昨日はケヤキ Zelkova serrata に関する発見をした、なんて大袈裟なことを言ってしまった。
それは何かと言えば、ケヤキの花である。
ケヤキはその勇壮な樹形がなんとも印象的だし、街路樹としてもよく見かける。
そんな身近な樹でありながら、はたしてどのくらいの方がケヤキの花を鮮明にイメージできるだろうか。
サクラなど花に注目が集まる植物の花は誰にでもイメージできる。
あまり日の目を見ないところにスポットライトをあてるのが花咲ブログの真骨頂である。
ケヤキは雌雄同株といって、ひとつの木に雄花と雌花が咲く。
ではどんなものなのか写真を見ていただこう。
サクラのようにピンク色をしているわけではない。
さらにひとつひとつの花が小さい。
花咲ジジイの指(ゴメンなさい、汚い手で)と比べるとその小ささが分かるだろう。
多くの花は虫媒花といって、花粉を雄しべから雌しべに渡すの役割を虫に託しているため目立つのだ。虫をひきつけるために、派手な色をしていたり、甘い蜜をだして誘っているのだ。
一方、ケヤキの花は風媒花といって、風をたよっている。
なので、目立つ必要がない。そんな訳で、今のこの時期にひっそりと咲くケヤキの花にも是非注目してもらいたい。
忙しいとは思うけど、足を止めて上を見上げる余裕がちょっとだけあると良いね。
4 件のコメント:
最近、外を歩いてる時は意識して木や花に目を向けるようになりました。
なんだか、毎日楽しいです。。♪
花っ子さん
いつもコメント有難うございます。
花咲ブログで普段見えなかったものが見えてきただなんて、嬉しい限りです。
励みになりますね。
有難うございます。
たしかに地味な花ですね!
げん玉裏技さん
コメント有難うございます。
地味な花にも目を向けてみると面白いことがたくさんありますよ。
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