2020年6月6日土曜日

多摩川台公園



先日用事があって出掛けたついでにたまたま立ち寄ったのが多摩川台公園。

初めて行ったけど、なんとも気持ちの良い素晴らしい公園だった。

川沿いの高台に細長く(750メートル)に伸びる公園は緑も豊か。

特に木々の間から見える多摩川の景色がとても美しかった。

お弁当を持っていって、ここでのんびりしたら幸せなんではなかろうか。

新緑の季節は進み、緑もだいぶ濃くなってきた。

本格的な梅雨、蒸し暑さがやってくる前にこんなところでのんびりしてはいかが。

2020年6月5日金曜日

箱の隅からこんにちは



ミントの旺盛な生育について書いてきたけど、いちおうこれにて一旦筆を置こうかと思う。

ほんのちょっとだけミントを発泡スチロールの箱で育ててみたら、あれよあれよと箱がミントで埋まった。

うーむ、スゴイ・・・。

と感心していたら、驚くべきことが起きていた。

なんと発泡スチロールを突き破って、ミントが出てきたのだ。

これは地下茎か?いや地下茎にしては様子が違う。地下茎ならもっと白い根のような感じのはずだ。

見れば分かるけど、茎がちゃんと茎っぽく茶色をしているし、そこから出ているのは白い根ではなく、緑色の葉だ。

なら匍匐茎か?いやいや全然匍匐してないじゃん。

地中から箱を突き破ってきちゃってんだから。

もうどうなってんだか、さっぱり分からん。

とにかくミントを舐めてはいけない。

とんでもないしっぺ返しを食うから。

2020年6月4日木曜日

無尽蔵

横へ伸びた匍匐茎の節にはすでに葉が出ている

接地したところからは根が出ていて、その上には2本の茎が垂直方向に出ている

いったん堀りあげて切断すれば、ほら、立派なミントの苗のできあがり

stolon 匍匐茎は地上を横へと伸びるが、単に伸びているわけではない。

地面に接地した箇所から根を出す。

そして根を出した箇所からは今度は垂直方向へ茎を出す。

根があって、茎があれば、もうそれは立派なミントの苗でしょ。

写真3枚目のように、根と茎がセットになった箇所を掘りあげて切ればもうすでにミントの苗の出来上がり。

ミントはこのように無尽蔵に増殖するのだ。

地下では地下茎、地上では匍匐茎、この両面作戦でガンガン、アッという間に増えていくのがミントであり、ひとたび勢いづくとコントロールするのは難しい。

なのでミントは安易に地植えするべからず。

どうしても育てたければ植木鉢のなかで育てるべし。

2020年6月3日水曜日

地下茎 匍匐茎



ミントは地下茎で増えるから手に負えないと言ったけど、それだけではない。

地下茎は字のとおり、地中に茎を伸ばしていくタイプ。

地中で伸びて、ポコッポコッと地上に出て株を増やしていく。

ミントのすごいのは、地下茎だけではなく、地上を這っていく匍匐茎もあるのだ。

上の写真を見ていただければ、一本の茎が垂直方向ではなく水平方向に伸びているのが分かるだろう。

これを匍匐茎(英語で stolon)と言い走根とも言ったりする。

因みに地下茎は英語で rhizome という。

stolonとrhizome、あれどっちだったっけなと混乱したこともシバシバ。

茎が上に伸びるんじゃなくて横に伸びるだけでしょ、何が凄いの?

