今年、植物に関して一番の出来事は「ギンリョウソウを見た」ということだろうなぁ、今のところ。
ご存じの方、そしてすでに見て知っているという方もいるとは思うけど、ギンリョウソウは森などのキノコと共生しているいわゆる「腐生植物」なんであります。
自分では光合成しないので、葉緑体をもたないのでこんな白い色をしている。
森の木陰で白く頭(こうべ)を垂れているようすからユウレイタケという別名もある・・・などとは本や図鑑などで知ってはいたけど、お恥ずかしながら本物を直にこの目で見るのは生まれて初めてだったので、とても興奮した。
さらに、誰かに「あそこに咲いているよ」と教えてもらったわけではなく、たまたま林を歩いていたら「発見」してしまったものだからことさら興奮した。
そのときは誰もいなかったので、誰かとその興奮を分かち合うこともできず。
後でその場所を良く知る人に「ギンリョウソウを見たんですよ、あそこで」とちょっと自慢げに話したら、すでにご存知とのこと。
なんだ知らなかったのは僕だけだったのか。
でも良いんだ、そんなことは。
生で本物を見ることの大切さをすごく感じたし、自分でそれに気づけたことにも満足。
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