2013年3月2日土曜日

春一番の後の冬芽の話


春一番が吹いちゃったから、冬の話題というのもこれからは徐々に減ることと思います。

冬の最大のトピックは、なんといっても冬芽だと、個人的には断言しちゃうんだけど、思ったほどお伝えできてないなぁ。

この前出掛けたジョイフル本田で、僅かなスキをついて冬芽の観察も敢行した。

それはライラック Syringa vulgaris

明るい茶色の乾いてスベスベした幹肌。
そしてこげ茶色の冬芽がなんとも特徴的。

先端の芽(これを頂芽という)、そしてその両サイドを脇の芽(これを側芽という)が固める。

いわば頂芽が黄門さまで、側芽が助さん格さんのようなものだろうか。
主役の両脇をシッカリと固めるという図ね。

しかしそれは枝の先端の話であって、枝の中腹には、別の冬芽が控えている。
面白いのは、それらが左右対称になっていること。


これを何と言ったか思い出していただきたい。

花咲ブログではもう何回も耳にタコができるくらい言ってきたことなので、いい加減皆さん覚えてしまったことかと思う。

せーの・・・・

そう、「対生」であります。

良く出来ました。

このライラックはモクセイ科の植物で、対生の芽の付き方、芳香を放つあたり、キンモクセイととても共通点が多いことに気づく。

大きな視野をもって、広い気持ちで植物に接すると、それぞれいろんな共通点が見えてくる。

そこが面白い。


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