とあるお宅の前を通りかかった。
塀ぎわにあるのはモクレンか、はたまたコブシか。
それ自体は珍しくもないので通り過ぎようとしたところ、目の高さよりもちょっと上の異変に気付いた。
木の幹の半分くらいが塀の上にのかっていたのだった。
木が生長する際に塀があって、塀を避けるように幹を太らせていったのだと思われるが、こうなるにはかなりの年月が必要だったはず。
なんたって幹ひとつ分まるまるなんだから。
木の幹には導管と師管という管(くだ)があって、それで水や養分のやり取りをしている。
この塀に接した部分ではもちろん水や養分のやりとりは無いはず。
そうなると本体と繋がったほうでそういうことをしているのだろう。
大した生命力である。
ただし、強度としてはどうだろうか。
ここまでになる間に台風などの悪条件もあったと思うが、それなりに凌いできた。
パッと見た目には健全な木だけど、この木に登るかと問われれば登らないなぁ。
こういう感じはプラタナではよく見かけるけど、モクレンあるいはコブシでは初めて見たなぁ。
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