それまで植えていたサクラソウやプリムラジュリアンはもう随分くたびれてしまっていた。
園芸センターに行って物色する。
このプロセスは本当に楽しい。
あれこれと考えて買い物をするのは、服や食料を買うときと似ている気がする。
花壇の苗を入替える場合、「すでにギッチリと植栽プランを描いて必要な苗を買いに行く」「園芸店にあるものを見ながら選んでいく」の二通りがあると思う。
前者は結構難しい。
何時どんな苗が出回るのか、よく理解していないとできないし、それがその店にある保証はない。
どうしてもその苗といってこだわると、なかなか手に入らなかったり、コストアップに繋がってしまったりする。
あるものの中から選ぶほうが現実的ではある。
ただそれは言い換えれば行き当たりばったりということにもなるので、ちゃんと御施主様がいらして事前に内容について確約しなければならないような場合は適していない。
いわゆる「おまかせ」であれば大丈夫。
まずお店全体をくまなく歩き品揃えを確認する。
はやる気持ちを落ち着かせながら、その中から苗を選んでいく。
基準となるのは、もちろん価格の問題はあるけど、色、サイズ(幅・草丈)、風合い(テクスチュア)など。
サイズも購入時のサイズではなく、育っていった場合のサイズをイメージする必要がある。
幾つかの苗をカゴに入れて選びながら、それをお店の床に並べてみたりして様子を確認することもある。
今回選んだのはバーベナ、スカビオサ、イベリス、ローダンセマム、ヘリオトロープ。
もちろんこれがベストとは思わないけど、ある材料で工夫するのが腕の見せ所。
バーベナは成長とともに横方向(幅)にボリュームがでてくる。
スカビオサはひょろっとした花柄が良い感じのテクスチュアだなと。
本当は三尺バーベナ(バーベナ・ボナリエンシス)が欲しかったんだけどなかったので、その代わり。
ピンクのイベリスは珍しいけど、すでに白の定番イベリスが花壇にあるので、良いコントラストかなと。
ローダンセマムは、ちょっと草丈のある植物を入れたかったので。
だってそうじゃなきゃ全体的に平面的になっちゃうでしょ。
ヘリオトロープはなんといってもその色合いかな。
パンチのある濃い紫は花壇の良いアクセントになる。
花壇にはすでにアジサイ・アナベル、ギボウシ、アリッサム、エリゲロン、サルビア・ネモローサ、クリスマスローズなどがあるので、あとはこれらとうまく馴染んで見応えが出ればいいな、という狙い。
これ全部でざっと7000円ちょっと。
安くはないが、高くもない。
まぁまぁかな。
楽しみ、楽しみ。
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