2019年3月12日火曜日

花壇は育てるもの?

ひとりで黙々と苗を植え込んでいる

すでにモリモリ。土なんか見えない。

とある商業施設にて。

一人の男性がせっせと花壇の花を植え替えていた。

別になんの問題もない・・・

と思われる方が多いと思うが、僕は思わず足を止めた。

なぜか。

それは苗の数の多さ。

確かにプランターとしては大きいが、それにしてもこんなに花苗が必要なのか?

しばらく見ていたけど、どんどん植え込んでいく。

土が見えないほどにビッシリと。

ここは議論の分かれるところだ。

花壇は植えたときがスタートであり、植物が育つスペースを確保して、その成長する様子を楽しむというのが一つ。

もう一つあるのは、植えたときが出来上がりであり、そこから適宜手を入れて管理する。
場合によっては植えたものを後に間引いたりしたりする。

どちらが良いとは一概には言えないけど、普通に考えれば植物の生育を見越して株の間隔を適当におくというほうが理にかなっているように思える。

沢山植えれば、それだけ苗が必要となりコストが上がる、苗が密生しすぎて風通しが悪くなり蒸れによって枯れたり病気になったりする。

ただし、こういう商業施設は常に輝いていなければならないという悲しい宿命がある。

2ヵ月後にちゃんと見ごたえのある花壇になるから、それまでしばし我慢してね、という論法は成り立たないのだ。

お客様を迎える都合上、常にベストでなければならない。

だからこれだけの数を植え込むのは理解できる。

理解できるんだけど、どこかやるせなさを感じてしまうのだ。

また時間をおいてこのプランターがどうなるのか、様子を見に行こうと思う。

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