2010年5月10日月曜日

春の小さなサインを見逃すな


天気に誘われて自転車で出掛けて、強烈なジャスミンの香りに包まれたのが昨日のお話。

早春のジンチョウゲ、秋のキンモクセイなど香りに主張の強いものが多いが、さりげなく、それでいて着々と季節は進んでいるのである。

例えばジャスミンの強烈な香りの影で、ほのかにシイの花が匂ったのを花咲ジジイは見逃さなかった。
まだ咲き始めだと思うが、なんとも独特な香りがシイの花にはある。
クリの花のような、人によっては臭い花と思うかもしれないが花咲ジジイとてはジャスミンよりも好きな匂いである。

これからもっと咲くと思うので要注目である。


さらに地面に目を向けると強風にあおられてか、道路の隅にゴミの吹き溜まりが出来ている。

これはゴミか??

そうではない。
よーく目を凝らして見ると落ち葉に混じってイチョウの雄花の花がらが沢山混じっている。

もうイチョウの花は終わって、このようにあちらこちらにそれこそ山積みになるくらい散らばっている。

これも春のサインだろう。

自転車をこいでいると、晴天なのになにやら天から降ってくるのに気付く。
以前の花咲ブログでも書いたけど、これはアブラムシが樹液を吸って余分なものを彼らのお尻にはえている2本の角のような場所から吐き出しているものだ。

まさか、そんな小さな虫の仕業が雨のように? と思う人もいるかもしれない。
数匹のアブラムシでは確かにそんなふうにはならないだろう。
しかし彼らは何万匹と我々の頭上にいて樹液を吸っているわけである。

この現象は今の時期、とくにトウカエデなどでよく見ることができる。
トウカエデは街路樹によく使われるので、トウカエデのはえている道のガードレールなんかはベトベトのシミがついている。

ン、雨か? と上を見上げて なんだ気のせいか と思っているうちがシアワセなのかもしれない。
考えるだにホラーな感じではあるが、これも春のサインといえる。

こうやってみると、色んな場所で色んなかたちで春満開なのである。

2010年5月9日日曜日

天気 花 人情
     




今日も晴天

ちょっと自転車で出かけた。


色んな花の香りが漂っているのだけど、今強烈に主張しているのがハゴロモジャスミン Jasuminum polyanthum だ。

  

その強くて甘い香りはちょっとユリの香り にも似ていて主張が強すぎると思われる方もいるかもしれない。

  

実際、今このブログを書いていて開いた窓からポワ~ンとジャスミンの香りが漂ってくる。


自転車ではしっていて突然その強烈な香りに包まれた。

何かと思ったらばジャスミンがフェンス一杯に咲き誇っていたのである。


フェンスの長さはおよそ6メートル

壮観だった。

  

思わず自転車を止めて写真を撮った。

  

フト、何株のジャスミンなのか?根元はどうなっているのか?気になって見てみると一箇所から複数の茎が出ていた。

    



これも写真に撮ろうと思って他人様の門の上からカメラを構えてシャッターを切っていたら

中に入って撮りなさい

という声が門の中から聞こえた。

   

門の中からは優しそうなおじさんが電動ヒゲソリをあごにあてながら出てきた。


  

すごいですねー、これは。何年くらいですか?

そうねぇ5、6年かなぁ。もとは鉢に入って小さかったのよ。

   

という会話から始まって、フェンスに這わせるために最初は横へ横へと引っ張ったことなどジャスミンについて教えてくれた。


それ以外にも庭にあるモクレンが花が咲くときれいだとか、おじさんの住所である 二十騎町という変った町名の由来などについて教えてくれた。

    

暖かな昼下がりに、突然現れてカメラで往来から敷地内を撮影している怪しげなオッサンを親切に迎え入れてくれて、あれこれと教えてくれるおじさん。


なんかホッコリとした気分になった。
  
   

