2014年1月13日月曜日

ジンチョウゲ


成人の日。

久しぶりにちょっとだけノンビリした一日だった。

山を越えれば、また新たな峰が見えて、それに向かって踏み出す。

それを越えるとまた・・・

人生ってのはこういうことの繰り返しなんだろうな。

大きくて高い山もあれば、低い丘のような山もあり起伏に富んでいる。

・・・なーんて感慨にちょっとだけ耽ってみた。

それにしても寒いですねぇ。

予報では水曜あたり、都内でも雪が降るかも、なんて言っていた。

まぁ冬なんだから寒いのは当たり前か。

寒いときに寒く、暑いときに暑くないと、それはまた異常ということになってしまう。

寒い寒いと首をすくめて散歩をしていると、ひっそりと春に向けて準備をすすめているやつを見かけた。

ジンチョウゲ。

そう、僕が一番好きな植物のひとつ。

何度も書いているように、その香りをかぐと胸がぎゅーっと締めつけられるような気になる。

多感なころのいろいろな複雑な心境がこの香りとともに鮮明に思い出されるのだ。

そして東日本大震災のあった3月11日にも、このジンチョウゲは咲いていた。

そんなあれやこれやがジンチョウゲの香りに詰まっている。

今彼らは花を咲かせるために、芽からつぼみが出て、それが日々膨らんできている。

たしかに寒いんだけど、春もそう遠くないと知る。


0 件のコメント: