2009年5月5日火曜日

エニシダ Cytisus scoparius
    

   
枝一杯に白い花をつける ユキヤナギ や コデマリ の黄色バージョンともいえるのではないか、と勝手に思っている。
   
コデマリ、ユキヤナギはバラ科であるが、このエニシダはマメ科である。
エニシダと同じようにマメ科で黄色い花が咲いて、しだれると圧巻なものに キングサリ Laburnun anagyroides というのもある。 これは黄色い色をしたフジのようなものと言えばいいだろうか。
   
話が逸れてしまった。
   

   
ワーっとまとまって咲いているとその全体の様子に目を奪われてしまいがちだけど、一つ一つの花に目を向けてみると、ちゃんとマメ科の花の形をしている。
   
ユキヤナギもコデマリも大体終わったので、これからはエニシダがしばらく活躍する。
エニシダもせいぜい2週間くらいだと思う。
すると次は・・・・ などと先を読みながら想像力を働かせると楽しい。
   
やみくもに想像するよりも、街を散歩していてパンパンに膨らんだつぼみを見ればそこにヒントがあるよ。
  

   

2009年5月4日月曜日

キリ  Paulownia tomentosa
    
  
樹に咲く花としては比較的派手な部類に入るのではないだろうか。
   
今日はキリです。
   
薄紫色の大ぶりの花が咲いている。
薄紫の小さめの花が幾つか房のようにして咲いているのが分かるだろうか。
こういう花のつき方を指して 円錐花序 という。
   
花の横には昨年できた実がまだ枝にしがみついているのが見えた。
   
キリは落葉樹なので、この実がずっと気になっていたのだが、落ちることなく花のシーズンになってしまった。
   
キリは桐花紋といって家紋や紋章に良くつかわれるが、実は花咲ジジイの通った高校の校章も桐のマークだった。
今も校章のかたちは鮮明に思い出せるが、それがこのキリをどう模したものなのかはサッパリわからなかった。
   
でも今も落ちずに枝にぶら下がる実のようすなどを見ていると、「なるほどねぇ・・・」とちょっとだけ納得できる気がした。
  
   

2009年5月3日日曜日

丸の内
   
   
連休はいかがお過ごしでしょうか?
   
やることが多くて遠出もままならない花咲ジジイは近所の散歩でウサ晴らしをしている。
できれば1日くらいホンのちょっと出掛けたいものだが・・・。
   
さて数日前、丸の内を通った。
  
丁度休日の午前中だったこともあって、オフィス街は閑散としていた。
  
表通りに高級ブティックが並ぶが、それらもまだ開店前ということで人影もまばらだった。
  
丸ビル、新丸ビルをはじめ、この界隈は再開発の名の下、建て替えが進んで街の様子もかなり変わった。
でも、生まれ変わった丸の内は、オフィスで働く人たちに少しでもくつろぎ感をもってもらおう、あるいはよそからも人に来てもらおうという意図からかなんとなくホッとする雰囲気がある。
  
それは通りの幅が広かったり、ベンチがあったり、花で飾ったりということに表れている気がする。
  
ガーデニングショーを通りでやったり、多くのチューリップなどの花で飾るイベントを開いたり、植物との関わりをオフィス街という無機質な場所でうったえていることは興味深い。
    
   
その日は特にイベントはやっていなかったけど、ご覧のように ハンギング・バスケット が通り沿いに飾られていた。
  
これはペチュニア
発色が良いので、まとまって咲いていると見ごたえがある。
ヨーロッパで見かけるハンギング・バスケットでも多用されている。
   
誰がどうやって水をやっているのか、なんて興味もわいてくる。
   
   
新丸ビルの前は バスツアー の集合場所になっているらしく、添乗員とおぼしき人が忙しそうにしていた。
どこへ行くバスかな? と思ってバスの正面に書いてある案内板を見ると
足利フラワーパーク と書いてあった。
  
確かフジの花が有名な場所だったはずだ。
  
花好きの人が本当に多くて良いなぁー と、頷きながらその場をあとにした。
  
  

2009年5月2日土曜日

季節はめぐる
    

   
ついにGW突入。
   
どうやら天気はすこぶるヨロシイようで、お出かけになる方も多いのではないかと思う。
加えてETC1000円で乗り放題のようなことがあると、用も無いのに遠出をしたくなるのではないだろうか。
   