2010年5月8日土曜日

ネモフィラ Nemophila
     
      
青いバラというのが世に出るようになったが、その青さは一体どのくらい青いかといえばちょっと疑問が残る。
   
植物の中で青い花といってすぐに頭に浮かぶのはデルフィニウム Delphinium ヤグルマギク Centaurea cyanus アジサイ Hydrangea ツユクサ Commelina communis セアノサス Ceanothus あたりで、忘れちゃいけないのがこのネモフィラだと思う。
   
青いっていってもかなり紫っぽい青が多いので、そういう意味ではこの青さは貴重だと思う。
   
英語名も Baby blue eyes という可愛くも気の利いた名前がついている。
  
日本でネモフィラを有名にしたのは ひたち海浜公園 かもしれない。
なんていったってここには400万本ものネモフィラがカーペットのように広がっているとういうのだからそれは壮観に違いない。
  

行ってみたいが、ちょっと遠い・・・。
  
     

2010年5月7日金曜日

シュロ Trachycarpus fortunei
   
   
昨日の花咲クイズの正解は・・・ シュロでした。
   
missさんから 松の花がたしかこんな感じだったような とコメントを頂いたがちょっと惜しかった。 
松の花も今度機会があれば取り上げようと思っているけど、それは花らしからぬ地味なやつらである。missさんコメントありがとう!
    
さてシュロは漢字で書くと棕櫚となり、ヤシ科の植物である。
たしかに外見的にはヤシの木っぽい。
   
街の中を歩いていてもわりとよく見かける木である。
   
でもそのシュロの花ってどんな花? と聞かれてパッとイメージが沸く人はどのくらいいるだろうか。
   
シュロの花とは写真でお見せしているような怪物的な容姿をしているのだ。
   
   
花ひとつひとつは小さいがそれを支える花枝がとてつもなくデカい。
なので、あたかも巨大なカニのハサミのような、あるいは巨大な爬虫類の肌のようなことになっているのである。
  
シュロは庭造りには欠かすことのできない 棕櫚縄(しゅろなわ) の原料である。
木の幹周りに繊維状の組織がたくさんついていて、これをよって縄にして使う。
竹垣を結びつけるために使われている黒や茶色の縄があるでしょ。あれが棕櫚縄だ。
   
この前ご紹介したイチョウの花のように、外見的におよそ花に見えない花ってのが植物の世界には結構たくさんある。
  
   

2010年5月6日木曜日

これなーんだ??
   
   
いやーこの前食べた数の子美味しかったぁ・・・
新種の平べったいトウモロコシを発見してしまった・・・
爬虫類フェチでついつい肌を拡大して写真を撮ってしまうのよね・・・
   
そのいずれでもない。
   
一体これは何だ?
花咲クイズである。
どんどんコメント欄に書き込みをしていただきたい。
  
正解および解説は明日の花咲ブログにて。
   
ヒントの写真を下に一枚付けておこう。
分かっちゃったかなぁ。
   

2010年5月5日水曜日

オオアマナ Ornithogalum umbellatum
     
小石川植物園を歩いていてまるでカーペットのように白い花が咲いていた。
木漏れ日に光って浮かび上がる様子はなんとも幻想的でステキだった。
   
一見、ハナニラに似ているこの花、一体なんだろう?
  
白い花びらが6枚、雄しべが6本・・・ ユリ科の何かであると思われた。
花びらが6枚というのは正確ではなくて、ガクと花弁の区別がつきにくいためにこれらをまとめて花被といっている。
   
   
茎が一本すっと立って、それが幾つかの穂状に分岐している。
この 穂状に分岐 という様子が学名の種小名 umbellatum のもととなっていると思われる。
   
Umbel とは散形花序といって主軸の先端から多数の花柄が散出して傘骨状に広がって咲くものをさす。
ニンジンの花を想像できれば、それがそのものである。
ニンジンはセリ科で学名は UMBELLIFERAE というのでスジが通る話である。
   
   
ハチが忙しそうに蜜を集めに飛び回っていた。
   
ゴールデンウィークを過ぎていよいよ春本番。
今更春本番だなんて遅い気がするが、4月には雪も降ったし、サクラは咲けども春らしからぬ天候が続いた。
もう寒さが戻ることがないように祈りたい。
   
気が付いた人もいると思うが最近日が伸びてきた。
来月には梅雨という鬱陶しい季節も控えている。
  
春を満喫しに外へ出よう!!
  
