2008年4月29日火曜日

ボタン Paeonia suffruticosa
    
    
ちょっとムシ方面に話が片寄りつつあったので、やや方向修正ということで ボタン
     
とにかく花がデカいので目立つ。
直径20センチくらいはあるかも。
   
色もド派手で、白、ピンク、赤など、自己主張の強いやつである。
   
これとソックリなのがシャクヤクPaeonia lactiflora)というやつで、違いはボタンは木、シャクヤクは草だと大雑把だけど、そう覚えておくといいかも。どっちも学名が Paeonia と同じ属なのでそれほど区別に気を遣わなくて良いと思う。
   
立てばシャクヤク、座ればボタン、歩く姿はユリの花 なんて美人のことを指す小洒落た表現も最近は廃れたのかな。
立てばパチンコ、座ればマージャン、歩く姿は馬券買い なんてギャンブラーを指す言葉も知らない人が多いかも。大体今どき立ったままのパチンコなんてないし。
    
そんな訳で一旦ムシから離れたようだけど、やっぱりチョットだけ。
   
上の写真をクリックして拡大して見て頂きたい。
そう、ミツバチが飛来しているところをウマイ具合にカメラに収めることに成功いたしました。
   
繰り返し言っているようにミツバチは花粉を運ぶ運び屋の代表選手で植物が種子を増やす意味では共生関係にあると言っていい。
   
拡大した写真をみれば、ミツバチの両足に花粉がタップリとくっついているのが分かるだろう。
これは 花粉団子 というやつでミツバチがカラダにくっついた花粉を蜂蜜で少し湿らせてハチの後足にある花粉カゴという場所に丸めて巣に持ち帰っているのだ。これがハチたちの食料にもなっているというわけだ。
   
時としてこの花粉団子がハチそのものの体重と同じくらいになるときがあって、ハチはエラく重たいものを持って飛んでいることになる。
   
凄いアスリートたちである。


1 件のコメント:

匿名 さんのコメント...

ホームセンターは芍薬だらけですね。
きれいな花ですが、うちのラインナップでは却下されました。
そういえばボタンの首切りも発生。いやな世の中です。