僕は有難いことに(?)やることがかなり山積みで、この連休こそそれらを片付けるのだ! と肩に力が入っている。
   
実は当ブログにやや関係あることで、あるプロジェクトを水面下で着々と進めている。
お披露目できる日がやってきたら、この場でお知らせするので楽しみしていただきたい。
   
さて、そんな訳で連休中の遠出もままならないのでひたすらいつものようにカメラ片手に気分転換も兼ねて近所を散歩している。
   
そして今日写真に収めたのが サンショウ である。
サンショウは 目だ立たない花 として4月29日 に取り上げたばかりだ。
  
それが今日見たら、終わった花のあとにすでにサンショウの実のベイビーがシッカリと出来ていた。
この前が29日だから、たった3日でこの成長具合だから、すごい。
  
ちなみに昨日書いたボタン。
あの写真も4月18日に撮ったものなのだけど、昨日ちょうど前を通ったので見てみたら既に花は全て散って、葉っぱだけが青々としていた。
   
季節はめぐる。 しかもかなりの駆け足で。
   
   

2009年5月1日金曜日

今年のボタン
   


   
この写真は今年撮ったものだ。
    
昨年4月29日にボタンを花咲ブログで取り上げたものと、色、カタチがそっくりそのまんまなのが比べてもらえれば分かっていただけると思う。
   
まぁ同じボタンを違う年で撮っているだけの話で、もとが同じなのだからソックリなのも当たり前といえば当たり前だろうか。
   
でもちょっと違うことがある。
それは花の開花した時期だ。
   
去年はブログを書いた4月29日に開花して一番いい姿を見せてくれた。
今年、この写真を撮ったのは4月18日。去年よりも10日も早くピークを迎えたことになる。
   
何をかいわんや、である。
  
ボタンとシャクヤクは似ていて、その一番の大きな違いはボタンは木でありシャクヤクは草であるということを書いた。
   
実はボタンは生長がかなりゆっくりで、種から播いた場合に花をつけるのに7年以上かかると言われている。
それだけに園芸家たちからは珍重される。そして高価でもある。
   
ところが知恵の働く人間はいるもので、ボタンを種から育てることをせずに、なんと似たものであるシャクヤクに 接いで ボタンを作ってしまったのだ。まさにコペルニクス的発想の転換である。
   
この接木で増やすボタンが安くて、早く育つという、どこかの牛丼のような特徴があって、巷ではシャクヤクに接いだボタンが多く出回っている。
   
もしお店でボタンをお手ごろ価格で売っていたとしたら、それはシャクヤクの台座に接いだボタンであるに違いない。
茎の下のほうを見て接いだあとがないか見てみると面白いかもしれない。
  
  

2009年4月30日木曜日

フラワーオークション
   
    
首都高湾岸線を横浜や羽田方面に走っていて、赤、黄、緑などの花をモチーフとした看板(?)のようなものに気付いた人も多いと思う。
   
あれは大田市場といって築地の魚・青果市場のように東京都が運営する総合市場なのである。
部門が青果、水産、花卉に分かれていて、その変わった看板のふもとに花卉部門があるのだ。
   
昨日は僕は早起きをして自転車を片道20キロちょっとこいで、この市場にいってきた。
   
仕事として行ったこともあるのだが、昨日は純粋な社会科見学。
来る母の日に向けて市場はカーネーションで盛り上がっているのではないか? と思ってその市場動向を肌で感じるために繰り出してみたというわけだ。
   
花のセリは朝7:00開始と、他の青果、水産に比べるとややゆっくりめのスタートなので、市場の中を歩いてこれからセリに掛かる花を見て回った。
群馬、埼玉などの国産も多いが、コロンビア、オランダなど海外からの花もかなり多く見受けられた。
   
因みに花のセリは毎日開催というわけではなく、さらに 切り花のセリの日 と 鉢物のセリの日 と別の日に行われるので、事前に調べていかないと、せっかく行ったのに休場だったり、お目当てのものがセリになかったりする。
   
場内には一応業者向けの花屋さんも十数軒並んでいて、街の花屋さんや、フラワーアレンジを生業とする人たちが買い出しに来ている。
当たり前だが花の種類が多くて、かつ安い。
   