  

2010年5月4日火曜日

今が見頃 小石川植物園
   
GWも残りあと一日
    
天気に恵まれ、GW期間中雨が降らないというのはン年振り(ニュースでいっていたけど忘れてしまった)なのだとか。
   
そうなると外に出掛けたくなるというのは人情というもの。
   
昨日書いたが、今日はみどりの日ってことで一部の植物園などでは入園料が無料になっていたのだがお出掛けになった方はいらっしゃいましたか?
   
花咲ジジイはその前に小石川植物園に行って色んな植物が見頃だったとお伝えしたのだが、そのうちのいくつかを。
ひとつはフジ Wisteria であり、幾つかのフジ棚に白や紫のフジが満開だ。
      
さらに歩くと ハンカチの木→ と矢印付きの看板の案内があるが ハンカチノキ Davida involucrata が今が丁度ピークである。
花咲ブログでは2009年5月10日に取り上げているので、どうやら5月上旬の今頃が開花時期であると知れる。
   
植物園の奥の方には トキワマンサク Loropetalum chinense が白い花を咲かせている。
       
なーんて知ったかぶりをして書いているけど、これを遠くから見たときには何の木が花を咲かせているのかが分からなかった。
トキワマンサクは知っていたのだけど、こんな大きくて立派なのは見たことがなかったからである。
    
トキワマンサクの赤いバージョン、ベニハナトキワマンサクというのもあるが、これも花咲ブログの2008年4月12日に取り上げている。
それに比べるとトキワマンサクとベニハナトキワマンサクの違いはあれど、今年は開花がやや遅い、あるいは2008年がやや早かったのではないかと思われる。
   
タイムリーな季節の花も分かっちゃうなんて便利だな、花咲ブログ。
   
他にもツツジもキレイだし、植物園の一番奥には針葉樹のコレクションがあって、ヒノキなどの香りに包まれて木陰を歩くのも悪くない。
     
    
針葉樹の森を抜ければ、高台から文京区役所なども見渡せるほどの景色が目の前に広がる。
   
高台を下りれば池があって、コイが泳ぎ、カメが日向ぼっこをしている。
      
・・・・とまぁ、ジックリ見れば丸一日は掛かるし、気楽に芝生に寝そべっても悪くない。
   
そういえば小石川植物園に来ると、いつも反時計回りで回遊しているなぁ。 
今度は時計回りで歩いたらスゴク新鮮なのではなかろうか。
   
さぁ、明日は何をしようかな。
  
    

2010年5月3日月曜日

みどりの日
   
   
GWも後半。
どこへ出かけるにも渋滞していたりするので、昨日ご紹介した木場公園など近場が狙い目ではなかろうか?
   
明日(5月4日)は みどりの日植物園の日 とも言っているらしい。
   
そんなことは知らなかったのだが、先日小石川植物園に出かけたらば、のぼりが出ていて大々的に宣伝していた。
   
どうも5月4日は入園料が無料になるらしい
他にも新宿御苑なども無料になるようで、天気も良いので出かけてみるといいだろう。
情報は こちら
   
因みに小石川植物園はフジの花が満開で、他にも各種ツツジトキワマンサク、そしてハンカチの木が見頃を迎えていた。
   
   
歩いてゆっくり回るもうよし、木陰でピクニックをするもよし。
緑に囲まれて、なんともリラックスできること間違いナシですぞ。
  

  

2010年5月2日日曜日

都会の草原
     
   
GWド真ん中。
今日も天気が良かった。
   
花咲ジジイは例のごとく自転車で都内を徘徊していた。
   
偶然出会ったステキな場所があったのでご紹介したい。
   
場所は江東区
その名を 木場公園 という。
   
その木場公園の一角に草原のような場所があって、そこには色とりどりの花が咲き乱れていたのである。
   
赤い のはポピー
矢車草だ。
   
ビビッドな色遣いが晴れた5月の太陽の光に反射してまぶしかった。
   
なんか良いぞ。
GWに特に出掛けるあてのない人は、このあたりをそぞろ歩いても楽しいと思うよ。
天気も良さそうだし。
  
   

