2014年1月31日金曜日

割烹着


ここ数日でアッという間に日本中、いや世界中にその名が知れたのが小保方晴子さん。

「30歳」「女性」というあたりと、世界をアッと言わしめる研究成果のギャップがまた話題なんだと思う。

理系女子をリケジョなんていって、女性の理系分野での活躍をさらに喚起しようなんていう動きとピッタリ合っているんだろう。

研究室にこもりっきりというような「暗さ」はまったく感じさせないし、なんといっても白衣ではなく割烹着ってあたりに凄いインパクトがあった。

世界を驚かせる研究成果と割烹着。
このギャップが良いんだろうなぁ。

自分も何かしら、「花咲ジジイさん、意外ね、驚くわ」というギャップがないもんだろうか?

ギャップは滲み出るものであって、奇をてらうのはよろしくない。

この前、オムライスが有名な某老舗洋食店のシェフが日焼けサロンに足繁く通い、さらには番組で奇声を上げているのをたまたま見て、絶対にここで食事はしたくないと思ったもの。

話がかなり逸れてしまったが、その小保方さんの研究が万能細胞というもの。

万能細胞が存在する生物の例として、もちろん植物がある。

例えば、挿木や接木で植物を増やすということは普通の園芸テクニックだけど、これこそが万能細胞の例なんだと思う。

挿し穂を取って、それを土に挿すだけで、根が付いて葉が繁り、植物体そのものが再生する。

挿し穂を取った断面に万能細胞が出来上がって、発根のための細胞に成長するということで挿木が成り立つわけだ。

僕の指を切って、土に挿したところで、僕の別個体ができるかといえば否である。
それは哺乳類の僕の指の切断面には万能細胞ができないから、ということのようだ。

そんなの誰にでも分かることだけど、今回の万能細胞はさらに研究が進んで医療に応用した場合に怪我や病気で失った機能を取り戻す可能性を秘めているというのだから、凄い時代になったものだと思う。

最近自分が試して育てているコダカラベンケイソウだって、この根が生えた小さなコダカラベンケイソウはタネから育てたわけではなく、落ちていた「ムカゴ」という親株の一部を拾ってきて濡れたティッシュの上に置いただけのことだ。

改めて生物学の奥深さについて考えさせられる明るいニュースであります。

2 件のコメント:

みさき さんのコメント...

蝋梅我が家もさいていますよ、春一番に咲く花は黄色い色合いの花が多いですね。福寿草も咲きだしました。色々な実などを集めて発芽させてもいるのでしょうか?↓子宝ベンケイソウこの時期なのに根が出てきて元気ですね。

花咲ジジイ さんのコメント...

僕も今日ロウバイが割いている場所に行きました。甘い香りが春ってカンジでした。