   
セリが始まると、もっとまとまって多く買う業者がセリに参加する。
傾斜のきつい講堂のような席に座って、眼下にセリ人が威勢のいい声で次から次へと花をセリにかけていく。
  
    
参加者は机の上にあるスイッチによって入札する。 座席正面というかセリ人の頭上には大きな時計のような、あるいは車のスピードメーターのようなものがあって、これでセリ値が誰にでも分かるようになっている。
これを 自動セリシステム というらしい。
    
世界で最大の花市場だといわれているオランダのアルスメア(Aalsmeer)花市場を見に行ったことがあるけど、全く同じシステムだった。
   
で、4月29日(水)の大田市場における取引は・・・
 1位 キク 427,000
 2位 カーネーション 311,000
 3位 バラ 231,000
 4位 ユリ 56,000
   
というわけで、母の日としてカーネーションは2位と健闘はしていたけど、1位のキクには水をあけられていた。
この1位から3位までのキク、カーネーション、バラは順序は定かではないが、日本で取り扱われる切り花ベスト3そのままであると聞いたことがある。
   
キクはかなりシャレたものも最近出てきたけど、やはり何といっても墓前にお供えしたり、葬儀に使ったりといった需要がなんといっても大きいのだそうだ。
  
築地に観光客が大挙して押しかけて問題になっているけど、大田市場には気の利いた食堂や寿司屋はないながらも穴場的に面白い場所だと思うのでおススメしたいと思います。
  
  

2009年4月29日水曜日

目立たない花 2
    

   
これは セイヨウヒイラギ Ilex aquifolium ではないかと思う・・・。
  
ちょっと歯切れが悪くて恐縮だけど 胸張って言える度70% くらい。
  
セイヨウヒイラギといって真っ先に頭に浮かぶのは、葉の縁がギザギザで赤い実をつけるクリスマス時期に活躍するアレだと思う。
   
セイヨウヒイラギは学名としては Ilex属(モチノキ属)に含まれるが、この Ilex はかなり幅があって、
イヌツゲ クロガネモチ ソヨゴ ウメモドキ なんかも Ilex だ。
  
さらにセイヨウヒイラギそのものもかなり多様で、葉の縁がギザギザでないタイプもある。
  
よってこれを見て、ギザギザ葉っぱではないけど直感的に セイヨウヒイラギ だと思った次第。
  
セイヨウヒイラギもオスとメスの株が別の 雌雄異株 のタイプ。
昨日のサンショウ同様、この樹は普段良く見るので観察してして実がならないことを知っているから断言すると、オスの樹である。

    

   
花に近寄って見てみるとオスの動かぬ証拠である おしべが一つの花から4本突き出ている。
   
花は小さいし、色も地味。
かなり目だ立たない花であるが、一年のこの時期にひっそり咲くので、せっかくだから目を向けてあげたい。
  

   

2009年4月28日火曜日

目立たない花 1
   

   
花とはいっても、目立つ花、主役に躍り出る花もあるが、人知れずひっそりと咲いている花というものもある。
   
今咲いている目立たない花を幾つかとりあげてみたい。
  
まず第1発目が サンショウ Zanthoxylum piperitum
   
ついこの前、今年芽吹いた若い葉っぱがサンショウそのものの良い匂いだ、という話を書いた。
   
その葉っぱの脇にちょこんと小さくついているのがサンショウの花だ。
   
サンショウはオスの株とメスの株が異なる 雌雄異株 というものになる。
この花はメスの花である。

なんでそんなに自信を持って言うのかといえば、このサンショウは秋頃に赤い実を付けていたのをハッキリ覚えているからだ。
雌雄異株の場合、実を付けるのはメスの樹に決まっている。

イチョウのギンナン然り。

ウナギにかけるサンショウや、気の利いた和食屋で添え物として煮魚の脇にちょこんとのっかっているサンショウの葉っぱに馴染みがあっても、いざサンショウの花と言われてもピンとこない人が多いのではないかと思う。

こんなに小さくて、色的にも地味な花なのだ。
知ってた??