2010年5月1日土曜日

酔っ払いゴールデンな幕開け

お気づきの方もいらっしゃるだろうが、同じ内容の記事が2日並んでいる。

実は昨日は友人と飲んでいて帰宅がスッカリ遅くなってしまった。
かなり飲んでしまったのだが、それでも憑かれたかのようにパソコンに向かって、眠い目をこすりながら花咲ブログを書き上げた。

「投稿」ボタンを押してバタリと倒れるように眠った。

朝、起きてみて改めて昨日の記事を読んでみると、かなり酷いので書き直すことにした。

というわけで同じような記事が2日間並んでいるというわけである。

普通は書き直したのであれば古いほうは消すべきだが、自らへの戒めのために敢えて保存して公開することにした。
4月30日のゴールデンな一週間 が今朝書いたもの
5月01日のゴールデン・・・ が酔っ払って昨晩書いたもの

同じような内容でも一晩眠るとこんなに違ってしまうという、ヘンな比較も面白い。
ゴールデン・・・・
     
   
さあ始まりましたゴールデンウィーク
アナタはどこかへ出かけますか?
   
天気も良さそうなので、楽しくやりたいものです。
   
さてかたやゴールデンウィークだが、これは別のゴールデン
   
その名もゴールドクレストという人気のあるコニファーである。
  
もとはモントレーイトスギ Cupressus macorocarpa という種の品種である。
明るい黄緑色の葉色と、これぞコニファーともいうべき見事な円錐形の樹形が特徴である。
   
特徴は生長がとても速いということ。
放っておくとあれよあれよと大きくなる。
  
樹高は20メートルくらいにはなる。
   
昨日書いたケヤキよりちょっと小さいくらい。
でも十分大きくなる潜在力を秘めている。
   
そんな巨木を玄関横の小さなプラスチックのコンテナに入れてあるのを見かけた。
これはなかなか斬新だ。
  
これも20メートルくらいになるかと言えば否で、それは根の生長する大きさがその小さなコンテナで制限されているために、根の大きさを大きく超えて大きくなることはほぼないからである。
   
分かりにくい表現で申し訳ない。
  
面白いのはそのコンテナが傾いていて、そのゴールドクレストも傾いたまま植えられてのだろうが、途中から これはイカン と思い直したのか、幹がググッと曲がってほぼ垂直に方向を修正している点。
  
植物の上へ上へというその姿勢は本能とはいえすごいと思う。
  
  

2010年4月30日金曜日

ゴールデンな一週間 
    

  
さぁ始まりましたゴールデンウィーク
アナタはどこかへお出掛けですか?
   
どうやら天気も良さそうなので花咲ジジイもカメラ片手に近場でウロチョロしてみようと思っている。
   
さて、こちらは植物のゴールデン。
その名も ゴールドクレスト という人気のコニファーである。
   
分類的にはモントレーイトスギ Cupressus macrocarpa となり、樹高は20メートルほどにもなる大物である。
   
そんなに大きくなる潜在力を秘めているのに、その円錐形の典型的コニファーの形がウケているためか、コンテナなんかでもよく見かける。
   
コンテナは言い換えれば植木鉢、あるいは単に容器ということで、当たり前だが限られたスペースとなる。
数日前、長細いコンテナに大きなコノテガシワが植わっていた話をしたけど、そもそも大きくなるものをコンテナで育てるのはかなり無理がある気がする。
  
近所で見かけたゴールドクレストを見てくれい。
  
玄関脇の門柱に引っ掛けられた小さなコンテナにゴールドクレストが植えられていた。
これはなかなかインパクトがある。
  
さらに植えたときは垂直に植えたのだろうが、門柱からぶら下げたときに垂直ではなくナナメになってしまった。
するとゴールドクレストはその幹をググッとまげて再び垂直に育つべく進路方向の転換を行っているのが見える。
  
狭いところで頑張っているなぁ、このゴールドクレスト。
  
では、皆さまどうぞ楽しい連休を!
たまには花咲ブログも見てね。
  

  

