地面に白い何かがたくさん散らばっていた。
お米かなにか?
でも様子がおかしい。
しばらくジッと見ていて閃いた。
その少しを手にとってみて、やっぱり。
これはキリ(桐)の実だ。
小さなタネの周りに膜のようなヒダヒダが付いていて、これが翼の役割を果たして風にのって遠くに飛んでいく。
そもそもキリにはサクランボ大の実がなるが、その中にこのような細かな実がゴマンと格納されている。
そしてそのサクランボのような実が熟すとパカッと実が割れて中からボロボロとこのような細かくて軽い実がハラハラと風に吹かれて飛び出すという仕組みになっている。
数えたことはないけど、ひとつの実からでてくる小さな実の数はハンパではない。
もし数えたら背筋が寒くなるくらいだと思うよ。
世の中、なんでこんなところにキリが??というようなド根性キリを良く見かけるが、このタネの数を見れば思わず納得なのである。
下手な鉄砲も数打ちゃぁ当たる作戦が奏功しているというわけだ。
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