2009年4月27日月曜日

タダで増やせ
   
いやいや、ゴールデンウイーク目前
皆様いかがお過ごしでしょうか。
  
陽気も良いんだか、ちょっと肌寒いんだか、イマイチはっきりしないけど、とにかくゴールデンなウィークである。
  
この前、僕個人的にご利益のある神社にお参りに行った。
一通りお願い事をしたあとに、境内の石畳を見ると、なにやら掃いて集められていた。
   
   
何だ、こりゃ?
   
よくよく見てみると、それはイチョウの雄花だった。
    
昨年の今頃、しつこくイチョウの花について書いた。
イチョウの花は風媒花といって、特に目立たない花で、ご覧の通り白というかクリーム色というか目だ立ない色、カタチをしている。
  
花粉を風に乗せて飛ばして役目を終えた花がこうやって地面を覆うほど落ちてくるのだ。
   
そもそも風媒花は、風に花粉を雄花から雌花に運んでもらう他力本願的な方法で、花粉が無事に雌しべに付着するかなんてのは、かなりの確立の低さと言えよう。
   
その確立を上げるためにどうするか?
それは玉を多く撃つことである。 よって風媒花はものすごい量の花粉を飛ばす。
  
スギやヒノキ花粉症に悩む人が多いのはこの辺に理由がある。
  
植物を増やすためには普通は 種をまく というのが一般的なやり方である。
しかし、種をまかずに増やす方法が幾つかある。
  
挿し木、接ぎ木などがその代表である。
  
挿し木は植物の若い枝を切って、それを植える。
するとしばらく経ってから、切った枝の地中部分から根が出て、次世代の植物となって育つというものである。
このやり方だと、枝を切った親株と遺伝子を全く同一とする 「複製」 ができることになる。
   
万有引力を発見したニュートンで有名なリンゴの木はオリジナルから多くの次世代リンゴが出来て各地の植物園などで見かけることができる。
   
話が逸れたが、この神社の境内に白いプラスチックのプランターがあってそこに緑の新芽が吹いた何かが植わっていた。かなり密生していた。
   
   
これがなんと全てイチョウの挿し木だった。
  
これだけ芽が吹いているということは根もしっかりついているはずだ。
   
次はプランターから出して地面に植えてやれば、イチョウの木に育つ。
これだけ植えれば立派なイチョウ並木になることだろう。
   
これで元手はタダ。
鉢に植え替えて イイお値段 で売るのも良いだろう。
  
  

2009年4月26日日曜日

イチョウの憂鬱
   

   
3月にイチョウの街路樹剪定を目撃したことを書いた。
   
そして現在。
新緑が一斉に芽吹く今の時期、3月にガッツリと剪定されたイチョウたちは、すけすけスカスカの状態でちょっと寒そうにしていた。
   
そりゃぁそうだ。
これから芽を吹きますよと準備していた場所をほとんど切られてしまったわけだから。
   
かろうじて残っていた新芽のつぼみから申し訳程度に新芽を出している。
   
彼らは強いので、これで枯れることはないと思うが今度の秋にギンナンは見込めないだろう。
なぜならイチョウの花が咲く今の時期に、花を咲かせる枝が無いんだから。
受粉して実を結ぶ以前の問題だ。
  
これから彼らが頑張って枝を再生してもとの樹形を取り戻したとしても、その頃には花の季節はとうに終わってしまっている。
   
さっぱりして良かったですねぇ、なんていうのはその場でのお話で、秋になったら今年はギンナンが取れなくてどうなってるんだ、と苦情があるかもしれない。
  
いや、最近はギンナンは臭くてたまらんからなんとかギンナンができないような方法はないものか という苦情があって、考えた末に3月にあえて剪定をしたのだとすれば、それはそれでかなりの策略家である。
  

  

2009年4月25日土曜日

ウケザキクンシラン Cliva miniata
    

  
昨日書いたグーグルの頭ページの件。
   
早速、じゅんぺいさんから 「ウケザキクンシランではないか」 とのご指摘を頂戴した。
やっぱりクンシランかぁ、と花咲ジジイとしては、あの字も読めないような小さな絵からクンシランを言い当てたことに、ちょっとした自己満足を感じてしまったことを正直に告白しよう。
   