2010年4月29日木曜日

コナラ Quercus serrata
     
   
立川にフラワーショーを見に行って、そろそろ帰ろうかとゲートに向かって歩いていたらばとても美しい樹形の木が目に入った。
   
まるで美女に引き寄せられるかのように、スーッとその木の方に足が自然と向いた。
   
幹は太いが、背が高いわけではない。
こんもりとした樹形で、少し西に傾いた日差しに芽吹いたばかりの新緑が浮き上がっていた。
   
樹形としては昨日書いたケヤキとは全く異なるが、このずんぐりした樹形は何とも魅力的である。
   
ケヤキと共通している点がひとつあるゾ。
学名の種小名 serrata が一緒だ。
ケヤキZelkova serrata
コナラ Quercus serrata である。
   
serrata とは ギザギザの という意味があり、ケヤキもコナラも葉っぱの縁がノコギリのようにギザギザになっている。
    
この前、イチョウの目立たない花をご紹介して大興奮したばかりだったが、このコナラの花もあまり目立たない。
房のようなものがぶら下がっているが、これがコナラの雄花である。
     
   
雌花は結実するとドングリになる。
   
足元には去年落ちた砕けたドングリが沢山転がっていたぞ。
  
   

2010年4月28日水曜日

ステキ ケヤキ ステキ
     

   
立川の昭和記念公園にガーデンショーを見に行った帰り。
  
駅の前にそれはそれは立派なケヤキ Zelkova serrataがあった。
  
樹高は20メートルをゆうに越すと思われる。
  
ちょっと距離をおいた歩道橋の上からそのケヤキを見ていたのだけど、そのスケールの大きさにしばし見とれてしまった。
  
樹高の高さは言うに及ばず、その幹周り、枝ぶり、新芽の吹いた色など、どれをとってもステキなんである。
  
ケヤキを支える支柱の大きさを見ているだけでもそのスケールの大きさが知れるだろう。
支柱はもはや丸太であり、その長さも3~4メートルはある。
  
横を走る車とそのサイズを比べてもらえれば全体の大きさのイメージもわくだろう。
  
とにかく理屈じゃない、スゴさ、素晴らしさ、ステキさ、がある。
ああ、ちっぽけな自分・・・・。
  
  

2010年4月27日火曜日

ゲンペイモモ Prunus persica
     
   
世の中には色んな植物がある。
   
とくに突飛というわけでもないが、このゲンペイモモなんてのはどうだろう?
   
同じ枝から赤の花白の花が咲くというもの。
紅白で分かれるあたりが、源氏と平家に例えられてゲンペイモモというらしい。
   
同じ枝から色の異なる花が咲くなんてちょっと不思議ではないか?
   
2008年12月14日の花咲ブログで赤とオレンジの実がつくピラカンサをご紹介したが、これは異なる2本の苗をあたかも1本のように”よって”作ったものだった。
でもこのゲンペイモモは天然なわけで。
   
花によっては咲いたときと枯れるときで花の色が異なるものもあるのでありえない話ではない。
さらにオスの花、メスの花が同じ株で咲分かれる場合もあるわけで。
   
いやはや不思議が多い植物の世界である。
     
 

2010年4月26日月曜日

シラカバ樹液
    
      
日曜日の丸の内に、まだつぼみのフジを見にいったついでに、行きつけ(?)の飲み屋さんに寄った。
    
ここは北海道の食材を中心にとても美味しくて気の利いた料理が沢山あるところである。
    
     
壁にあった張り紙に目が留まった。
   
早春大地の恵み!! 天然白樺樹液 特別価格100円
   
なんだ?白樺の樹液??
   
