今日は樹木医の研修会があって代々木公園にてサクラの樹木診断をしておりました。
寒いながらも気持ちの良い晴天。
診断項目はいろいろあって、それらをひとつづつ詳細に検討していく・・・、普段はなかなかこういう機会もないのでとても勉強になりました。
現地での診断を終えて、今度はセミナールームに戻って事例発表、検討など。
それはそれで為になったけど、そのときに女性の先輩樹木医がこんなことを言っていました。
「知らないものは見えない」
これを聞いたときに稲妻に打たれたような衝撃がありました。
当たり前といえば当たり前なんだけど。
普段そこにサクラの木があっても、そのサクラに現出する病気、障害、不調などにどんなものがあって、それがどんな原因によっておきて、などといったことを知らないとそのまま通り過ぎてしまう。
でも知っていれば関心も沸くだろうし、アンテナが立って何かを感知することができる。
知らないということはアンテナを持っていない状態、知っているということは感受性能は別としてアンテナを持っている状態。
アンテナさえあればあとはどうやってその受信感度を上げていくかということなのだと思います。
この一言はストンと腑に落ちた。
けだし箴言であります。
大枚はたいて参加した研修会でしたが、この一言に出会えただけでその価値は十分あったように思うなぁ。
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