つぼみが下に垂れる |
茎が空洞 |
葉が茎を抱く |
雑草。
要らぬ場所に生える要らぬ草、というのが雑草の定義らしいが、それとて人間が勝手に付けたもの。
気になる雑草があった。
花壇の手入れをしていたときにロゼット状の「草」がたくさんあったのだけど、そのロゼットの姿では何なのか分からなかった。
掘り取ってみると細くて長い根というか地下茎が旺盛に伸びていた。
花壇の隅で、試しに「育ててみる」ことにした。
ところが昨年春は花も咲かず草のままだったので、何なのかよく分からないままだった。
そして今年は・・・
4月から茎がグングン伸びて、花を咲かせた。
花を見て、なーんだハルジオンかぁとすぐに分かった。
良く見かける春の雑草だし、珍しくもなんともない。
でも花を付ける前のロゼット姿だけではハルジオンであることは分からなかった。
図鑑で見るハルジオンのロゼットよりも葉の幅が広くて大きい感じがしたし。
ハルジオンの代表的な特徴を3つ。
①花の蕾が垂れている
②茎が空洞
③葉が茎を抱く
どうしたってハルジオンだ。
これと類似しているのがヒメジオン
①花の蕾は上を向く
②茎は空洞ではなく詰まっている
③葉は茎を抱かず、そのままシュッと出ている
ヒメジオンはこれから咲くころなので見てみよう。
今回の発見というか気付きは、
ハルジオンは花を咲かせるのに2年掛かる場合がある
ということ。
図鑑などでは、そのようなことを書いてあるものもあるけど、実際に自分で観察して見届けてみると確実な知識として頭に入る。
もちろん、「あれっ、どっちがハルジオンだっけ」なんていうこともなくなる。
謎のロゼットがハルジオンであると分かり、安心して除草に励んだ。
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