しかし、ウケザキ・・・ と聞いて、 「何?それは。 ウケザキクンシラン?? 普通のクンシランと違うの??」 と困惑したということも正直に告白しよう。
正直、知らなかったデス。
   
学名的には
クンシランは Cliva nobilis
ウケザキクンシランは Cliva miniata
となる。
  
どうやらウケザキクンシランとは園芸用に改良されて一般に多く出回っているものを指すようだ。
  
僕の勝手なイメージかもしれないが、どうもシブいというか、ご年配の方好みの植物のように思える。
  
オレンジの花が咲いているとそうでもないが、それ以外のときは平べったい緑の葉っぱが鉢にちょこんとあるだけで、割と退屈に思ってしまう。 ゴメンなさい、クンシラン・ファンの方。
  
それにしても、昨日はかの牧野博士の誕生日だったらしく、それに合わせてグーグルが花のデザインを頭ページに持ってきたらしい、とじゅんぺいさんに聞いた。
そうか、そういう意味だったのか。 グーグルもなかなか気の利いたことをするじゃないの。
  
恥ずかしい告白をしたついでに告白しちゃうけど、牧野博士のことも割と最近知った。
昨日、先週とかじゃぁないですよ。 でもここ数年前かな。
  
博士の 牧野日本植物図鑑 を手に入れようかなぁなんて思っていたら、とんでもなく高価で、とんでもなく嵩張ることが分かってやめた。
古本屋なんかで時々見つけて立ち読みするけど、確かに素晴らしい本だ。
  
何が良いって、植物を写真ではなくて 「絵」 で紹介していること。
前にも述べたが、植物は写真ではなくて絵を描いたほうがその植物の特徴をうまく捉えることが出来て、より伝わりやすい。
  
昨日のグーグルの頭ページの小さい絵を見てクンシランっぽいと思ったのは、やはり絵だったからその特徴がよく伝わってきたためだと思う。
  

  

2009年4月24日金曜日

Google

グーグルの頭ページに使われるロゴは季節のイベントなどに沿っていろいろと変わるのをご存じの方も多いと思う。

今日現在のを見ていただきたい。
http://www.google.co.jp/

なんと、ラッパスイセン、ヒメジャクシン、アヤメ などがモチーフになっているではないか。

一体どういった意図があるのか? はたまた意図は全くないのか?

春だから、何となく花を載せてみただけなのだろうか。

いずれにしても天下のグーグルが花を扱う、そんな時代になってきたんだなぁ、という今日のお話。

因みに一番左の クンシラン のようなオレンジの花は字が小さすぎて読めないのだけど、一体何の花だろう?

2009年4月23日木曜日

街歩きお手軽アロマセラピー
  
   
いきなり露出オーバー気味の写真で申し訳ない。
     
これは何でしょう?
     
これはサンショウです。 ウナギの蒲焼に振りかけたりするアレです。
  
以前サンショウは花咲ブログでも扱ったので、左上の空欄に 「サンショウ」 といれて検索してみてください。
  
サンショウは落葉するので冬の間は丸坊主で、春になると新芽を再びふく。
  
新緑というのはどの植物でもそうだが、みずみずしくて柔らかい
  
是非葉っぱに触ってみて欲しい。 柔らかくてみずみずしいというのが指の先から伝わってくるはずだ。
そして、サンショウなど香りの強い植物の場合であれば、その指の匂いを嗅いでみて欲しい。
   
どんな匂いがしますか?
   
オオッ、と唸ること請合いである。
サンショウの葉っぱに触れた自分の指先からはウナギにかけるサンショウの匂いそのものがしてくるはずだ。
   
植物を愉しむ方法には色んなものがある。
代表的なのは 生け花 のように生けて眺めて視覚的に愉しむ。
   
そして香りを愉しむことも誰もがやることだろう。
キンモクセイジンチョウゲのように何もしなくてもそこらに漂う香りもあれば、バラのように花に鼻を押しつけてクンクンと味わうような香りもある。
   
そして是非試していただきたいのが、植物に直に触って、触ったその手に移った香りを嗅ぐというもの。
   
今日ご紹介しているサンショウもそうだし、ラベンダーローズマリーなどもそうだ。
   
街を歩いていて、是非色んな植物に触ってみてどんな香りがするのかアレコレ試してみるのも楽しい。
   
タダで出来るお手軽アロマセラピーである。
  
  

