2008年9月15日月曜日

ニュースの現場
    
   
ちょっと前、新聞に 「銀座のド根性キリ」 という記事が載っていた。
   
なんだ、そりゃ?と思って記事を読むと、
「銀座のデパート前のコンクリートの割れ目にタンスの原材料となったりするキリが昨春芽を出して、今では通行人が足を止めるなど、ちょっとした名所になりつつある・・・」
といったような内容だった。
    
わざわざ行くまでもないが、近くを通ったら見てみようと思っていた。
そして、連休初日の土曜日の夕方、日本に新進出するH&Mに並ぶ長い長い行列を横目に銀座の歩行者天国を自転車を押して目的地に向かった。
   
余談だけど、このH&Mはヨーロッパどこに行っても見掛ける「大衆」衣料品とイメージで、こんな銀座の一等地にこんなに人が大行列して入るようなモノとはちょっと違う気がするのだけど。
ロンドンのH&Mに行ってごらんなさい。並ばずにすぐに入れて、そのフツーさに拍子抜けすると思うよ。
新しモノ好きってことかな、と300メートルほどの行列を見ながら思った。
   
閑話休題。
  
ありました、キリ
  
かなり成長していて高さは3メートル位あるだろうか。
横に立っている人と比べてみると分かる。
  
ただ、目立つかと言われれば、ちょうどデパートの花屋が同じ軒先にあるので、そこで陳列してある植物とうまい具合に混ざって、言われないと気付かずに通り過ぎてしまいそうだ。
   
   
それらと違うのは、鉢に植わっているか?という点で、ご覧のようにコンクリートの僅かな隙間に根をはっている。
どうやら成長とともにコンクリートを押しのけて、その勢力を拡大しようとしているようにも見える。
   
はたしてこのキリの行く末はいかに。
どこまでも大きくなるのを見守られるのか?
デパート側に安全上の問題などと言われて切られるのか?
心ない通行人にイタズラされて傷ついてしまうのか?
自然保護団体に植え替えられて、別の安住の地に引越すのか?
  
しばし注目していこうと思う。
  
  

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