シラカバ Betula pendula がどんなものか知っているでしょ。
幹肌が白いアレである。
スキー場なんかに行くと沢山見かける。
   
昔の笑い話だけど鹿児島出身の友人とスキーに行った。
彼は真顔で あの白い木はスキー場の雰囲気を盛り上げるために地元の人が白いペンキを塗っているんでしょ? と聞いたことがあった。
   
確かに南国の方々には馴染みが薄いかもしれない。
   
花咲ジジイは白樺は知っていたけど、樹液が飲めるなんて知らなかった。
   
気になる、気になる・・・とブツブツと言っているとそれを察したお店の方が ちょっと試してみますか? と水を向けてくれた。
  
ホンのちょっとで良いです とおっかなびっくり試してみることにした。
よーく冷えた白樺の樹液を飲んでみた。
   
スーっと喉に通っていく、スッキリしてほのかな甘さがあった。
美味しい水 だった。
   
なるほどぉ、これは良い経験をしたぞ。
  
家に帰って調べてみると白樺の樹液はそんなに珍しいものではないようで、結構入手が可能なようであった。
効能として利尿効果があるのをはじめとして、高血圧、通風、胃炎、腎臓病、ストレス、疲労などなんでもござれの万能薬のような頼もしいやつのようであった。
さらにペタペタとお肌に塗っても保湿効果、殺菌効果、老化防止などの効果もあるらしい。
   
ただね、樹液ってネーミングがね・・・・
なんかカブトムシになったような気になっちゃうんだよね。
  
   

2010年4月25日日曜日

フラワーショー花盛り
     
     
今、全国各地でフラワーショーが花盛りである。
    
今や地域おこしの一環としても注目を浴びているようである。
   
昨日は東京都立川市の昭和記念公園の 東京インターナショナルフラワー&ガーデンショー2010 というのを見てきた。
   
ご存知のように連日の悪天で気温も上がらない日が続いていたので主催者にとっては本当に痛かったに違いない。
   
屋外の催事であの天気、あの気温ではねぇ。
ちょっと気の毒である。
   
昨日はようやく晴れたのだが これが? というくらい会場の広さに比して入場者が少なかった。
会場の中心部にあった苗の即売所だけはなんとか賑わっていたが、それ以外の場所は・・・。
   
一番上の写真はコンテナガーデンの展示場所であるが、ショーの開催期間中であるとは思えないほどガランとしているのが分かるだろう。
   
昭和記念公園でやるフラワーショーは今年が第1回目となるわけだが、成功か否かと言われるとどうなんでしょうか?
宣伝が弱かったのか?会場が遠かったのか?会場が広すぎたのか?そのあたりは全く分からないけど、ひとつ間違いなく言えるのは 天気が悪かった ということだろう。
   
こればかりは誰のせいでもない。
   
本来の庭は悪天でも好天でもその存在は揺るがないが、ショーガーデンといってその期間だけを彩る庭は舞台のスポットライトのようなベストの環境でしか、その魅力を十分発揮できないのではないかと思うのだ。
   
しばし会場にとどまったが、一通り見たので都心に戻った。
   
戻ったのは都心のド真ん中、丸の内である。
     
      
ここでも 東京丸の内フラワーウィークス2010 というイベントをやっている。
目玉は、足利フラワーパークから藤棚がそのままやってくるという 藤棚お花見ガーデン である。
   
このイベントは本当は今日25日までなのだが、肝心のフジの花が咲かないため急遽藤棚の展示を今月30日まで延ばしたのだという。
    
      
フジが咲かない理由は天候不順による、低気温、および日照不足である。
   
なんてったって今月は東京でも雪が降ったしね。
まさかイベント企画時に4月に東京で雪が降るくらい気温が上がらないなんてことは想像だにしていなかっただろう。
   
なんか本当に気の毒である。
   
   

2010年4月24日土曜日

春の写真展
    
     
今日はようやく、やっと春らしい陽気が戻ってきた。
とはいっても、まだ気温はやや低めではあったけど。
   
こう寒いとサクラはそろそろかなぁ、なんてヘンな気分になってしまう。
もちろんサクラはとうの昔に終わって、もうゴールデンウィーク目前である。
   
さて、ある駅ビルで 「さくらフォトコンテスト」 みたいなものがあった。
撮影場所がかなり厳格に決められていて、そこの中で撮ったものに限るという条件だった。
   
あまり期待しないで応募してみたら、なんと入賞ということで今日はその表彰式があった。
写真で賞をいただくなんて初めてのことで、正直言ってちょっと嬉しかった。
   
タイトルは 「空」 もしくは 「和 なごみ」 のいずれかということだった。
カメラを持って出かけて何枚か写真を撮ったのだがそのうちの一枚が花咲ブログで4月7日にご紹介した写真である。
   