2009年4月22日水曜日

彬さんへ  <花咲ブログ番外編>
    

    
宿題になっていた、雨水タンクのご紹介が遅れて大変申し訳ありません。
   
メーカー名は HARCOSTAR というらしく、英国製です。
調べてみると日本でもかなり取り扱いがあるようで、
  
227リットル 28000円 なんて感じで結構手軽に入手できそうです。
http://www.engei.net/Browse.asp?ID=8828
  
かのアマゾン(Amazon)でも売っているようであります。
  
このブログを見てこの雨水タンクを買う方がいるのであれば、HARCOSTAR社から幾らかの紹介料を頂戴したいものであるなぁ・・・。 なんちゃって
  
ちなみに英国では数社が生産していて、もっとバリエーションがあった気がします。
  

   
オランダカイウ Zantedeschia
    

   
オランダカイウって何?
オランダはオランダだが、カイウって漢字で書くと海芋となるらしい。
   
なんとも馴染まない名前である。
   
オランダカイウなんて言わずに カラー といった方がピンとくるのではないだろうか。
   
ちなみにカラーは calla であって、色 colour とは違う。
  
花束などでよく使われる人気者であるが、これが昨日紹介したマムシソウと同じ仲間だと知ったらどうだろう。
   
色は違うけど、よくよく見るとカタチはマムシソウと基本的に一緒であることに気づく。
この白くて一見花びらのようなものが 仏炎苞 というものである。
  

これらすべてサトイモ科なわけで、やはりかなり変わったやつらといえるだろう。
  
ひるがおさんから頂いたコメントにカラーとあって、さらに今日散歩していたらカラーを見つけたので、何か運命的なものを感じて書いてみた。
  
  

2009年4月21日火曜日

マムシソウ Arisaema serratum


そんな訳でブログに書いたら面白いだろうなぁと思われる植物たちをみすみすやり過ごした。

心は躍るが、身体がそれを許さない。 悶々である。

でもそんな状況にありながら休憩の時間などに、さりげなく何枚かの写真を撮った。
まさに盗撮気分である。

その貴重な数枚のうちの一枚がこの マムシソウ だ。

知ってはいたが、野生ではえているマムシソウを日本で見るのは初めてだったので興奮した。
特に朝、一番最初に見たときには。
       
ところがハイキングをしているとそこらじゅうにマムシソウが繁茂していて、これっぽっちも珍しくないことが分かった。
    
スミレもそこらじゅうに生えまくっていたし。
    
ガックシである。
     
しかしこのマムシソウはユニークだ。
    
まずそのカタチ
    
名前のとおりマムシがかま首をもたげているようにも見えるし、茎の縦縞模様がマムシに見えなくもない。
    
この黒っぽいヒラヒラっとした部分は 仏炎苞(ぶつえんほう) といって花ではない。
    
花はこの中に入っている。
    
オスとメスの株が異なる、いわゆる雌雄異株である。
   
ムシたちはオスの花から花粉を自分のカラダにつけてメスの花に向うのだが、ここで面白いことが。
   
花はこの仏炎苞の中にあるのだけど、かなり狭い間をムシたちは分け入って花に到達する。
しかし、ムシたちが逆行できない仕組みがあって閉じ込められてしまう。
    
ムシ君たち絶体絶命! かと思いきや、オスの花には脇に小さな穴が開いていてそこから脱出できるようになっている。
    
ところがメスの花にはこの脱出口がない。
     
花粉をカラダ中にまとったムシ君たちは雌しべに花粉をなすりつけて、悶えながらその最期を迎えるという、すごいストーリーがあるのだ。
      
マムシソウは サトイモ科(ARACEAE) に属するのだけど、このサトイモ科はえてしてこんな姿をしていて、やれグロだ、やれキモイ などどヤリ玉にあがってしまう気の毒なやつらである。
    
とてつもなく大きな花が咲く ゾウコンニャク(Amorphophallus titanum もこの仲間だ。
    
コンニャクを栽培している農家を見るとこんなカンジの葉っぱが見つかるハズ。
  
  

