2009年1月23日金曜日

ガンバレ、農家!!
   
    
所用があって茨城県に出掛けた。
   
用を済ませて常磐高速に乗ろうと車を走らせていたら 「鉢花生産直売」の看板を見かけて車をUターンさせた。
   
   
雨に煙る冷たい空気の中、車を降りて様子を伺っていたら、温室の中に人影を見つけた。
  
「スミマセーン、ちょっと見ていいですか?」
  
20代後半~30代前半と思われる若い彼は 「どうぞ」と快く答えてくれた。
  
温室でどうやって育てているのか?
こんな季節に一体何を育てているのか?
何か困っていることはないのか?
商売的には順調なのか?
  
ハッキリ言えば、野次馬的で大きなお世話であるが、本当に興味があるし、応援したい気持ちもある。
  
この若い旦那は仕事の手を休め、照れながらも色々と気さくに話をしてくれた。
   
  
市場に卸すと買い叩かれてしまうが、直売は固定客が東京からも買いに来てくれて利幅もある。
でも固定客だけに従来の価格を見直して値上げすることが出来ずにいる分、キビシイのも事実だ。
  
いかに売れ筋の品種を作るか。
売れ筋で人気がある品種はほぼ品種登録されているので、それを扱う場合にはロイヤルティ(パテント料)を払わなければならない。
そこで、まだ皆が手をつけていないような魅力ある植物を探してきて育てるなんていうこともやっているらしい。
  
品種登録、ロイヤルティ・・・・。 あまりピンとこないかもしれないけど、これは種苗法という法律があって、品種改良する人たち、すなわち育種家の人たちの権利を保護する制度があって守らなくてはいけないことなのだ。
この辺は奥が深いので今後折をみてじっくり解説していこうと思う。
  
それはさておき、この若旦那は本当に人柄の良さがにじみ出ていて思わず応援したくなってしまった。
僕がお邪魔したときは丁度シクラメンの花がらを取っている最中だった。
手間がかかる分、それが報われるような値段がつくと良いのだけど・・・。
  
  

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