春爛漫。
都内のソメイヨシノは終わったが、世はまさに百花繚乱である。
あっちこっちで花が咲いていて、花咲ブログも花たちに追いつくのが大変である。
今日ご紹介するのはハナニラ。
これももうそろそろ終わりかなぁ。
白い花がなんとも可憐である。
スッと立った先に白い花が一輪咲いている。
この一輪という部分が大切で、それは学名をみれば分かる。
種小名の uniflorum は uni と florum に分けることができる。
uni はユニ、すなわち 「ひとつの」 という意味だし、
florum は 「花」 という意味だ。
ふたつを繋げれば ひとつの花 となり、それは 単花性の という意味になる。
名は体を表す を地でいっている。
でもハナニラという名前からニラの仲間か?というと、ともに同じユリ科であるが、ニラ Allium tuberosum とは属が違うので仲間とも言い難い。
そこは名は体を表していないというフクザツさである。
ついでに言うと、ハナニラの花びらは何枚でしょうか?
6枚と思った方は惜しい。
ハナニラはガクと花びらの区別がつきづらいので、ガクも花びらもまとめて 花被 といっている。
花はひとつでも、一筋縄でいかないのがハナニラである。
2 件のコメント:
近所からもらってきたハナニラはガクが6つに見えるタイプ。買ってきたイエイオンは5つに見えるタイプ。なにかがどう違うんだろうか?
ぴーさん
ハナニラは基本は6です。
5つに見えるタイプは恐らく突然変異したものであるとか、何かの理由で欠損したものではないかと思います。
この前チューリップを幾つかバラして観察したのですが、6枚と信じていた花被が8枚のものも結構ありました。
交配、交雑など品種改良の過程でそんなものもできるのではないかと思います。
でも、あくまで基本は6だと思いますよ。
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