2009年4月20日月曜日

山登り報告
    
   
数ヶ月前にある人と出会った。
さる旅行会社に勤める方で、いろいろとお喋りをしていたら
「花咲さん、ツアーに興味はありませんか?」
   
僕はてっきりツアー参加を聞かれているのだと思って 「はあ、そうですね」 と返事した。
   
ところが先方の意図は、ツアーを引き連れていかないか ということと知って驚いた。
   
僕は一匹狼的に色んなところへは行くけど、そんな引率なんて大それたことは考えたこともなかった。
   
最近は植物や写真に興味を持った人の山歩きも盛んだそうで、植物的切り口はかなりウケるのではないかというのだ。
   
断るのもなんなので、一度ツアーがどんなものか 「見学」 させてくださいと言ってあった。
   
その見学ツアーが昨日の山登りだったのだ。
   
僕は 金魚のフンよろしく、団体にくっついていけば良いのではないか、くらいにしか思っていなかったのだが、あにはからんや。
僕は ツアー添乗員のサブとして参加者の方々に紹介されて手を抜けなくなってしまった。
   
参加者は18名。
50~60代の方々の女性の方々が中心で、この辺りはこの前出掛けた植物学セミナーの客層と全く同じだった。
   
引率するのは、添乗員1名、山のガイド1名、そしてオマケの僕1名。
   
現地に到着すると、皆で輪になって準備体操。
輪になって イチ、ニ、サン、シ・・・ と体操するなんて何十年振りだろうか。
   
一行は一列に隊列を組んで山を歩くのだが、先頭はガイドの方、最後尾は添乗員の方、そして僕は列のド真ん中。
「真ん中にいて自分の前に常に9名のお客様がいることを確認してください」 と言われて緊張しながら歩いた。
   
   
全行程で10キロちょっと。 かなりアップダウンがあった。
皆様健脚である。
   
ツアーの最後には温泉につかって、さらにビールも飲めるらしい。
   
でもそれはお客様のことであって、すっかりスタッフ側にまわってしまった僕には叶わないことだと思っていたら、あにはからんや。
「どうぞ温泉につかってください」 と言われて嬉しくなる。
   
しかし、さすがに湯上りのビールは許されないのだろうと思ってブルーな気分でいると
「缶ビール一本くらいなら良いですよ」
と言われて天にも昇るような気持ちになる。
   
帰りのバスの中。
朝早くに起きて、山を歩いて、温泉につかって、ビールを飲めば、あとはもう決まっている。
  
寝たい。 
    
お客様たちはスースーとバスの中で寝ている。
フト添乗員の方を見ると、スッカリ「落ちて」いた。
   
僕も軽く落ちてみた。
   
天気にも恵まれたこともあるけど、このツアー決して悪くないと思った。
新宿に行きさえすれば、あとはバスに乗せてくれて、登山口まで連れて行ってくれて、道案内もしてくれて、温泉につかって、ビールを飲んで、寝て、目覚めれば再び新宿である。
そして10000円しないお手頃価格。
   
唯一の欠点は自分のペース、自分の興味を追求できないこと。
   
オマエは遊びに行くつもりだったのか! と怒られそうだけど、大きなリュックサックの中には一眼レフカメラ、交換レンズなどの装備に加えて、車中で熟睡するための iPod と首マクラを持って行ったのだ。
   
ブログネタはゴロゴロ転がっていたのだが、隊列のド真ん中にいるものが、やおらカメラを構えて植物ににじり寄ってコースを外れるわけにはいかない。
   
そういう点においては、団体行動にすっかり飲み込まれて身動きがとれなくなってしまった。
   
繰り返しになるが、参加者のほとんどが50~60代。
バスの集合場所であった早朝の新宿駅西口には他のツアーに参加する人たちが沢山いたが、それもほぼ50~60代の人たちだった。
   
お金的にも、体力的にも一番元気な世代なのだろうか。
   
添乗員の方も、ガイドの方もとても気さくで、ざっくばらんに色んな話を聞かせてくれた。
ここのにはとても書ききれないほど、色んなことを考えさせられる、貴重で中味の濃い一日でありました。
   
ピンクの花の写真は、濃いピンクがキレイだったミツバツツジ。
これを撮るのが精一杯だった。
  
 

