イチョウの雄花
春爛漫。
花が止まらない、とういうか次から次へと花が咲き、こっちがついていけないくらい。
ジャスミンが咲き、ヤマブキが咲き、シャガが咲き・・・それはそれで良いのだけど、それらはいわゆる虫媒花といって虫が花粉を媒介する花たち。
虫たちを惹きつけるために派手だし、目立つし、蜜も出すし、香りも放つ。
一方、風に花粉の媒介を頼るのは風媒花。
花粉症の元凶スギやヒノキはその代表格だけど、他にも身近な風媒花がある。
イチョウ、ケヤキといった街路樹たち。
彼らもまさに今花盛り。
写真はイチョウの雄花。
イチョウは雌雄異株ゆえ、雄株には雄花だけ、雌株には雌花だけ咲く。
どうでしょう、葉っぱと同じ色をしている時点でカモフラージュかっていうくらい目立たない。
ニオイもない、小さい、地味。
これが風媒花たる所以。
イチョウの実「ギンナン」はお馴染みだけど、イチョウの花をご存知の方はどのくらいいるだろうか。
今、まさにそれを目の当たりにできるチャンス期なんであります。
是非、ご覧あれ。
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