急げ、急げ。
今度はカエデだよ。
カエデ Acer palmatum を知らない人の方が少ないだろう。
でもそれは、カエデの葉、特に紅葉のころのカエデを知っているのであって、一体どういう花が咲いて、どういう実が付くのか明確にイメージできる人は少ないのではないかと思う。
花咲ブログではカエデの花、カエデの実についてすでに何回か取り上げて、カエデの知られざる姿を知ってもらうべく情報を発信してきたつもりである。
そして今回は、昨日のイチョウ同様、冬芽を破って新たに出てきた新芽をご紹介しようと思う。
まずカエデの最大の特徴は対生といって、枝から芽が対(ペア)になって出ているところにある。
そのせいもあって、枝の先端はバルタン星人の手のように二股に割れている。
その割れた先端がほころんでふにゃふにゃにふやけた新芽が吹いている。
さらに赤いポツポツとした小さな粒も見えるが、これがカエデの花のつぼみ であります。
このあと立派に開いた葉を見るとだれでもカエデであると分かるけど、こんなにも親しみのあるカエデがどのようにして花を咲かせるのか観察していると面白いと思う。
一年のうちで今しか見ることができない 「旬」 の話題であるので、またしても緊急連絡として書かせていただいた。
イチョウも、カエデも、街を歩けばいくらでも目に入るありふれた樹であるけど、そんなありふれた樹の知られざる一面を是非知って欲しいと思う。
3 件のコメント:
ありふれた自分の身近な世界の中で日々、起こっている小さな奇跡の瞬間を感じられるように、わたしもなりたいです。。。☆
花っ子さん
コメントありがとうございます。
ちょっと街を歩けば小さな奇跡の瞬間に溢れていると思いますよ。
ようはそれに気付くことができるか、通り過ぎるかだと思います。
アンテナを高く、感度をあげていくと色んな奇跡の瞬間に出会えると思っています。
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