2008年2月16日土曜日

オリーブ Olea europaea


最近街を歩いていると、よく見かける。
おそらく、「はやり」なんだと思う。
大抵は上の写真のように、3~4年くらいのヒョロっとした頼りないオリーブが竹の支柱なんかに括りつけてある。
もとはスペイン、イタリア、ギリシャ、エジプトなどの地中海地方で栽培されたものだ。
葉っぱを見れば分かるけど、「小さくて」「硬くて」「白みがかって」いる。
小さくて硬いのは、乾燥の厳しい地で水分の乾燥に耐えるためで、白っぽさはキツイ日差しに耐えるためだと思われる。
そういう意味では、最近よく見かけるとはいってもここ日本は彼らの理想的な環境とは思われない。
冬の気温は問題ないけど、夏場の蒸し暑さ、湿度の高さはちょっとこたえるのだろう。
オリーブの実やオイルなどの商業価値もさることながら、その歴史がスゴイ。
一説には紀元前3000年にギリシアで栽培されていたとも言われているらしい。
そして国連憲章のシンボルにもなり、花言葉は「平和」。
下の写真は、イスラエルのエルサレムで見掛けたオリーブ。
幹の太さ、朽ち方を見ていただきたい。
なんとも味わいがあって、跪いて「おお、神よ・・・」などと祈りたくはならないか?

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