これは我ながら良いな、と思ったのだけど、ちっとも「空」でもなく、ちっとも「和」でもなかったため応募を諦めた。
   
その代わりといってはなんだけど、まだ蕾が固いサクラの木の下でふたりのおばさんが楽しそうにおしゃべりしながらおにぎりを食べていた。
彼女らの後ろに回り込んで、サクラの木を入れてモノクロでパチリとやった。
   
良い写真のような、そうでもないような。
良く分からないけど、一応 「和」っぽいのではないかと、無理やりこじつけで応募してみたらば入賞したというわけだ。
   
タイトルは 「仲良し」。
    
どうでしょう?
   
     

2010年4月23日金曜日

富山のチューリップ
    
       
唐突だけど、日本地図があったとして富山県がどこだかズバリ指差せる人はどのくらいいるだろうか?
最近は雑学ブームなので、案外たくさんいるのかもしれない。
   
では県庁所在地は?
   
んー、富山市
   
富山県といって花咲ジジイの頭に浮かんだのは「貯蓄率が高い県」「ファスナーのYKK」「富山の薬売り」くらいだった。
   
行った事はまだない。
   
この前、新丸ビルに用事があって出掛けたらば大々的に富山県のアピールをしていた。
   
エレベーターを降りた場所にご覧のようにドドーンと樽に入ったチューリップが飾ってあった。
  
何となく「良いなー」と思って一枚写真を撮った。
  
あとで調べてみると県の花がチューリップであり、日本一のチューリップの産地なんだそうだ。
栽培面積 150ha で 28,700,000 球もの球根
栽培面積 2.4ha で 1,459,000 本もの切花
が生産されているのだそうだ(平成16年度)。
   
チューリップ王国という素敵なHPも見つけたのでご覧いただきたい。
ちょっとしたチューリップ博士になれそうな小ネタ満載の楽しいページだ。
   
チューリップといってパブロフの犬のように条件反射的に オランダ と連想していたアナタ、これからは 富山県 と言えばかなりデキるという印象を与えるに違いないですゾ。
  
    

2010年4月22日木曜日

ビバ 和風
    
     
昨日の続きといえばそうではあるが、ちょっと趣を変えてみよう。
     
さすが神楽坂の気の利いた料理屋である。
    
美味しそうな鶏肉がちょこんと大きな茶色い葉っぱ にのっている。
この葉っぱはかなり大きいぞ。
        
葉の柄、すなわち葉柄の先から葉の先端まで40センチくらいあるのではないかと思われる。
           
これは何の葉っぱでしょう?
    
これは ホオノキ Magnolia obovata といってモクレンの仲間である。
種小名 obovata は 英語obovate = 倒卵状の という意味に通じている。

葉の形を見れば確かに卵がさかさまになっているような形をしている。
    
その枯葉がこのように料理をのせる器として利用されているという訳である。
    
日本の料理はこうやって葉っぱを器として利用したり、料理に添えて彩(いろどり)を愉しんだり、本当に季節感を取り込んで芸が細かい。
      
素晴らしい文化である。
           
一昨日ご紹介した柏餅もその良い例だし、桜餅なんてのもある。
          
直接食べるものもあれば、器とするものもあれば、飾り付けたりとまさに八面六臂の大活躍である。
          
西洋ではこういったものはあるかなぁ と考えてみると、いわゆるエディブルフラワーとか言って花を直接食べたりする習慣はある。
      
さらにギリシャやトルコあたりではゴハンをブドウの葉っぱで包んだ料理もある。
この場合ブドウの葉っぱは食べる。
      
そうやって考えるとあるにはあるんだな と分かる。

分かるがその使い方の多様性などにはやはり日本に一日の長があるのではないかと思われる。
   
ビバ和風!! ってことで明日は別の話題でお目に掛かりましょう。