2008年4月15日火曜日

イチョウ Ginkgo biloba

 
 

新緑がまぶしい季節になりました・・・ なんていう手紙が来たとして、新緑とは?本当にまぶしいのか?などとはイチイチ考えたことはなかったが、最近街を歩いていると、まぶしいかどうかは別として新緑が目につく気持ちの良い季節になった。
     
特に落葉樹から、黄緑色の若い芽がふいたところは目に鮮やかだし、生気に溢れていて独特の香りを放っている気がする。落葉しきった坊主の木に緑がつくと街の景観も変わる。
    
街路樹として多く見かけるイチョウも今いっせいに新芽をふいている。
    
黄色く染まる秋のイチョウの葉は誰でも思い出せるけど、それがどうやって出てきたかつぶさに見た人は少ないのでは?
     
そんな貴兄に代わって、花咲ジジイが時系列的に接写してきました。
   
葉が出る部分は5~10ミリ枝から出ていて、その先から4~6枚ほどの葉がでてくるようだ。
出てきたばかりの葉はまだまだ小さく、それでいてカタチはイッチョ前にイチョウの葉のカタチをしている。
これで季節が進むとサイズも大きくなり、濃い緑の硬い葉っぱになる。
    
さて、昨日も申し上げたが、このイチョウは雌雄異株の植物で、オスのイチョウ、メスのイチョウがある。
       
ヨーロッパでもたまにイチョウを見かけるが、そこで植えられている多くがオスのイチョウ。
  
何故か?
  
それは、あの銀杏のニオイを嫌ってのことで、オスを植えておく限り実はならない。
     
定かではないが銀杏を食べる習慣があるのは、東南アジアに限ったことではないだろうか?
銀杏を食べる習慣のある我々でも「あのニオイが好きでたまらん」という人は少ないのでは。
    
僕は食べて食べられないことはないが、自主的に「よおぉし、今日は銀杏食うぞぉ」ということはない。
小学生のころは、茶碗蒸しに入っている銀杏をわざわざ「プッ」と吐き出して親から小言を貰ったクチである。
   
    
銀杏並木など身近なイチョウだが、東京都のマークもイチョウだし、かの東京大学もご覧のとおりイチョウのマークを使っている。

6 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

銀杏好きです。子供も大好きです。食べ過ぎて鼻血だしたりします。嫁の実家に大きなイチョウがあって、いつも銀杏作ってくれます。町で売っているのよりは小さいですが旨さは全然違いますよ。

匿名 さんのコメント...

娘さんが大きくなったときに「お父さんと銀杏を拾いにいったなぁ」と思い出し、秋を感じる、そんなナイスなご家庭が目に浮かびます。

匿名 さんのコメント...

すみません。じいちゃんが作ってくれてます(汗

匿名 さんのコメント...

こんにちは

私の小学校の裏が大きなお寺で、というか、小学校が大きなお寺の裏手にあって、お寺の境内が通学路でした。
通学路はちょっとした森で、秋には銀杏の実をうっかり踏んでしまった人のせいで、あの匂いがただよっおり、いたずらっ子な男子が「くせえ!」って騒いでいたなあ、そんなシーンを思い出してしまいましたよ。

よく、流行歌を聴くと当時の思い出がよみがえる、とか言いますが、植物もしかり。思い出と一緒にしまいこまれているのですね。

匿名 さんのコメント...

熱燗には炒った銀杏があうし、茶碗蒸しには必須だと思ってました。銀杏大好き。
上野公園では、秋になると落ちている(と思われる)銀杏をビニール袋に入れて一袋500円とかで売っているよ。路上生活者のささやかな収入になっているのかな。

匿名 さんのコメント...

その手があったか。僕も売ろうかな・・・