明日、その凄さ、恐ろしさについてお教えしましょう。

2020年6月2日火曜日

ミント脱獄対策



申し上げたようにミントは地下茎で横へ横へと広がっていく。

その広がりは旺盛でひとたび蔓延ると手がつけられない。

なので蔓延らないように最初が肝心。

横へ広がる地下茎が問題なのであれば、横に広がらないようにすればよろしい。

その方法とは案外単純で、植木鉢に植えること。

こうすれば植木鉢よりも外へは育つことがない。

植木鉢をそのまま楽しむもよし、ハーブガーデンのようなものを作ったとして「植えた感」が必要な場合は一旦植木鉢に植えてから、その植木鉢を土に埋めればよろしい。

ただし、決して植木鉢ごと土に埋もれるようなことがあってはならない。

数センチ~10センチ程度は植木鉢の寝首が地上に出ていなければ意味がない。

でないと、ミントはここぞとばかりに根を伸ばしていく。

それくらい強烈なのだよ。

イギリスでは今日ご紹介した写真のような光景を良く目にする。

「なんで植木鉢が植わっているの?」
それが何故かと理解できると、庭を見る目もワンランクアップするかも。

2020年6月1日月曜日

ミント


とある雑居ビルの裏。

働いている人が休憩中に一服するのだろう。

灰皿に溢れんばかりに吸殻が置かれていた。

その脇にプランターが二基。

植えられたのはミント。

誰か園芸好きな人がいたのかなぁ。

プランターではミントがまぁまぁ元気に育っていた。

まぁまぁというのは見て分かるように葉がやや黄色くなっていたのだけど、良く見ると土はカッサカッサに乾いていて、しばらく水を与えられていないようだった。

しかしミントは強く逞しいので、黄色くなるくらいで堪えていて枯れてはいなかったのだ。

この強くて逞しいミントの特性は時として「厄介」になる。

なぜなら強すぎて逞しすぎて、他の植物を駆逐し、人間のコントロールが及ばなくなるから。

良かれと思って、地植えしようものなら野放図にテリトリーを広げて手がつけられなくなる。

しまったと思って、駆除しようと思っていも先だってのジシバリ同様地下茎で広がっていて、ほんのちょっと地下茎が残っていただけでまた元気に再生してくる。

でもミントはハーブとして人気があるから、増やして売れば良い商売になるかもね。

挿し木で簡単に増えるし、育てるのは簡単だし、強いし、ほぼほぼ元手がタダで商売になるかも。

2020年5月31日日曜日

反逆のアジサイ



植物の葉の付き方には「対生」「互生」「輪生」などがある。

対生は茎の同じ箇所から対になって葉が出ること、互生は茎の異なるところから互い違いに葉が出ること、輪生は茎の同じ箇所から茎を取り巻くように複数枚の葉が出ることをいう。

対生の植物は必ず葉が対になって出ているし、他の互生、輪生も然り、のはず。

それが植物を同定したり、分類するときのベースになっている。

例えばカエデに似た葉を持ったモミジバフウは互生なので、対生であるカエデとの区別がつきやすい。

身近なところではアジサイ。

アジサイは対生の性質を持っている。

これまで見かけたアジサイは律儀なまでに対生だった。

ところがこの前見つけたアジサイは、よくよく見てみると葉が対生になっていなかった。

対生の相方が欠損しているわけでもなく、葉の付き方が微妙にずれていたのである。

まぁ生き物だから、時として変異が現出することはあると思うが、申し上げたように僕の認識ではアジサイは律儀なまでに対生を守っていたように思うので、このアジサイを見たときはちょっと衝撃だった。

あと疑われるのは、それはアジサイではないのではないかということ。

イエイエ、いくら耄碌(もーろく)していてもアジサイくらいはちゃんと分別できますよ。

2020年5月30日土曜日

季節はすすむ


東京では緊急事態宣言が解除され、少しづつ日常を取り戻そうとしてはいるけど、果たしてどのくらい元に戻るか、戻れるか。

そんな中でも着実に季節は進む。

気が付けば5月も終わり。

コロナで揺れた空白の凡そ3ヶ月はあまりにも大きかった。

気温も上がってきて咲いている花の顔ぶれも随分変わってきた。

ふと咲いていたサルビアを見てみたらナナホシテントウムシが葉っぱの上にちょこんと鎮座ましましていた。

世の中コロナだってのに、自然は逞しいなぁ。

2020年5月28日木曜日

逞しきものたち


道路脇のコンクリートブロックの隙間にはえていたのはマンネングサ。

ブロックの隙間に丁度良い塩梅にはえていた。

誰かがその隙間に植えたのかなと思うくらい。

マンネングサはセダム(ベンケイソウ)の仲間。

つまり多肉種の一員ということ。

葉が肉厚で、中に水分を蓄えている。

なので誰かが水遣りをしなくても多少の乾期は耐え忍ぶことができる。

ラクダのこぶのようなものかな。

しかしこんな僅かな隙間に根を張り、花を咲かせる。

植物たちのなんと逞しいことか。

2020年5月27日水曜日

松の赤ちゃん


これはなんだ?

これは松です。

What is this?

This is a pine tree.

なんだか英語の例文みたいになってしまったが、今日ご紹介したいのは松の赤ちゃん。

立派な松だって子供時代があったのだ。

松はカエデの種のような、ヒラヒラの翼(よく)が付いていて、風に乗って飛んでいく。

着地したところで芽を出して、こうやって育っていくのだ。

まだ10センチあるかないか。

小さくて可愛いけど、これでちゃんとした松なのだ。

これが数十年後には立派な松になるのだ、順調にいけば。

しかし物事はそうたやすくない。

この松が立派な松の木に育つ確率はどのくらいかなぁ。

結構低いと思うよ。

競争の激しい自然界で生き抜くのは大変なのだ。

頑張れ松の赤ちゃん。

2020年5月26日火曜日

地中+空中作戦



5月12日、13日にご紹介した「オオジシバリ」を別の場所で見た。

ご覧下さい、この広がり方。

まさに広範囲に地縛っているではないか。

白い根(地下茎)が横へ横へと広がり、そこから葉が出て茎が出て花を咲かせてテリトリーを広げるばかりではなく、咲いた花はタンポポのようなタネがついてそれが風に乗って広がっていく。

