白いナイロン紐が痛々しい |
おとそ気分も抜けたかな。
これだけ暖かいと正月気分でもない気がするけど。
さて、この前とある場所に植えられていた木の根元を見てビックリした。
上の写真を見ていただきたいが、根の周辺を白いナイロン紐が巡っているでしょ。
そもそも木は郊外の生産農家などで育てられて出荷される。
出荷のときに根の周りを掘っていわゆる「根巻き」をする。
かつては藁が用いられていたそうだが、最近はジュートなど麻素材が用いられている。
これは頑丈だけど、土に植えられるうちに分解がすすんでしまいには土に還っていくという特性がある。
根もこの素材を突き抜けるし、幹にかかる負担も比較的少ない。
ところがこれをナイロンでやったらどうなるか?
ナイロンは腐食しないので、半永久的に根を締め続けることになる。
腐らないので白い紐がご覧のとおり植えられて十年ちかく経っているはずなのに今もシッカリ残っている。
これはいわば「纏足」のようなもので、木にかかる負担はかなりのもののはずだ。
この木を苗として育てた人も、出荷した人も、植えた人も素人ではないはず。
そんなプロがこんな暴挙を許すのだろうか?
ひでーな、と思わず嘆かずにはいられない。
これもかなりの浅植えながら、使われているのは麻素材であるのが分かる |
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