いつも花咲ブログを読んでいただき有難うございます。
これから約2週間、通常の花咲ブログとは異なる内容で日々綴っていきたいと思っています。
屋久島にウィルソン株という大きな杉の切り株があるのをご存知の方も多いと思います。
でもウィルソンって誰なんでしょう?
ウィルソンは、アーネスト・ヘンリー・ウィルソン(1876-1930)という名の英国人プラントコレクターであります。
彼は英国に2000を超えるアジアの植物を持ち込み紹介した人物として知られています。
彼が屋久島を訪れたときにこの巨大な切り株の洞で雨宿りをしたことからウィルソン株という名が残ったといいます。
ウィルソンは屋久島だけではなく、日本を縦断して各地の植生を調査したようです。
そんな彼の100年前の足跡を忠実にたどって彼の偉業を見直すために英国人が2名やってきます。
そのうちの一人が、僕がキューガーデンにいたときのボスです。
彼からこの旅に同行して手伝ってくれ、と頼まれたのはもう2年くらい前。
東日本大震災で予定が延期になっていたのですが、いよいよ満を持して彼らがやってくるというわけです。
ということで、これから約2週間、彼らと寝食をともにして日本を縦断する旅が始まります。
観光旅行ではなく、主に樹木にフォーカスした旅ですので珍しいものに沢山遭遇できるものと今からとてもコーフンしております。
キューガーデンのボスは樹木に関しては世界トップ級のエキスパートですので、学ぶことが沢山あるはずです。
日程的にはかなり厳しいため、日々かなりの強行軍となり、疲弊していくことが予想されますが気合と根性で頑張ります。
珍道中となること必至で、どんなドラマがあるか楽しみです。
できるだけ、マメマメしくブログをアップして、その日の収穫などお知らせしていきたいと思っています。
今日は彼らを出迎えて雨の都内を精力的に巡ったものの、雨足が思いのほか強くなり、明日からの長旅に備えて早めに切り上げました。
ボスはこの雨でも傘をささず、というか持ってきてないんだなぁ、これが。
見かねて折り畳み傘を貸して差し上げました。
というわけで、明日の早朝に出発です!
この旅、乞うご期待デス!!
3 件のコメント:
すごいですねー、植物にもいろんな歴史があるんですね。
気をつけて頑張ってください。
京のふくろう
英国人ってあまり傘をささないですよね。基本的に雨合羽とか帽子でしょうか。すぐに天気が回復するから?霧雨が多いから傘は不要なのかな?
それはさておき、晩秋の日本列島の様子、楽しみにしています。お気をつけて。
京のふくろうさん じゅんぺいさん
コメント有難うございます。
良い御報告ができるように頑張ります。
高山の温泉旅館にて
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