絶句のクスノキ
ここは奈良。
唐突であるが奈良である。
東京に住む花咲ジジイは中学時代、修学旅行で京都、奈良に行ったことがあるのだが、奈良はそれ以来である。
換言するなら奈良ビギナーである。
行ってビックリした。
街全体が世界遺産というか、巨木がひしめいているのだ。
当然神社仏閣や仏像に関心がある人にとっても胸躍ることだと思う。
なんで中学生のときにもっと関心をもって見なかったのかと後悔することしきりであるが、当時は先生の目を盗んでいかに悪さをするかばかりがもっぱらの関心事だったのでいたしかたあるまい。
今の立場で改めて見た奈良は宝の山だった。
そのあたりは機会があればゆっくりご紹介したいと思う。
まずド肝を抜かれたのがこのクスノキだった。
なんだなんだこのデカさは!!
写真の左隅にいる人間とのサイズの差に注目していただきたい。
今までで大きなクスノキといえば明治神宮の御神木クスノキが記憶に残るが、それをはるかに凌ぐスケールである。
近づいてみる。
すると立て看板があって、このクスノキを説明してあった。
樹高23.5メートル
幹周4.83メートル
遠くから見ると一本の巨樹のように見えるが、実際は三本のクスノキであり、樹齢は約100年とされる。
明治41年に奈良県で行われた陸軍の大演習に際して、飛火野で催された饗宴に明治天皇が臨席され、その玉座跡に記念植樹されたのがこの樹である。
スゴイ。
スゴすぎる。
樹高23.5メートル、幹周4.83メートル というサイズ。
3本のクスノキというあたりが、ちょっと残念といえば残念だが、やはり言葉を失うスケール感である。
大きい樹、古い樹、にはえもいわれぬパワーが満ちていて無条件にひれ伏しちゃうなぁ。
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