数日前に 「イチョウの枝をたぐりよせたら新芽の中にオスの花がスタンバイしていた。」 という話を書いた。
それはそれで、なかなかの発見だと思う。
となると、気になるのはメスの樹である。
メスの樹の芽はどうなっているのだろうか?
雌花もスタンバイしているんだろうか。
雌花の様子が気になって矢も盾もいられず外に出た。
闇雲に歩いても無駄なので、ちょっと距離はあるがメスのイチョウの木であると分かっている場所に自転車で出掛けた。
イチョウの雌花については昨年の花咲ブログに詳細に書いたので、写真を含めてそちらをご参照いただきたい。(2010年4月19日)
現地についてイチョウの木を見ると、ちょうど短枝の先が裂けて新芽が吹いたころだった。
早速何本かの枝を手繰り寄せて間近に短枝の新芽の様子を見てみた。
あった!!!
小さな小さなイチョウのカワイイ葉っぱの間に、小さな小さなイチョウのメスの花を幾つか見ることができる。
分かりにくいと思うので、オリジナルの写真の下に雌花を赤く囲っておこう。
イチョウは裸子植物で、胚珠が子房に包まれることなくむき出しになっているわけだが、こうやって見るとすでに胚珠がむき出し状態でスタンバイしていることが分かる。
スゲー。
すごいと思いませんか?
こんなに小さいのに立派なイチョウなのだ。
花咲ジジイの指と大きさを比較してもらえれば、その控えめなサイズが分かると思う。
花咲ジジイの指と大きさを比較してもらえれば、その控えめなサイズが分かると思う。
こんなに小さいのにイッチョマエのイチョウの葉っぱだ、ということが分かる叉状脈(さじょうみゃく)が見えるということで黄色い円で囲ってみた。
それにしても律儀に折れ畳まれて芽の中に納まっているものだ。
こんな初々しいイチョウの姿を見れるのもほんの僅かな期間だ。
是非イチョウの枝を引き寄せて間近に見てみて欲しい。
因みに全ての芽で雄花、雌花が見られるかというと否で、むしろ見られる枝は少ない。
あきらめずにトライしてみてください。
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