2009年4月19日日曜日

山報告
   

   
申し上げたように今日は山登りにいってきた。
  
天候にも恵まれ、素晴らしい一日だった。
   
ただし、これまでとは趣が違って今回は「仕事」で山に行った。
とても興味深い、有難い経験をしたのでその辺について書いてみたいと思うのだけどそれは明日にしようと思う。
   
実はついさっき帰宅して、疲れに加えてあれやこれやとやることがあって、まとまった時間がさけない。
さらに日付変更の時刻は迫る・・・。
   
というわけで、お茶を濁すわけではないが今日は軽めに。
  
山歩きをしていて、オッ! と足を止めた。
  
これは数日前にセイヨウジュウニヒトエとしてご紹介したものの日本版、すなわち ジュウニヒトエではないか、と思われる植物があったのだ。
   
ちょっと興奮してシャッターをきったのだが、帰宅して早速ジュウニヒトエの文献と比べてみると、ちょっと違う。
   
じゃぁこれは何だ??
   
シソ科であり、かつジュウニヒトエの属であるアジュガであろうとは思うのだけど。
   
更に調査が必要である。
調べて分かったらまたお知らせしますが、もし分かった方がいれば是非コメントの書き込みをお願いします。
  
  

2009年4月18日土曜日

宝の山
   

   
商店街の中に塀で囲まれた空地があった。
   
今度ビルが建つ予定らしい。
   
商店街の喧騒をよそに中は静かなものである。
空地の正面からは中の様子が見えないのだけど、脇のわずかな隙間から中の様子が伺える。
   
手前の部分にはゴミが散乱していたが、敷地の大部分は雑草で覆われていた。
   
雑草と一言で片付けてしまえばそれまでだけど、言いようによっては宝の山といえる。
   
雑草なんて人間が勝手に名前を付けてそういう分類をしているだけで、彼らは愛すべき野草なんである。
   
空地には タンポポ、ハルジョン、ナズナ、ハコベ・・・ など花咲ブログで既に扱ったもの、そしてこれから扱ってみたいものなどてんこ盛りである。
   
奥のほうで紫色に見えるのは、ムラサキハナナが群生しているからだ。
   
許されることならば、中に入って何がはえているのかジックリと見てみたいものだけど、それは私有地なのでかなわない。
   
残念。
   
なんだよ、草ボーボーでよぉ と言ってしまえばそれまでだが、気持ちの持ち方によってはそれは宝の山になるのだ。
どうせ同じものだったら、宝物に見えたほうが人生シアワセではなかろうか。
   
さて、明日日曜日 花咲ジジイは群馬県方面の山に登りに行ってくる。
久し振りの山歩きで、荷造りをしていて血が騒いできた。
   
そしてステキな花たちが沢山待ち受けていると思われるので、写真をたくさん撮ってこようと思う。
刺激に溢れた来週の花咲ブログにご期待いただきたい。
   
あっ、一応コレは仕事の一環でして、決して遊びに行くわけではないので念のため。
  
  

2009年4月17日金曜日

Sustainability
    
    
昨日に続いて、新築アパートのお話。
    
昨日はエアコンの室外機について、植物の立場にたってやや同情的に書いたのだが、実はこのアパートにはひとつ気の利いたものがついていたのだった。
   
当然中に入って部屋を見たわけではなく、外から見える範囲でのお話であるが。
    
雨どいからパイプがおりてきて、その末端にタンクがあったのだ。
   
これは 水のリサイクル である。
   
降ってくる雨をキャッチして、それを蓄えて、植物の水やりに使う。
なんともエコな発想である。
   
植物にとっても、塩素のきいた冷たい水道水よりも、塩素のない常温水のほうが有難いハズ。
   
実はこの製品は英国ではあちこちで見かけたものであるが、日本で探そうとしてもコレといったものがなかった。
それが散歩をしていて偶然に見つけたので、散歩もまんざら無駄ではないよなぁと思ってしまう。
   
でもこのタンクをよくよく見てみると made in England の文字が。
やっぱりイングランド製か・・・。
   
ありそうでない、こんなシンプルかつ環境に優しい雨水リサイクル・タンク。
このブログを読んだ製品開発者は日本国産の良いやつを作ってほしいものである。
   
その際には花咲ジジイをアドバイザリースタッフとして仲間にいれてくれないかなぁ。