すなわち地中(地下茎)と空中(タネ)の二面作戦で広がっていくわけだ。

道理で強く逞しいわけだ。

ここまで広がるとコントロールするのはなかなか難しいなぁ。

2020年5月25日月曜日

姫蔓蕎麦


道路沿いにウワーッと広がっているのはヒメツルソバ。

いつも迷うんだよね、「ヒメツルソバ」なのか「ツルヒメソバ」なのか。

でも漢字「姫蔓蕎麦」をイメージできれば間違いないか。

姫とは「小さい」という意味で当然単語の先頭にくる。

園芸店でも売っているくらいだけど、ご覧のとおりひとたび根付いて定着すればどんどん横へ横へと増えていく。

横へ横へ、つまり地被類(グランドカバー)ということ。

写真を見れば分かるけどグラウンド(地)をカバー(被う)している。

暑さにも強く、手間要らずなので、逆に植える場所に気をつけないと増えすぎて困ることにもなりかねない。

2020年5月24日日曜日

王道


プランターで何を育てるか?

王道中の王道はこのゼラニウムではなかろうか。

ビビッドな赤、ピンクなど目を引く独特の存在感がある。

個人的にはスイスの山小屋のベランダの手すりにズラーッと飾られたゼラニウムのイメージが強い。

ところでゼラニウム、ゼラニウムとは言うが、実際はこれはペラルゴニウム(Pelargonium)ね。




2020年5月23日土曜日

素敵な扉



とあるお宅の駐車場。

結構古いお宅で金属板を張った引き戸になっている。

その引き戸に真ん中に白黒のデザインが施されている。

良く見ると何かの植物をモチーフにしているようだ。

全部で3種類。

左からイチョウ、バラの実(ローズヒップ)、ケシの実だと思う。

切り絵のようで、銀の金属扉、黒い背景、白く抜かれた植物。

なんだか素敵じゃない~?

2020年5月22日金曜日

覚悟の芝地



芝生というのは維持するのは結構大変。

だまっていて青々としているわけではない。

水遣り、芝刈り、除草、施肥、エアレーションなどなど。

ゴルフ場のグリーンにはグリーンキーパーという専門職の存在があって維持されることからも、その難しさ、手間の多さが分かるだろう。

今回張った芝はおよそ2ヶ月経って確かに青々としていた。

しかし、同時に雑草もスクスク育っていたのだ。

その雑草を手でひとつづつ丁寧に、できるだけ根こそぎ取り除く。

これだけの面積でこれだけの雑草がはびこると、かなりの時間と手間を要す。

作業後にはある程度の達成感はあるけど、とにかく芝張りをして芝地がスタートしたら、あとはとことん手間をかけて維持していくしかないのである。

2020年5月21日木曜日

芝張り

山と積まれた芝をひたすら張っていく

なんとか張り終えた3月後半

そして5月 芝は青々と

3月後半、とある場所で芝を張った。

丸一日掛かりで、なんとか張り終えた。

張り終えた後はもちろん立入りを禁じ、養生、芝の定着を願った。

それから約2ヶ月後。

ご覧下さい。

芝が青々と元気に育っている。

最近は夏かと思われるくらい気温が高く日照も豊富な日が続いていたし、一方、ほどほどの降水もあった。

ある意味、芝の生育にとっては理想的な条件だったと思う。

コロナ騒ぎで地に足がつかない感じの日が続いているけど、植物はご覧のとおり着々と前へ前へと進んで行っているのだなぁ。

2020年5月20日水曜日

四角に掘るべし


昨日「日本における通常の・・・」という書き方には伏線があったのだ。

木を植えるために穴(植え枡)を掘る。

そういうとき普通は丸く穴を掘るのが普通だろう。

しかし最新のセオリーでは植え枡は四角く掘るべし、ということが言われはじめている。

かのキューガーデンの樹木担当部署の最高責任者をしてそう言わしめているのだから間違いないだろう。

なんでか?

植えようとする苗木は植木鉢(ポット)に植えられていたり、巻き根という形で現場に運ばれる。

いずれも狭い限られたところで根が伸びた状態なので、根がコイル状にクルクル巻いている。

これは木にとってあまり良い事ではない。

木の根は木を支えるために外へ向かって伸びるものだから、その場でコイル状に外に伸びることなくクルクルと巻いていたのではその本来の機能を全うすることが出来ない。

コイル状にクルクル巻いた根を持った木を丸い植え枡に植えたらどうなるか?

根は掘った丸い穴の壁にまで達したときに、その湾曲した壁に沿って伸びていく。

言うなら丸みをもった壁にいなされてクルクル巻いたまま伸びていくということ。

つまりクルクル地獄からは抜け出せないことになる。

ここで四角い植え枡を掘ったらどうなるか?

