2008年12月27日土曜日

ヤドリギ 1 Viscum album

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昨日は本格的に冷え込んだ。加えて風が強かった。
午後からの植木屋仕事のため、現場に自転車で向かったのだがあまりの風の強さに吹き飛ばされそうになり、しがみつくようにして自転車をこいだ。
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片道20キロ。
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普段ならなんてことはないのだが、風のためにいつもの疲れた。
一旦帰宅し用事があって再び出掛けたのだが、さすがに自転車はやめて電車にした。
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さてさて、クリスマスが終った。
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シナトラやクロスビーのトラディッショナルなクリスマスソングを聴いていると Mistletoe という単語を耳にしないだろうか。
Mistletoe はミスルトーのように発音するのだが、これは日本語でヤドリギという。
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ヤドリギは親となる樹に寄生して大きくなる。
葉緑素を持ち、自ら光合成をするので「半寄生植物」ともいわれる。
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世界のヤドリギには色んな種類があるのだが花咲ジジイが熱心に研究したのはいわゆるオウシュウヤドリギ Viscum album というものである。
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これは主に、ポプラ、アカシア、リンゴとった落葉樹になる。
落葉樹は冬には葉っぱを落として枝だけになるので、夏の間葉っぱの陰に隠れていたヤドリギが冬になると姿を現す。今日の上の写真を見ていただくと分かるだろう。
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形は球形で、大きいもので直径80センチ~1メートルくらいになる。
何も知らなかったときは、僕はこれを ナンダ?大きな鳥の巣か? と思っていた。
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日本でもときどき見かける。
僕の記憶では都内では小石川植物園の温室脇にひとつ、そして箱根に行ったときにも見かけた。
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ヨーロッパでは赤い実のヒイラギとともに、クリスマスの飾りつけ によく用いられる。
何故クリスマスソングによく出てくるかというと、クリスマスの時期にヤドリギの下で出会った男女はキスをしてもいい( OR しなくてはならない) ことになっている、という古式ゆかしい言い伝えによるからだと思われる。
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ヤドリギをかなり本気で研究したので、語ることはまだまだある。
とりあえず今日はヤドリギ1ということでイントロにとどめて、明日続編をお送りしたい。
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