サクラは満開。
あちこちで新芽も吹きだして春真っ盛りである。
週末、関西方面に出掛けて偶然手元に手繰り寄せてイチョウの新芽を見てエラい発見をした。
イチョウの場合、普段我々が 枝 といっている部分は 長枝 と呼ばれ、枝からポツポツと飛び出している部分を 短枝 と呼ぶ。
短枝の先が黄緑色にプックリと膨らんで、やがてその先がパカッと裂けて新芽を吹く。
そのパカっと裂けた枝をたまたまたじっくり見たのだけど、そこでエラい発見をしたというわけである。
そのエラい発見というのは、短枝のなかの真ん中に小さくコンパクトに折りたたまれたイチョウの葉が見える。
その若い葉を取り囲むように何やらポツポツとウロコ模様の何かが見えるだろう。
それは恐らくイチョウのオスの花だと思われる。
イチョウの雌花、雄花は昨年もかなり頻繁に取り上げて大袈裟に報じてきた。
念のためにイチョウの雄花がどんなものか写真を付しておこう。
でもそれが冬を越す芽のなかでどのようになっているかなんてことは知らなかった。
でも今日の写真を見てもらえれば分かるように、明らかに雄花がスタンバイしているのが分かる。
これを見た瞬間、ああこのイチョウはオスの株なんだな ってことが分かるわけである。
なかなかこんなイチョウの姿をみることはできない。
新芽を吹く今の僅かな瞬間にしかみることが出来ないので、気付いた方は是非イチョウの枝を手繰り寄せて間近にその様子を見てみて欲しい。
そんな訳で緊急連絡というタイトルにしてみた。 今しか見れないんだから。
ちょっと感動的ですらあるイチョウの新芽のお話でした。
2 件のコメント:
近くで見れれば、見てみたいと思います!
イチョウの枝が概して高い場所にあるので、歩道橋から手が届けば、ビルの非常階段から手が届けば、といった具合にちょっと高い場所から手が届かないか見てみてください。
とにかく今しかないので、「急げ!!」ですよ。
発見があったら教えてください。
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