむこととなる。
そんな1枚がこれだ。

なんともシブい床屋さん ではないか。
All ways 3丁目の夕日チック と申しましょうか、昭和がそのまま横滑りしてきたような店構えである。

もちろんパチリとやった。
やったけど、これは植物とはあまり関係がなさそうだ。
なさそうだけど、折角の良い写真なので載せてみたい。
そこで何か植物に関係することはないか、写真をジックリ見る。
 
まだオシロイバナ Mirabilis jalapa が頑張っている。
地味なハラン Aspidistra elatior が地味な店をより地味に見せている。
 
・・・・ダメだ、どれも弱い。
    
そこ起死回生の無理矢理コジツケ案を考え付いた。
   
床屋さんで見る赤と青のグルグルまわる看板は 動脈と静脈 を表現したことが起源であると聞いたことがある。

血管だな。
     
植物には血が流れていないが、水分栄養分を植物全体に行き渡らせるために管がめぐっている。

水分を運ぶのが 導管 という管。
そして糖分などの栄養分を運ぶのが 師管 という管。
導管と師管が束になっているものを維管束という。
   
ねっ、植物には血管はないけど似たような管はあるのだよ。   
ねっ、かなり強引なもっていきかただったでょ、今日の花咲ブログ。
それにしてもシブい床屋さんだよなぁ。
  
   



2010年11月28日日曜日

黄葉三昧
    

快晴の気持ちの良い週末だった。
   
いかがお過ごしでしたか?
   
花咲ジジイは仕事で都内を移動していた。
  
移動した結果、図らずも都内の黄葉をタンノーすることが出来た。
  
まずはおなじみ(?)新宿御苑。
新宿御苑ネタにいささか満腹感を覚えていらっしゃるかたもいると思うが、日比谷公園同様、植物に関する発見が多い場所なので仕方あるまい。
   
新宿御苑は都内で手頃に黄葉、もしくは紅葉を楽しめる場所として人気があり、つぎつぎと新宿門をくぐって人が押し寄せてきていた。
天気が良いので、別に紅葉なんか見なくても、お弁当を食べてゴロゴロしていればそれでシアワセなのであろう。
   
上の写真が新宿御苑であるが、大きな大きなイチョウが黄金色に染まっているが、そのとなりに大きな大きなヒマラヤスギが青々としていて絶妙なコントラストを醸しだしている。
大きな樹々のしたでは、比較的小さなカエデなどが真っ赤に紅葉している。
  
スバラシイ 
   

イチョウは街路樹としても人気があって、いたるところで見かけることができる。
これは成城学園前のイチョウ並木である。
成城学園前にはサクラ並木もあって、春、秋と手を変え品を変えて我々の目を楽しませてくれる。
   
街路樹なので電線を妨げないよう、信号機がきちんと見えるよう、といった配慮から強めに剪定されていて本来のイチョウの樹形とはやや異なるが、それでもかなり見ごたえのある黄葉っぷりである。
   
スバラシイ
   

最後の写真は靖国神社。
参道の両側にイチョウの大木が連なる。
その真ん中に大村益次郎像がどどーんと構えていて、公園でもない、街路樹でもない独特の雰囲気を感じさせる。
   
その他にも神宮外苑絵画館前など、イチョウの名所と呼ばれる場所は沢山ある。
山の紅葉の様子にはかなわないながらも、都会の黄葉もなかなか捨てたものではない。
  
スバラシイ
  
さて来週で11月も終わり、師走に突入する。
今年やり残したことは・・・・ などと振り返る時期になった。
ついこの前まで 暑くてたまらん とボヤいていたというのに。
うーむ、なんか時の経つ早さが恐ろしいなぁ。