今年最後の子供たちとの植物観察をしたのは11月3日文化の日のことだった。
今年でこのイベントも丸3年目となる。
当初は全く参加者が集まらずやめてしまおうかと思ったが、数人でも申込者がいる事実には応えねばなるまい、と細々とはじめた。
それが回を重ねるごとに少しづつ参加者が増えていったことは素直に嬉しいことである。
これを始めて気が付いたことは、自分は子供と周波数がかなり合う、ということだった。
自分の意外な一面に気づいた思いだった。
まぁ、子供のまんまオッサンになってしまったようなものなので、波長があっても不思議ではない。
自分自身サラリーマンを辞めて、良く知りもしない植物・園芸の道に入ったが、植物のことを知れば知るほど「うわー」「へぇー」「なるほどぉ」ということの連続だった。
それは今でも変わらない。
そんな日々の「うわー」「へぇー」「なるほどぉ」を発信しようというのが花咲ブログの原点なんだけど。
大袈裟に言えば、「うわー」「へぇー」「なるほどぉ」とは、感動であるのだ。
感動は別に大きいものである必要はない。
日々の生活に近い場所にある感動もとても大切だ。
自分自身が日々味わっている小さな感動を子供たちとも分かち合えたらな、というのがこの子供たちとの植物観察をやろうと思ったきっかけである。
なので、参加した子供たちが目を輝かせて僕の話を聞いてくれたり、僕の手元を覗き込んだりする様子を目の当たりにすると嬉しいし、感激もするのだ。
そこにも感動がある。
中には
「この前作った植物図鑑に新しいページを加えたので見て!!」
と、数ページにわたる力作を見せてくれる子供もいる。
自ら興味をもって働きかけることができるというのは本当に素晴らしいし、そのキッカケ作りのお手伝いができれば、まさに講師冥利に尽きるというものだ。
そして先日こんな写真付きのメールが届いた。
「この間自然観察会に参加させていただいた××××です。あの時拾った木の実とじぶんで拾った木の実を、植えてみました。芽がでるといいとおもいます。ぼくもどんぐりを熊に届けたいです。」
写真には几帳面に並べられた鉢にそれぞれ名前ラベルもつけられてる。
都会の公園で沢山見かけるドングリを山のクマやリスに届けたらどうだ?という僕のくだらないブログも読んでくれているようだった。
なんかとっても嬉しいメールだったなぁ。
また来年以降もこの子供向け植物観察はずっと続けていきたいと拳を固めて誓いを新たにした次第であります。
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