2008年10月5日日曜日

アケビ Akebia quinata
    



  
この前、植木屋仕事をしに出掛けた先で、昼休み散歩をしていたらアケビを見かけた。
  
つるが一階から二階までぐるぐると伸びた立派なアケビで、実も沢山なっていた。
  
残念ながら実はなっていたけども、ひとつも開いていなかった。
  
このアケビというやつは、実が熟すると果実がパカッと割れて中の種が見えるようになる。
「聞くところによると」この種を包む部分が甘くて美味しいらしい。(花咲ジジイ未体験)
  
英語名も Chocolate vine というらしく、チョコレートのような味がするのだろうか、などと想像してしまう。
  
そして、今日の夜。
お蕎麦屋さんに夕食を食べに出掛けた。
  
なかなか高級、本格的なお蕎麦屋さんで、壁にはナント、アケビが実をパカッと開けた状態で飾ってあった。
  
夕食を食べに出掛けたので、特にカメラは持っていなかった・・・。
「くっそー、なんでこんな時に!アケビが実を開いているんだゾ!」
  
カメラを持ってこなかった自分を呪った。
  
そばを食べにきて、恨めしそうにアケビを眺める僕を気の毒に思ったのだろうか、知人が「携帯のカメラで撮ったら?」とアドバイスしてくれた。
  
自慢じゃぁないが、僕の携帯は「話す」「メールする」の基本機能にほぼ特化したシロモノで、写真を撮っても全て心霊写真のようにしか写らない。
  
「じゃあ、これ使いなさいよ」
と言って親切に貸してくれた。

それを自分のメールアドレス宛に送っったものが今日の写真の2枚目である。
  
おおーっ、キレイじゃあないの。

スゴイ!
あまりに鮮明に撮れているので腰が抜けそうになった。
  
これじゃあ、一眼レフなんかいらないじゃぁないの、と。
  
この前のヤマボウシではないが、是非どんな味がするのかアケビを口にしてみたかったけど、店のディスプレーに手を出したのではシャレにならない。
今後出入り禁止になりかねない。
  
そういった訳で自分の携帯の使えなさと、目の前のアケビを目で愛でるだけというストレスにちょっとフクザツな気持ちで店を後にしたのであった。
  
本当に最近のテクノロジーってやつには残念ながら付いていいけていない。
花咲ジジイをやめて、浦島太郎に改名しようかなと思う今日この頃である。
  
  

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