植え枡の壁は垂直になっているので、そこにぶち当たった根はいなされることなく、壁をぶち破って外にに向かって伸びるようになる。

よって健全な根の成長のためには、植え枡は四角に掘るべしというのが最新のセオリーであると言われているのである。

言葉で説明するのは結構難しいなぁ。

写真を見て、理解の助けとしてみてください。

2020年5月19日火曜日

水鉢ってなあに?



昨日はある意味、特異な例をご紹介したが、日本における通常の植え方とはこんな感じだと思う。

植えられる木の根はいわゆる「根巻き」されていて、その根鉢が入るだけの直径、深さをもった穴を掘る。

そこに必要があれば堆肥や肥料を施し、木を据えて少しづつ土を戻し埋めていく。

堀った穴の周囲に「土手」を作って、その内側に水を流し入れる。

これでもか、これでもか、と水を入れていく。

このとき思った以上に水が入るのでビックリするかもしれない。

正確には水が染み入るといったところか。

ズブズブと音をたてて水が吸い込まれていく。

これをする理由は、根の周辺に隙間(空洞)を作らないようにするため。

土をそのまま被せただけでは、根の周りに隙間が出来てしまう。

根の活着を良くするためには隙間はあってはいけない。

そこに水をたっぷり流し入れてやれば、根の周りにも細かい土(泥)が入り込んで隙間がなくなる。

これがいわゆる「水鉢」というやりかた。

水が行き渡って、土もある程度戻したら、水が引くまでしばらく放っておく。

水が引いたら、土手を崩して根のまわりを平坦にならしていく。

それで一応出来上がり。

必要に応じて支柱を施すが、昨日言ったようにこれはあくまでも仮の措置。

根付いたらなるべく早くに支柱はとりのぞくべし。

この現場は腕の良い業者が手掛けたようで、木も幸せそうだった。

2020年5月18日月曜日

ひでぇ話



枯れた木があった。

ハナミズキかなにかだと思うけど、問題はそこではない。

株元をみると青いものが見える。

これは太い金属ワイヤーを青いビニールでコーティングしてあるものだ。

太い金属ワイヤーをさらに別の金属の固定具を使ってガッチリと固定してあり、木の組織がそのワイヤーをくわえ込むようになっているのが分かるだろうか?

この巻き込んだところは水分や養分のやり取りが出来ないだろうし、異物を巻き込んだことで外科的にも傷ができてそこから腐ってしまっていると思われる。

枯れるべくして枯れたのだ。

誰がこんなことを?といってもこれを植えた人に決まっている。

素人が木を植えると思えないし、こんな道具も技術もないので、業者の人が植えたとしか思えない。

これをする意図は、支柱を施すように植えた木が倒れないように支えるためだろう。

確かに植えた直後は根付いていないので、それまでの間支える何かは必要だろう。

でもひとたび根付けばあとは百害あって一利なしなのだ。

人間もいっしょだけど、過保護で良いことはなにもない。

木は風などで揺られることで強さを獲得していく。

ずっと支えがあったら、ずっと自立できない。

今回の場合、自立させないばかりでなく、首を絞めて殺してしまったのだから笑えない。

色んな人が色んな考え方、価値観、予算などで色んな方法で木を植えるだろう。

この青いワイヤー作戦も全否定はしない。

でもある程度期間をおいたらそれを取り除いてあげなきゃダメだ。

忘れちゃったのか、それともこうなることを知らないのか。

枯れたらそれを植え替えなければならないだろうから、御施主さんにとって時間的にも金銭的にもロスである。

実は散歩をしているとこういう心無い例にちょくちょく遭遇する。

そんなとき胸に去来するのは、むなしさ、悲しさ、やるせなさ、怒り、など。

木も生きているんだよ!と声を大にして言いたい。

2020年5月17日日曜日

サルビア・ネモローサ


アナベルの花壇は他にも色々花盛り。

この前ご紹介した黄色のオステオスペルマムもそうだし、小さくたくさん咲いているのはエリゲロン。

最初の頃は苗で2~3株植えただけだったけど、こぼれ種でここまでビッシリ増えた。

そして手前にある紫色のシュッとしたやつは、サルビアのネモローサ。

冬の間は地上部はほとんど枯れて全く目立たなかったけど、暖かくなったとたんにスルスルと草丈が伸びて良い意味で主張の強い存在感を放っている。

冬は本当にその存在が疑われるくらい大人しかったので、大丈夫か?と心配になるくらいだったけど春が来てこうやって花を咲かせると心配無用だと分かる。

大したものだ。

茎が強くて概ね自立して頑張ってくれるのだけど、毎年梅雨の雨に打たれて倒れてしまう。

なんとか最後までシュッと姿勢正しくいてほしいものだ。