奇跡の一本松
地震から一ヶ月。
今も大きな余震がつづき、予断は許さない。
グラッとくるたび、あるいは携帯電話がヒューッヒューッヒューッと緊急地震速報を知らせるたびにドキドキしてしまう。
もう勘弁してくれよ というのが偽ざる本音である。
新聞である記事が目にとまった。
というもので、岩手県の景勝地である高田松原には海岸線に沿っておよそ2キロにわたって松が植えられていたのだが今回の津波によってほぼすべての松が流されてしまった。
たった一本の松だけが残り、それを希望の松として復興のシンボルのようにとらえられていた。
ここまでのニュースは知っていた。
ところが今日の記事によると、その奇跡の一本松が根腐れの危機に瀕しているのだという。
その松は地上約10メートルまで海水をかぶり、根元から約80センチ上まで表皮がふやけた。
根元周辺は砂が積もり、地下水も海水の割合が高くなっているため根腐れする恐れがある。
砂を取り除き、波による土壌浸食を防ぐ防護柵の設置した。(産経新聞より)
折角、あの大津波から生き残ったというのに、それはなんとか救ってやりたいではないか。
鶴岡八幡宮のイチョウのときもそうだったけど、時として植物が社会の注目を浴びることがある。
鶴岡八幡宮のイチョウはひこばえが順調に育って復活の兆しがあるのだという。
岩手の奇跡の一本松の今後にも注目していきたいものである。
ガンバレ!
今日の写真は奇跡の一本松の写真が手元にないので(あたりまえか)、花咲ジジイの撮った写真コレクションの中からテーマに最も近いと思われる一枚を。
これはイタリアのサルディニア島の光り輝く松。
後光がさしている・・・・。
2 件のコメント:
高田松原って見事だったんですよ..
潮干狩りでチョウセンハマグリをよく取りに行きましたっけ..
あの防砂林が1本だけになってしまうなんて信じられないですよね..
住んでた町に知り合いが入り写真送ってもらいましたが、ものの見事に何もなくなっていますね..
さすが北関東のぴーさんと申しましょうか、よくご存知ですね。
元の風景を知っている方のショックというのは人並みならないと思います。
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