2008年4月7日月曜日

ドウダンツツジ Enkianthus perulatus
  
     
ドウダンツツジは生垣、植え込みでよく見かける。
     
今の時期はつまようじのような枝の先から白い壺のような形をした小さい花がつく。
       
これは落葉樹なので秋には真っ赤に紅葉し、冬場には茶色の細い枝の先に赤い尖った芽が控える。
そして春にまず花が咲いて、そのあと黄緑の新緑が芽吹いて、その後葉の色が深い緑色へと変わっていく・・・と、大変変化に富んだ見ごたえのある低木なのだ。
   
特に紅葉はかなりの見もので、燃えるような真っ赤な色は目をひく。
    

     
花は沢山つくけど、小さいのでその気になって見ていないと、えっ?そんのありました?ということになる。見るなら今だ。
     
こんなに ドウダンツツジ を知っているようなことをエラそうに書いているけど、今でもドウダンツツジを見かけるたびに思い出すことがある。それ以来僕の中ではチョット特別なやつなのだ。
  
この仕事・勉強を始めたころ、僕はとある植木屋さんで働いていた。
   
植栽工事をしていたときだった。トラックにその日植える植木がズラッと載せてあった。 
   
親方から
「オーイ、ドウダンツツジ運んできてくれ」
と言われ
「ハイッ」
と張り切ってトラックへと向かったものの、どれがドウダンツツジなのかが分からなかった。
走って親方の元へ戻り
「スンマセン、どれが ダンドウツツジ でしょう?」
と質問。
   
「あぁ?いま何て言った?」
「ええ、どれがダンドウツツジかなって」
「あっははは。ミサイルじゃないんだから ダンドウ(弾道) じゃぁねえよ。ドウダン だよ。ドウダンツツジ。」
と今になってみれば笑えるが、そのときは顔から火が出るかと思った。
      
まぁ、その程度から始めたわけです。
元気と勢いだけはあったなぁ。
    

0 件のコメント: