
花とはいっても、目立つ花、主役に躍り出る花もあるが、人知れずひっそりと咲いている花というものもある。
今咲いている目立たない花を幾つかとりあげてみたい。
まず第1発目が サンショウ Zanthoxylum piperitum 。
ついこの前、今年芽吹いた若い葉っぱがサンショウそのものの良い匂いだ、という話を書いた。
その葉っぱの脇にちょこんと小さくついているのがサンショウの花だ。
サンショウはオスの株とメスの株が異なる 雌雄異株 というものになる。
この花はメスの花である。
なんでそんなに自信を持って言うのかといえば、このサンショウは秋頃に赤い実を付けていたのをハッキリ覚えているからだ。
雌雄異株の場合、実を付けるのはメスの樹に決まっている。
イチョウのギンナン然り。
ウナギにかけるサンショウや、気の利いた和食屋で添え物として煮魚の脇にちょこんとのっかっているサンショウの葉っぱに馴染みがあっても、いざサンショウの花と言われてもピンとこない人が多いのではないかと思う。
こんなに小さくて、色的にも地味な花なのだ。
知ってた??
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