2013年5月27日月曜日

雑草魂の真骨頂






身近な雑草のひとつにオオバコ Plantago asiatica がある。

公園や花壇などいたるところで見かけるので珍しくともなんともない。

しかし、「見かける」ことで満足しないで一歩踏み込んでいただきたい。

オオバコは人がよく歩く道に生えていたりするが、これは踏まれてもへこたれないくらいに丈夫であることの証しであると言われている。

丈夫とはいっても、どれだけ丈夫なのか、実感を持てない人も多いと思う。

なので今日はその丈夫さを実感してもらうおうかと思ってこれを書いている。

まず、オオバコの葉っぱを一枚手に持つ。

そして葉の柄に近い部分を持って、むむむっと左右に引っ張ってみる。

そうすると葉は割けていくのだが、中にある繊維が切れずにむき出しになるのだ。

この繊維を「維管束」という。

維管束は水分を運ぶ道管と、栄養分を運ぶ師管という2種類の管が束になっているもので、人間の血管のようなものと思えばよろしい。

いわば植物たちの生命線のようなものだが、これが踏まれようがなかなか傷つかないというのは雑草たちが生き延びるためには大変大きなメリットとなる。

僕の手の様子をみれば結構力が入っているのが分かるでしょ。
特に4枚目と5枚目の写真が維管束の強さを物語っている。

この維管束、なかなか手ごわいのであります。

そんなことは実際にハコベの葉っぱを手に取って割いてみないと分からない事。

是非、一度試してみて欲しい。

手にいつまでのハコベの強さが残ることと思う。

2 件のコメント:

じゅんぺい さんのコメント...

子供の頃、オオバコの茎の部分をからませて1対1で引っ張りあいっこをするという遊びをよくやってました。
昔は身近にあったね、何かを教えてくれる雑草が。

花咲ジジイ さんのコメント...

さすが、じゅんぺいさんですね。

この灯を消しちゃいけないと思います。